あとがき

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あとがき - (2021/05/13 (木) 21:10:02) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/09/24(月) 08:59:43
更新日:2021/06/04 Fri 21:12:48
所要時間:約 4 分で読めます




『あとがき』とは、漫画や小説の巻末にある、作品解説や作者の近況報告をする為のページである。

基本的に『あとがき』は多くて数ページ、短いものだと1ページもマトモにないようなモノが多い。
内容は作品の解説やキャラの初期デザインのラフ、一枚絵のイラストや作者の近況報告といったものが多い。

他にも4コマが描かれていたり、登場人物同士が対談したり、本編のイメージから大きくかけ離れたカオスな外伝が展開されたりもする。
そのようなあとがきに力を入れすぎてあとがきが本編とまで言われるケースも。
むしろそれが作者の特徴になっていて、あとがきの方を楽しみにする読者までいる。

また、小説に多いケースだが、あとがきに作品についての解説が書かれているケースもある。
この場合は作者自身でなく他の作家等が書いている。(特に作者と親交のある人物が書くケースが多い)
その筋のジャンルの歴史や、同ジャンルの他の作品を知ることが出来たりもするので、一度目を通してみるのもいいかもしれない。


【あとがきが有名な作品】

●『HELLSING
平野耕太による中二病全開漫画。
基本シリアスながらもハッチャける時はとことんハッチャける振り幅の強い作品だが、あとがきはそれ以上にカオス。キャラ崩壊はなんのその、兎に角カオス。
なお、あとがきだけでなく、カバーの著者紹介や裏表紙までもカオス極まりない状態になっている。


●『魔法先生ネギま!
赤松健による少年漫画。
正統派なあとがきが書かれている漫画の一つ。
主に独自の魔法用語の事細かな解説や、設定資料や作中で使われるCGの紹介と解説、
さらには主人公・ネギが受け持つクラスの生徒名簿等、半ばデータベースとも化している。


●『鋼の錬金術師
荒川弘による少年漫画。
単行本巻末のあとがきには4コマ漫画が描かれており、内容は中々カオス。
とあるキャラクターの一人は「4コマに使うネタのためにこういう髪型にした」と作者に言われたことも。
完全版にはあとがきと4コマが収録されていないため、完全版を買った後に単行本の方を買った読者も多いかもしれない。
2017年11月には単行本の巻末やアニメDVDの特典、その他関連書籍で描き下ろされた本作の4コマだけをまとめて収録した『鋼の錬金術師4コマ』という本が発売された。


●『キノの旅
時雨沢恵一によるライトノベル。「あとがきが本編」を体現する作品の一つ。
あとがきの多彩さとカオスっぷりは他に類を見ないほどで、
内容はもちろん、『あとがき』なのに何故かフだったり、冒頭や巻中やカバー裏にあったりする。
そのあまりのカオスっぷりが突き進んだ結果、あとがきから派生したスピンオフまで出る始末。
挙句の果てにはアニメのエンディングにもあとがきをぶち込むという長年の夢を叶えてしまった。


●『本日の騎士ミロク
田口仙年堂によるライトノベル。
一巻を除く全ての巻であとがきの半分以上を主人公たちのキャラだけ借りた別ジャンルのSSに費やしている。
例:学園BLもの 舞台が原始時代 『本編はお芝居でした』
後ろに書かれる作者の裏話も結構カオス。


●ビアンカ・オーバースタディ(星海社FICTIONS版)
時をかける少女でお馴染み、日本を代表するSF作家・筒井康隆によるライトノベル。
太田が悪い。
だがここで書いた「続編『ビアンカ・オーバーステップ』ヨロ」の言葉を本当に実現した作家が出てきたりした。
なお角川文庫版ではあとがきも解説も付かなかった。


くぅ~疲れましたw(コピペ)
個人サイトが主だった頃の二次創作にありがちなあとがきの集合体。項目参照。



追記・修正はあとがきを書き終わってからお願いします。


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