GREAT THING

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GREAT THING - (2022/12/13 (火) 01:01:39) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/02/23(水) 10:14:18
更新日:2024/01/15 Mon 17:58:30
所要時間:約 5 分で読めます








WARNING!!



A HUGE BATTLE SHIP

GREAT THING

IS APPROACHING FAST.





GREAT THING(グレートシング)とはダライアスシリーズにおけるラスボス筆頭であり、人類及びプレイヤーの天敵。
プレイヤーからの愛称は「鯨」「デカブツ」「GT」など。中には「偉大なるモノ」というのも。
造形のモチーフはマッコウクジラ。

ほぼ全ての作品に登場し、ほとんどの場合最強のラスボスとして自機シルバーホークの前に立ちふさがる。
また、大抵はベルサー軍を統括する旗艦という位置付けで、撃破するとその後のエンディングで周囲の戦艦や兵器が機能停止を起こしたりする。

基本的なデザインは代々変わらないが、シリーズを追う毎に重武装化していった(勿論攻撃もより多彩に)。
このボスを象徴する武装としてイルカの形をした弾(通称イルカ弾)とドリル型ミサイルがある。
特に、ドリルミサイルはシリーズ共通で30000点という実にボスパーツ一つに匹敵する驚異の点数を誇り、スコアを稼ごうとなるとほとんどの場合こいつが絡んでくる。


このボスを撃破する事をシューターの間では「捕鯨」と呼ばれ、これの完遂がシリーズを通して1つのステータスとして扱われる。


◇登場作品

◆ダライアス
ZONE Zに登場。後述の回収した「G.T.」を復元したものだが不完全という設定。
この頃はまだおとなしめであった…ということは全くもってない

OLD.Verではこちらのショットをウェーブへ進化させて遭遇すると耐久値が凄まじいレベルまで増加。
普通に撃ち込むだけだとBGMが2ループしてもピンピンしている・・・それどころか永久パターン化防止キャラであるヤズカの撃ち返し攻撃が始まる程超硬くなってしまう。
そのため、ラスボスの中で「攻めの鯨」「避けのオトシゴ」としてツートップを張った。
一応下Zルートはアームが大量に出るのと、NEW.Verまでは安地があるため、一番初心者向けルートと言われているのは内緒。
あと正面砲台のレーザーが詰まって撃たなくなったり、何もない空間に居るにも関わらずドリルミサイルに当たったことになっていきなりこちらが即死*1させられたり(通称:ドリル弾バグ)と妙に怪しい挙動もちらほら。
EXTRA.Verでは耐久値こそ常識的な硬さに落ち着いたが、前述の安地が潰された上に
イルカ弾の撃ち返しが炸裂時に動かずにいると当たるように変わった為、NEW.Verまでと同じ感覚で戦うともれなく痛い目に遭う。
ボスの動きが激しくなった関係で斜め方向へすっ飛んでいくドリルミサイルはなかなかシュール・・・かもしれない。

スコア稼ぎでは残機を潰して高得点のドリルミサイルを破壊する必要があるため、アーム(バリア)無しで凶悪な弾幕を避け続けなければならない。
その圧倒的な強さと、スコアアタックの際に立ちはだかる壁としての存在感から、多くのプレイヤーを捕鯨の虜にした。

BGMは「BOSS SCENE 7」。元々全てのラスボスとの戦闘で流れるBGMだが、現在では完全にこの鯨のテーマとして扱われている。


◆ダライアスII
初代のラスボス勢が中ボスとして再登場する中で唯一、中ボスとして再登場しなかった。
しかし、スーパーダライアスIIでは…。


◆ダライアス外伝
ZONE Z'に登場。正式名称は「グレートシングMk-II」。
曲のサビと同時に都市を破壊しつつ浮上、そのまま高速機動戦へ突入するシチュエーションはプレイヤーを唸らせた。
全体的に丸みを帯びたフォルムに進化を遂げ、圧倒的な弾幕を放ち、特に最終形態をボンバーなしで避けるのは至難の業。

一応、単純な攻撃の激しさ"だけ"なら新入りのストームコーザーに一歩譲るが、あちらはBHB一発+張り付き連射でほぼ即死or瀕死になるレベルの紙装甲。
いつも通りの超耐久力は単純ながらその強さを雄弁に語る。長時間の弾避けを強いられるので総合力的にはGTの方が強いんじゃないかな。
白玉なしだとどれだけ撃ち込もうが耐久値が笑えるレベルで減らなくて軽く絶望できる。これはSwitch/PS4移植版追加要素のボス耐久値ゲージ表示をONにするとよく分かる。ある意味必見。

BGMは「SELF」。といってもこのボスだけに限らず全ボスというか全最終ステージ共通だけど。
幻想的かつ緊張感のある曲調は、前述の演出と相まってプレイヤーの中でも評価が高い。
ただ登場演出まで含めるとZONE Yのオディアストライデントの方が上位か。


◆Gダライアス
「G.T.」としてZONE ο(オミクロン)に登場。
シリーズの世界観としては最古のグレートシング。
耐久は全ボス中最高、更には砲台がもれなく再生するというオマケ付き。

上側ではニュークリア砲を、下側では次元砲を装備して登場する。
次元砲にαビームをかますと謎の打ち込み点がとんでもなく入るというバグがあり、これはスコアアタックでは必須のテクとなっている。
攻撃は熾烈だが、実はランダム要素がほぼないため、パターンを覚えてしまえば倒すのが飛び抜けて難しいって程ではなかったりする。
むしろ、攻撃が熾烈な上にランダム全開のヘビーアームズシェル(オサガメ)の方が強かったりするのは内緒。

BGMは「A d a m」。実はオープニングでも流れる。例により5ルート中4ルートで共通というのは禁句。
前ステージのファイアーフォスルに曲を横取りされたライトニングコロナタスは泣いていい。
機械的でありながら生物的、叩きつける暴力と包み込む荘厳さを同時に感じさせるカリスマ溢れるメロディーは、作曲者OGRの極致とも。

このボスを撃破して見られるエンディングでは、シリーズ因縁の敵ベルサー、そしてその象徴である「GREAT THING」の誕生に秘められた真実が語られる。


◆ダライアスバースト
ZONE Kに登場。
携帯機ながらシリーズ最大の大きさを誇り、再び破壊できなくなった砲台から怒涛の猛攻を仕掛けてくる。
イルカやドリルミサイルも比類無き強化を遂げ、特にドリルミサイルは撃ち漏らすと自ら炸裂するためダメージほぼ確定。
上手くバーストを盾にしなければ苦戦必至。
途中のバースト振り回しはカウンターを決める以外に回避方法がないため、そもそもバーストが無いオリジンではアームが切れたらほぼ死亡確定。
一応敵のバーストにボムを当てる事で遮断させることができるのでそれを使って抜けることが可能だが、タイミングがほぼ一瞬しかなく、とても狙ってできるものではないため、やはりアームを持ち込むことに越したことはない。

BGMは「Hello 31337」。ついに単独で専用BGM取得に至る。
ダラバー中唯一のOGR曲。つかこいつだけ雰囲気がGダラ。
前作の「A d a m」からさらに洗練された音画は、プレイヤーの緊張感と昂揚感を否応が無しに高める。
曲名の「31337」はLEET表記で「ELEET」となり、ようこそエリートパイロット、といった一種のジョークとなっている。
この曲はプレイヤーのみならず、非プレイヤーからの評価も非常に高い。


◆スーパーダライアス
相変わらずZONE Zに出現するが、大幅に耐久が下がっており、ドリルミサイルの得点も1/10になっている。
ただし、正面砲台のレーザーが即死攻撃(アームを貫通してシルバーホークに直撃すると一撃死する)へ強化された。

Huカード移植版のダライアスプラスでは容量の関係で残念ながらリストラ。


◆スーパーダライアスII
ZONE Vの中ボスとしてまさかの再登場。ファンを驚愕させた。
・・・のはいいが、どういうわけか象徴であるドリルミサイルをオミットする暴挙に走った。
中ボスであるためか耐久値も柔らかく、どこか残念なデザインも相まってか、コレジャナイという人も。


◆ダライアスツイン
「HYPER GREAT THING」として登場。
なにがハイパーかというとドリルミサイルが破壊不可になったことぐらい。
事実上のラスボスであり、こいつだけ専用曲(「BOSS SCENE 7」のSFC音源アレンジ)をひっさげて登場。同じステージのフルメタルシェル(亀)は泣いていい。
ボスの周辺を反時計周りに回りつつ戦ったりと攻撃はなかなか熾烈で耐久値も全ボス中最高…なのだがウェーブだとすぐに死ぬ。

なお、真エンドを見るにはこいつ(とその前のステージでレッドミスト(ミズタコ))の撃破が必須となる。


◆ダライアスフォース
「GREAT FORCE」という亜種が登場。こっちはザトウクジラがモチーフ。
なかなかデザインはかっこいいが弱い。まぁラスボスじゃないし・・・。ただし、こいつが現れるZONE Mの道中はかなり鬼畜。
ドリルの代わりに波動拳を撃つ。


◆サーガイア(GB版)
最終ゾーンに登場。2度目のボスラッシュの大トリを勤める。
他の作品とは異なり開いている口が弱点。口からはイルカではなくドリルミサイルを発射する。

砲台が破壊できるようになったのはここから。
始めはツインのようにボスの周辺を回る(ただしツインとは逆に時計回り)形で戦闘となり、砲台を全て壊すと正面での撃ち合いとなる。
BGMは「BOSS SCENE 7」のGB音源アレンジ。本作では1度目のボスラッシュの大トリであるビッグマーマン(マンボウ)でも流れるため、こいつだけの専用曲ではない。
OGR氏による監修が入っているだけあって、GBでありながら再現度は極めて高く「オーパーツ」と言われるほど。


◆ダライアスR
ステージ数減少等の影響を受けて未登場。
だがゲームの出来が非常にアレだったこともあり、「鯨が出なかったのは不幸中の幸い」「恐れ多くて出せなかったのでは」とネタにされることも。


◆ダライアスバーストアナザークロニクル
ZONE Lに登場。画面が大型化(ギネスにも登録された)したことに伴い巨大化。その大きさは大型ワイドモニター2枚でも納まりきらないほど
凄ぇ!A.C.!
もちろんシリーズ最大であり、同時にアーケードSTGの中でも最大級の巨体を手にした*2

攻撃も激化しているが、画面の大型化やバーストの燃費向上のため相対的に弱体化した面もある。
ただ非バースト機では最初の3WAY+その他の部分に追加された固定軌道の赤球が鬼のようにやらしく、3WAYの誘導を怠るとあっさりと連続被弾する。
PSP版ではオリジン殺しといわれた上述のバーストビーム振り回しはオリジン・セカンド・外伝でも避けられるように調整された。

クロニクルモードでは簡単なエリアでもわらわら出てくる上に、バージョンアップ「UNLOCK.A」になってからは、G.Tの亜種「G.T.V」が登場。
原種より凶悪に強化された攻撃でプレイヤーのド肝を抜いた。EXフェイズ2になってから追加された「オリジナルEXモードQ-U-Zルート」では堂々のラスボスを演じる。
さらなるバージョンアップ版「UNLOCK.B」では亜種「G.T.B」が到来。
公式で「ベルサー軍最大最強の戦艦」とまで言わしめる破壊的火力と圧倒的防御力をもってプレイヤーに襲いかかる。
さらに専用BGM「Final」が与えられ、そのカリスマは極限に達したと言っても過言ではないだろう。


◆ダライアスバーストクロニクルセイバーズ
CSモードにも登場。画面比率がバーストとほぼ同サイズに狭くなったが攻撃内容はACのまま。
GT横向き時に後ろに回るというパターンが使えなくなり、正攻法でのガチ避けを強いられるように。
「裏回りすれば余裕」と高を括ったACで慣れたプレイヤー達を次々と絶望へ叩き落とした。
更に画面比率が変わった(上下がACより狭くなった)影響で原種とG.T.Bのバースト振り回しが再び回避不能攻撃に。*3
これらのこともあって原種はもちろんだが、それ以上に亜種のG.T.VとG.T.BがACとは比べ物にならないレベルで凶悪化。
新入りでありながら凶悪な強さのギガンティックバイトや更に悪化したおみくじ攻撃を持つサベージルーラーと並んで、名実共に最強クラスのボスの一体となった。


追記・修正は、ヤズカから撃ち返しが来るほど粘ってドリルミサイルで稼いでからお願いします。

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