こうじょうけんがく

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こうじょうけんがく - (2017/09/13 (水) 21:06:40) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/11/27(日) 20:16:28
更新日:2024/02/06 Tue 10:44:14
所要時間:約 5 分で読めます




こうじょうけんがくとは、『星のカービィ64』のBGMの一つ。
レベル5「ブルブルスター」のステージ4で流れる。
このステージでは曲名通り、工場の中を通りながらクリスタルを回収していくことになる。

機械的でどこか物寂しげな曲調であり、プレイヤーからは神曲と評価が高い。


…と同時に、トラウマBGMとしても有名である。



えっ?何でトラウマかって?


それは、このステージの異常な鬼畜さに由来するからである。

まず、工場に入ってすぐ左右からロックンが襲ってくる。
ロックンからはボムのコピー能力が入手可能だが、ぶっちゃけこのステージではいらなかったりする。
しばらく降りていくと、クリスタルのある場所に到達するが、ブロックに阻まれて取れない。
それらのブロックはニードル+ストーンで破壊可能だが、途中のシャッツォに気を付けながら取る必要がある。



だが、ここまではほんの序の口にすぎない。
ここからが真の地獄である。


次のステップでは、デデデを操作してシャッターを壊しながら進むのだが、途中の巨大ハンマーに気を付けなければならない。
なぜなら

叩かれたら即死するからである。


即死するからである。

大事なことなので2回ry

しかもベルトコンベアが常に動いているから、足場を確保しにくい。
更に悪いことに、途中にはゴルドーもいて、ジャンプのタイミングも把握しづらい。
ハンマーに潰され、何度デデデの帽子の飾りが取れたことだろう…。


さて、ハンマー地帯を通り抜けると引き続きベルトコンベア地帯。
先程よりはまだマシな方だが、油断してるとドネンに潰されたりジャキンに挟まれたりするので注意が必要。
なお、ここでスパーク+カッターのミックスコピーを取らないと、後々悲惨なことになる。
余談だが、ここの背景には培養液に浸かっている生き物たちがいる。
容姿こそ可愛らしいが生物実験でもされていたのかと考えるとなかなか不気味。

ベルトコンベア地帯を突破したら、中ボス・デカバーニスと戦うことになる。
周りはマグマに囲まれており、足場が狭いため苦戦すること間違いなし。
勝利したら天井のカゴの中にクリスタルが出現するのだが、直前のステップで取ったスパーク+カッターで取らなければならない。
ここまで来たら、どこか悪意を感じるのは気のせいだろうか?



中ボスを倒し、クリスタルを手にして一安心…と思って次の部屋に行くと、巨大なプレス機が上下に動く地帯に入る。

そう、このプレス地帯こそが

ステージ最大の難所にして、鬼門と呼ばれる場所である。


上下するプレス機をかいくぐって進むことになるのだが、慎重に進まなければならない。
…もう、理由は分かるだろう。

プレスに挟まれたら即死するからである。


即死するからである。

大事なことなのでry

途中の窪みや、プレスの凹んでいる場所で一息つきながら、タイミングを見計らって進む必要がある。
後半ではシャッツォの弾が飛んでくる上、狭いプレス地帯をノンストップで走り抜ける必要がある。
シャッツォの弾に当たり、ノックバックでプレス機に押しつぶされてしまう。
何度も押し潰され、ここで心が折れたプレイヤーも多いだろう…。




プレス地帯を潜り抜け、やっとこの地獄ともおさらばか…?
と思いきや、そうは問屋が卸さない。
ここからが最終難関である。

今度は迫る電気の壁から逃げながら、上へ上へと登っていかなければならない。

もちろん、壁に潰されたら即死する。


即死する。

大事なry

しかもクリスタルがとある階層の奥にあるのでややこしいったらありゃしない。
クリスタルを取ったのに押し潰されて即死したプレイヤーも多いはずだ…。
その上、前と後ろから迫ってくる壁もあるが、落ち着いて壁の隙間に入り込めば問題ない。

クリスタルも取り、最後まで登り切ったらゴールまで一直線。
お疲れ様でした。



以上のことから、このステージの異常な鬼畜さ神懸ったBGMと合わさり、
プレイヤーの心に大きなトラウマを残すことになった。
アクション慣れすると案外ノーミスでサクサク進められるのだが、いかんせん当時のちびっ子達がどれほど強烈なインパクトと絶望を叩き込まれた事か…




<以下余談>


後に発売されたDSソフト『タッチ!カービィ』に、この悪夢が再来した。

ステージ名はマッドメカニズム。BGMは勿論、こうじょうけんがくのアレンジである。
流石HAL研、よく分かってらっしゃる。

64程の鬼畜さではないものの、最初のステップからプレス機、嫌らしすぎる位置に置いてあるメダル、周囲針のむしろにワープするゴールと、やはり初見殺しなステージである。



それから7年の時が流れ、『星のカービィWii』が発売。
64以来のカービィ本編を早速プレイし、グランドローパーを打ち破りハルカンドラに到着したプレイヤーを待っていたのはエッガーエンジンズだった。

64をプレイした人なら到着した瞬間、こうじょうけんがくを思い出しただろう。

全くその通りである。

殆どのステージに配置されたプレス機、プレス機、プレス機。
心臓に悪すぎである。

更に画面奥から放たれる大砲や、流水が面倒すぎる水中ステージ等、新たな嫌がらせギミックを用意している始末。
心残りな所はあのBGMが流れなかった事と、せっかくハンマーが置いてあるのに食らっても即死しない事だろうか……


因みに、エクストラ版エッガーエンジンズのボスであるメタルジェネラルEXを撃破すると、追加ボスであるHR-D3が登場する。
名前の由来は言わずもがな。



また、『ウルトラスーパーデラックス』のミニゲーム「爆裂コンベアタッチ!」でも、こうじょうけんがくのアレンジが流れる。
どんだけこうじょうけんがくが好きなんだHAL研。


その後『トリプルデラックス』のミニゲーム「カービィファイターズ!」ではステージの一つとして遂に復活を果たした。
流石に即死とまではいかないが原作よろしく、ハンマーに押し潰されるとダメージを喰らうだけでなく、ペチャンコ&ペラペラになってしばらくは行動不可能になる。
BGMも原曲を使用してるもんだから、当時のプレイヤー達のトラウマが甦ったのは言うまでもない…。


そしてまたまた、『ロボボプラネット』で、アレンジBGM「はつでんしょけんがく」として復活。一撃必殺ではないが、ハンマーも登場した。
なお、サントラにてこのBGMに続く二曲は「ヤラレ」、「ゲームオーバー」
並びに悪意しかない!!



プレスやハンマーに何度も押し潰されまくった方、追記・修正をお願いします。

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