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あかほりさとる - (2015/12/03 (木) 18:54:35) の編集履歴(バックアップ)
登録日:2012/01/25(水) 23:37:05
更新日:2023/11/09 Thu 21:22:43
所要時間:約 3 分で読めます
あかほり さとる
本名 赤堀 悟
通称外道、帝王、あほさるなど
日本の脚本家・小説家でありSATZ社長。
愛知県出身で明治大学
農学部農業経済学科卒。
妹は各種ゲームアンソロの4コマ漫画などでお馴染みだった漫画家の奥谷かひろで、妻も漫画家の北川みゆきである。
大学在学中の1986年に、小山高生主宰の脚本学校「アニメシナリオハウス」を受講。翌年に脚本家集団「ぶらざあのっぽ」発足にも携わる。
その翌年にアニメ「ホワッツマイケル」でデビュー。
その後、アニメのみならず様々なメディアミックス展開に関わっていき、アニメ脚本家、漫画家、小説家、ラノベ作家、ラジオドラマ、ドラマCD、ゲーム脚本、と様々な分野で活躍した。
その結果、90年代アニメブームの仕掛け人・アニメシーンの影の立役者の一人として、いつしか毀誉褒貶を一身に受ける存在となる。
特に、らいむいろ戦奇譚でエロゲライターデビューした時は業界に衝撃が走った。
あかほりの作風は、良くも悪くもストレートでご都合主義が多い。
また、彼の手掛けた小説では、やたら擬音や極端な改行が頻出するのも特徴。
これらの技法は当時としてはあまりにも掟破りで、「ただの行稼ぎ」「小説としてはどうなのよ?」と酷評も多かった。
しかし、これに対しては「小説読む人が余りにもいないから、いっそ漫画みたいな小説なら読むんじゃね?」と反論している。
現在のラノベではこういった擬音・改行が使われることが珍しくもなくなり、何だかんだで彼の作風は業界に定着することとなった。
そして、なんといっても外道。
〆切を無視して飲みに行ったり、ラジオで放送禁止用語をバンバン吐いたりとやりたい放題の限りを尽くし、武勇伝には事欠かず。
よく一緒に仕事をした人間からネタにされている他、本人も認めており、イベントでファンとの「外道!」「外道じゃねえ!」というやり取りがお約束になっている。
また、あかほりは1990年代後半の頃の声優ブームに貢献した偉大な人物の一人でもあった。
現在、
シャフトにおける
斎藤千和、
京都アニメーションの
白石稔や
今野宏美など、
特定のアニメ制作会社が半ばお約束のように特定の声優をお抱えとして起用する事例がよく見受けられるが、
彼もまた自分の作品に特定の声優を専属的に起用したパイオニアである。
あかほりの場合は
水谷優子がそれにあたり、アニメに頻繁に出演していたほか、一緒にラジオ番組をやるほどであった。
あかほりがヲタ業界に持ち込んだものとしては、
それまである程度の教養や前提条件となる知識を必要としていたヲタの世界に分かりやすい楽しめるフォーマットを持ち込んだことが挙げられる。
人気声優をあまた起用した半年で完結するご都合主義ながらも楽しめる物語をたくさん作り出す。
その意味であかほりの作家性は皆無に近く、ある意味秋元康に近いという批判も的外れではないだろう。
しかしながら90年代彼の作品が支持され、その明快なフォーマットは現在でも萌えアニメの多くに流用されているのが原状である。
アニメを庶民的な娯楽にした、あかほりはそうも言えるのではないか。
作品リスト
加筆修正は外道と呼ばれてから……
……外道と呼ばれてからお願いします!
だって外道だしー(はぁと)
- この人の作品って、ほとんどファンタジーで作品が未完のままが多いけど、セイバーマリオットのように当時、苦手ジャンルだったSFを乗り越えた事が良い。セイバーjは哲学的要素もあり、登場人物の葛藤が上手く表現できてて、原作もアニメも両方最高の仕上がりだと思う。 -- 名無しさん (2014-12-18 18:58:45)
- テッカマンブレードのシリーズ構成だと知ったときとシュラトの小説版を読んだときは「これほんとにあかほりか?」と思ったもんだ -- 名無しさん (2015-05-05 10:02:22)
- 本当の意味で賢い人なんだよ。だからこそブレードみたいな傑作も描ける。豚用の作品は、それが金になるから次々と産み出してただけ。 -- 名無しさん (2015-05-05 10:39:49)