Panic! At The Disco

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Panic! At The Disco - (2014/07/02 (水) 23:54:19) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/11/05(土) 05:26:25
更新日:2022/09/25 Sun 09:16:10
所要時間:約 4 分で読めます




アメリカ合衆国ラスベガス出身のポップ・パンクバンド(現在はユニット)。

2ndアルバムリリース時はPanic At The Discoで!が抜けていた。
そのため略称はP!ATDが1stと3rd、PATDが2ndの頃を指すとされるが、割とどうでもいい

◆バイオグラフィー
幼なじみのライアンとスペンサーが高校でバンドを組むことになり、
残りのパートを近所の高校に通っていた友人のブレントと、その同級生のブレンドンを入れて結成された。

環境と金銭的な問題から、インターネットを通じてのデビューを目論んだ4人は、
リスペクトしていたFall Out Boyのベーシスト、里芋ことピート・ウェンツに自作曲を送るという賭けに出る。
すぐにラスベガスに向かったピートは、少し演奏を聞いただけで、
自らのレーベルDecaydance Recordsからの第一弾アーティストとして契約することを決定。
そして2005年、1stアルバム『A Fever You Can't Sweat Out』でデビューした。


◆メンバー
  • ブレンドン・ウーリー(Vo,Gt,Ba,Key)
前世紀のクラシカルなコスプレが大好きなフロントマン。PATDのPVやライブは彼の趣味全開な世界観になっている。
字余り気味の独特な歌詞でも難なく歌いこなす。最近はシャウトがやや多くなっている。
意外とお茶目な性格で、眼鏡をかけるとTOKIOの松岡に似てるとか似てないとか。
今年結婚した。

  • スペンサー・スミス(Dr)
ブレンドンのクラシカル趣味に合わせたドラムセットが特徴的。

現メンバーはこの2人だけなので、実質ユニット扱いである。


◆旧メンバー
  • ライアン・ロス(Gt,Cho,Key)
バンドの結成に関わり、すべての曲の作詞作曲を手掛け、まさしくバンドの中心人物と言える存在だったが、音楽性の違いにより脱退。
もともとはボーカルで、コーラスに定評があった。
現在はThe Young Veinsで活動中で、こちらではメインボーカル。

  • ジョン・ウォーカー(Ba)
1stアルバムリリース後に加入。
ライアンと共に脱退し、The Young Veinsで活動中。

  • ブレント・ウィルソン(Ba)
ブレンドンの同級生。
1stアルバムで作曲も演奏もしなかった(代わりにブレンドンが弾いた)ので、すぐ解雇された。


◆ディスコグラフィー
  • A Fever You Can't Sweat Out(邦題:フィーバーは止まらない)
記念すべき1stアルバム。
長ったらしい曲名、風刺に富んだ字余り気味の歌詞、疾走感溢れる曲調とエモーショナルな要素が満載な一枚。
当初は好調な滑り出しではなかったが、「I Write Sins Not Tragedies」のPVを発表した途端爆発的にヒットし、最終的に200万枚以上売り上げた。
このPVは『MTV Video Music Awards』でマドンナやRed Hot Chili Peppersといった大物を抑えて“Video Of The Year”を受賞した。


  • Pretty. Odd.
1stとは打って変わって60〜70年代ロックを彷彿とさせる(早い話がビートルズ的な)音楽性のアルバム。
ライアンがこのアルバムを出す前に「ビートルズにハマった」という主旨の発言をしていたので、それが基となったと思われる。
そのため、合う人には超名盤と絶賛され、1st路線を望んだファンは離れていくという、まさに賛否両論の一枚となった。

そして、メンバーは1st路線のブレンドンとスペンサー、2nd路線のライアンとジョンという風に二極化し、ライアンとジョンの脱退という結果になってしまった。

脱退した2人はThe Young Veinsで2nd路線を追究するというので、このアルバムがいいと思ったらチェックしてみるのも一興。


  • Vices & Virtues(邦題:悪徳と美徳)
最新のアルバム。やや1stよりだが、これまでの2作より聞きやすくポップな曲が多い。
余談だが、某笑顔動画にリードトラックのThe Ballad Of Mona Lisaとアイマスのコラボ動画がある。


……とまあ、このようにアルバムによって大きく音楽性を変えるバンド(ユニット)なので、
1枚聞いて「合わない」と思っても、切らずに他のアルバムも聞いてみてはいかが。


◆ライブ
ライブハウスを劇場のようにしたり、本物のサーカス団と共演したりと独特の雰囲気作りに余念がない。

ライブではQueenKiller QueenやRadioheadのKarma Policeなど、様々な名曲をカバーした。

日本でもサマソニに2回出演し、着実に知名度を伸ばしている。
2011年はシーンで絶大な人気を誇るマキシマムザホルモンの前という何ともやりづらいポジションだったが、
腹ペコの間で新たなファン層を拡大したことだろう。


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