いーちゃん(戯言シリーズ)

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いーちゃん(戯言シリーズ) - (2018/07/06 (金) 23:42:46) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/08/10(火) 18:11:38
更新日:2023/10/23 Mon 21:49:14
所要時間:約 3 分で読めます




いーちゃん(戯言遣い)
※本名不明

戯言シリーズ』の登場人物。
主人公で語り手。


19歳。神戸出身。《戯言遣い》《欠陥製品》《人類最弱》《狂犬病》《無為式》《切腹マゾ》。

必殺技は戯言。
ただし名前を知らないもしくは名前のない人には効かない。
その言葉通り、登場人物はおろか読者さえも平気で騙す。
ミステリーの方法論的に言う「信頼できない語り手」というやつ。

また、「何もしなくても周囲を狂わせ破滅させる」というスキル(?)の持ち主。
《無為式》の名はそこからついた。

中学二年の頃、玖渚友に出会う。そして玖渚機関にたった一人で反発し、その罪を逃れるために玖渚直の計らいでERプログラムに参加、アメリカのヒューストンで5年間を過ごす。
ERプログラムを中退後、鹿鳴館大学に留学生入学。
本名で呼ばれたことがほとんどない。本名で呼んだことがあるのは3名だけで、全て「生きていない」。
呼ばれ方は様々(「いーちゃん」「いっくん」「いーたん」「いの字」「いー兄」「いーの」「いのすけ」「いーいー」「いっきー」等々)。

メイドが好き。メイド服も好き。女装も似合う。物忘れが激しい。めちゃくちゃ惚れっぽい。泳げない。


クールに見せているが、取り乱すこともしばしば。男性にはとても冷たい。性格はツンデレ。売られた喧嘩は転売する性質。
また本人の語りやキャライラストだけだと「喋りや内面はネガティブでいかれてるけど見た目は普通」くらいに見えるが、『クビシメロマンチスト』で彼と会話した刑事の佐々沙咲は同シーンを彼女目線で描いた『零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係』で、
「これで犯人じゃないなんて詐欺だ」・「こいつだったら殺人以上の事をやりそう」・「雰囲気や眼が非人間的過ぎる」(以上意訳)等とんでもない評価をしている。まさに《無為式》。
武器は自分で調達せず、基本的に人から貰った(又は奪った)物しか使ってない。

車やバイクについて独特のこだわりがあり、白いヴィンテージモデルのベスパを「ラッタッタ」と呼ぶと怒る。トレードマークは◎(二重丸)。

いーちゃんの本名は本編中では明らかになっていない。
本名を教えたことがある人は1人、呼んだのは3人(井伊遥奈、玖渚友、想影真心)。
とはいえ、葵井巫女子らは呼ばないにしろ学籍簿などで知っている可能性が高い。

ニックネームは「いーちゃん」の他、「いーたん」「いっくん」「いの字」。
クビツリハイスクールで、萩原子荻にヒントを出している。
名前をローマ字で表記した場合、母音が8つ、子音が7つ。
「あ」を「1」、いを「2」(中略)んを「46」と名前を数字に変換すると、本名の総和は134。
言い当てた(らしい)萩原子荻によると「変わったお名前」。

作者、西尾維新によると「いい名前」で「どこの世界とも張れる名前」。
なお、上のヒントの場合、100万通り以上の回答がある。
ただし、本人の性格的にクイズの内容が真実とも限らない


いーちゃんの名(迷)言。
「戯言なんだよ」・「戯言だけどね」

「ばいばい、セリヌンティウス」

「子荻ちゃん、胸が大きいよね」

「そうそう、いくらぼくでも死体までは守備範囲に含めてませんからね――って、違いますよ!」

「め……メル友だから」

「みいこさん、ちゅー」

「立てば嘘吐き座れば詐欺師、歩く姿は詭道主義――」

「《世界征服、ただし世界が百人の村だったら》みたいなっ!」

「義を見てせざるは勇なきなり、強きを挫き弱くを助く。まさかこのぼくが、困っている人を助けないわけがないでしょう」

「ふむ。そうですね。こうして見る限り、うん、死んでますな」

「そうなんですか。へえ……。山って全部杉が生えてるものだと思ってました」

「既に無事じゃないですよ。あんなところに監禁されてしまって……。しかしそうですね、自信ですか。……、一つだけ言える事があるとするなら」
「こういったパターンは今までに何度か体験しています。その内一つとして、このぼくに解決できなかった事件はありません」

「全く因果な人生だよな、人間失格」


「このライトノベルがすごい!2005」「このライトノベルがすごい!2006」では、2年連続で男性人気キャラクターランキング第1位、「このライトノベルがすごい!2007」では同ランキング第2位を獲得した。









追記・修正なんかしなくていいよ。

戯言だけどね。

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