ほしのの。

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ほしのの。 - (2015/12/19 (土) 00:49:33) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/06/04(月) 18:00:02
更新日:2023/12/27 Wed 11:29:36
所要時間:約 5 分で読めます





願いを掛ける白線を、ずっと、待っていた。

星を、待っていた。


ほしのの。とは、吉村麻之が2007年の6月にむきりょくかん。にて公開したビジュアルフラッシュノベル。句点も名称。
元の名前が短いので略称は特に無し。

2005年に公開した前作ごがつのそら。とセットの作品。

むきりょくかん。作品の中ではten†crossによって最も多くの媒体で公開されている作品。
2010年の夏にDocomoとSoftBankで携帯アプリ版、2011年の初頭位にE☆エブリスタにてten†crossのアカウントにて携帯小説版、2011年の夏位にAndroid版が公開された。

製作チーム:Scrubbing
人員
製作統括・シナリオ他:吉村麻之
グラフィック:ジャムる?

BGMはフリー素材。


★あらすじ
両親の死によって都会から栃木の田舎「星野」の親戚の家にやってきた中学生、川島結城。
都会育ちの彼にとって田舎での生活は耐え難いものであったが、従姉の和泉榛奈やその家族との交流により、心境が少しずつ変化していく。


★登場人物紹介

  • 川島 結城
本作は彼視点の物語。
物語開始時点(2003年)では中学二年生。
都会育ちらしく田舎の星野の事は嫌いで栃木名物しもつかれにもビジュアル面から敬遠したが、榛奈や和泉家の人々と交流していくうちに心境が変わっていく。
榛奈の事ははるねぇと呼ぶ。

和泉 榛奈
本作のヒロイン。
結城の一歳年上の従姉。
能天気でお節介な性格で結城は最初彼女の事も苦手であったが、結城の両親が死んでその後に発した「ゆーちゃんのお姉ちゃんになる」事を聞かされて以来、打ち解けていく。
結城の事はゆーちゃんと呼ぶ。
身体、特に呼吸器系が生来弱く、彼女の身体に異変が起きてからストーリーは急展開を迎える。好物はレモン牛乳雪見だいふく

  • 和泉 立秋
榛奈の兄。農家の長男で跡取りなせいで嫁がなかなか見つからない。

その他、和泉家は榛奈と立秋の母の詩穂、二人の父とその祖父母の6人で、そこに結城が加入した。

  • 神明みのり
前作ごがつのそら。のヒロインで榛奈の親友。
ごがつ。の頃(2005年)では短髪だが、2003年では長髪。
結城や榛奈を手玉に取る存在。
2003年時点では星野に住んでおり、その後神奈川県に引っ越す。

  • 委員長
結城の高校のクラスの委員長。高校は男子校なので勿論男。
野郎だけだというのに文化祭にメイド喫茶を決行したり、結城の事をマイハニーと呼んだり色々と危ない男。
後に生徒会長になるが、信任投票にて得票が半々位であった辺り、彼の人望が伺える。


立ち絵はむきりょくかん。版は榛奈とみのりのみ、携帯アプリ版にてグラフィックが一新される際に立秋と委員長にもついた。
みのりはむきりょくかん。版では赤髪だがten†cross版では黒髪となっている。


★第1話
1.1 星待
オープニング。

1.2 夏夜
2003年7月11日
導入。

1.3 夕顔
2003年7月12日
初めての学校だったり、初めての農作業だったり。

1.4 川遊
2003年7月27日
榛奈やみのりと永野川で水遊び。

1.5 送盆
2003年8月16日
榛奈と喧嘩。


★第2話
2.1 二人
2005年8月26日
二年後、それぞれ栃木第一高等学校と栃木第二女子高等学校に進学した二人。

2.2 学祭
2005年8月27日
結城の学園祭。

2.3 冬蛍
2005年12月2日
栃木市の幸来橋のイルミネーション「冬蛍」を見に行く二人。

2.4 声消
2005年12月31日
榛奈の風邪。

2006年6月2日
榛奈の慢性的な風邪が左反回神経麻痺――通称、声帯麻痺である事が判明。


★第3話
3.1 嗄声
2006年6月6日
榛奈の異変。

3.2 大雨
2006年7月5日
引きこもる榛奈、そして……。

3.3 雨上
2006年7月6日
わだかまりが解消になった。

3.4 無音
2006年7月27日
川で釣りをしながら立秋と進路の話し合い。そして榛奈ともちょっと話し合う。その後……。


★第4話
4.1 灯流
2006年8月4日
榛奈の手術の為の入院日決定。

2006年8月6日
そして祭りの日。

4.2 星待
2006年8月6日
祭りの後、まだ帰宅したくない榛奈とちょっと谷倉山まで散歩。

4.3 半月
2006年8月7日
榛奈の出発の日。

4.4 伝声
2006年8月21日
榛奈退院の日。

4.5 星野
エピローグ。


★エンディング曲
歌・作詞・作曲:友綾美奈
作曲・編曲:foka
あたりまえ かわりばえ


やはり6月いっぱいかけて、一週に一話公開した。が、最終話の第4話だけは期日の6月24日までに出来上がらず、一週間後の6月30日に公開となった。


星野や栃木駅周辺の地図や作中に出てきた場所や名所がほしのの。マップとして公開されている。

栃木駅周辺なら倉の町や幸来橋、星野なら谷倉山、星野橋、永野川といった場所が登場した。


ごがつのそら。とほしのの。は二つ合わせて星空という関係。

ごがつ。以外のむきりょくかん。作品ともリンクしており、2006年に執筆した雲のない雨空の下での作中に出てきた商品のCMの着メロが登場したり、カバー裏のネタが作中でアニメとして登場した。
また、吉村氏が以前制作した待ち受けFlash「こばととすばる」の登場人物が学園祭の劇の役名として登場している。


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