ひゅうが型護衛艦

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ひゅうが型護衛艦 - (2018/10/21 (日) 20:51:28) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/09/24(月) 10:51:44
更新日:2022/07/06 Wed 06:51:06
所要時間:約 5 分で読めます




諸元
基準排水量 13,950t
満載排水量 19,000t(推定値)
全長 197m
全幅 33m
高さ 48m
吃水 7m
最高出力 100,000馬力?
最大速力 約30ノット
航続距離 不明
乗員 約340~360名

機関 COGAG方式 GE LM2500ガスタービンエンジン 4基
推進器 2軸

兵装
高性能20mm機関砲(CIWS) 2基
ブローニングM2重機関銃 7基
Mk.41VLS 16セル(シースパロー艦対空ミサイル/垂直発射式アスロック)
3連装魚雷発射管 2基

艦載機
SH-60K哨戒ヘリコプター 3機
MCH-101掃海・輸送ヘリコプター 1機

最大積載機数 11機

レーダー及び電子装備類
FCS-3 多機能レーダー(捜索用、FC用アンテナ各4面) 1基
OPS-20改レーダー(航海) 1基
OQQ-21統合ソナー・システム
NOLQ-3C 統合電子戦システム
Mk 36 SRBOC 対抗手段システム
(Mk.137 チャフ・フレア発射機×4基)



【概要】
ひゅうが型護衛艦は海上自衛隊はるな型護衛艦の代艦として建造したヘリコプター搭載護衛艦(DDH)である。

海上自衛隊が建造した護衛艦の中ではましゅう型あたご型を上回る最大の戦闘艦である。


【特徴】
ひゅうが型の特徴は何と言ってもおおすみ型護衛艦と同じく艦形に全通甲板を採用したこと、FCS-3を始めとした電子装備を増強したこと、
大きな船体容積と搭載ヘリコプターにより強力な人員・物資の輸送能力も有したことで、
災害派遣や強襲揚陸などの任務にもより柔軟に運用でき、従来の護衛艦に較べて極めて多用途化されていること、
そして戦後海上自衛隊で初めて旧国名を冠したことであろう。


【全通甲板】
全通甲板とは平たくいうと艦の甲板が艦首から艦尾まで空母のようにつるぺたな形をしている甲板のことである。

そのため、初見でこの艦を見たたいてい人は
「お、空母か」とか
「ついに日本も空母を建造したのか」とか
「ちょwww南雲機動部隊復活ッスかwwwwww」とか
「日本が空母を建造したアル。これは我々への侵略の兆候アル」とか
「日本が空母を建造するのはけしからんニダ。謝罪と賠償を要求するニダ」
といったことおっしゃいます。


何?色々変な声が混じってる?

まぁ気にすんな

…もっともひゅうが型の甲板にはカタパルトは装備されておらず、甲板もジェット機の発艦に耐えれる代物ではない。
さらに言えば甲板の距離が短すぎて、非武装のハリアーくらいしか使えないらしい。

でも装備も数も練度も課題の残るワリャーグや色々残念な独島より使えるのは内緒。


とにかくひゅうが型では全通甲板の採用によりはるな型やしらね型では不可能であった艦載機の同時発着艦が可能となり(最大3機の同時発着艦が可能)、
ヘリコプターによる対潜能力が向上した。
さらにより大型のMH-53Eや災害派遣等の緊急時には陸上自衛隊CH-47チヌークも運用出来るようになった。
コブラとか積めば面白い事になるだろう。


【装備】
ひゅうが型は対艦能力こそ低いもののその装備品はかなり贅沢で、
FCS-3を始め対潜ソナー、電子戦装備、戦術処理装置といった電子装備類が新規開発あるいは既存品を強化発展させた最新型を装備している。

また武装面でもこのテの艦としては比較的重武装であり比較的高い個艦防衛能力を有するといえる。
しかし、装備品を充実させた結果、建造費は一隻1,000億円となった(ちなみにたかなみ型が約650億円、あきづき型が約750億円、あたご型が1,400億円)。

そして2013年電子装備品を簡略化させDDHの能力を強化したいずも型が進水した。



【同型艦】
DDH-181 ひゅうが
2006年5月30日起工
2009年3月18日竣工
第3護衛隊群第3護衛隊所属。


DDH-182 いせ
2008年5月30日起工
2011年3月16日竣工
第4護衛隊群第4護衛隊所属。











追記・修正は固定翼機を飛ばせるようになってからお願いします。

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