H&K MP5

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H&K MP5 - (2014/08/14 (木) 00:51:02) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/09/02(水) 02:54:33
更新日:2022/06/21 Tue 23:35:39
所要時間:約 3 分で読めます





カタログデータ
装弾数、30発
使用弾薬、9mmパラべラム弾
連射速度、800発/分
銃口初速、400m/s
本体重量、3.08kg(伸縮銃床)
全長、550mm(銃床展開時は700mm)
クローズドボルト方式

製造、H&K(ドイツ)

H&K MP5はドイツのサブマシンガンである。


ドイツは戦後の再軍備に伴い、ベルギーのFN社へFALをライセンス生産を頼むもベルギーは大戦で味わったドイツ再軍備→侵略の再現を恐れ、それを拒否。そこで技術者たちを集めてG3ライフルを開発した。そのG3ライフルの技術を応用し、拳銃弾を使えるようにしたのがMaschinenpistole 5(日本語で「5号機関拳銃」の意)略称MP5である。

当時、『精度なんざどうでもいい。安価で大量生産が優先』という一般的なサブマシンガンとは異なるコンセプトによって作られており、ライフルを小型化する形で開発され、高い命中精度とフルオート射撃時の安定性を発揮する。

そのためか数多くのバリエーションがあり、その信頼性から世界中の警察や特殊部隊が使用している。



反面、高性能故の
「コスト上昇」
「部品の複雑化」
「壊れやすい」
など戦地に於いての『信頼性』の低さから、開発当初敬遠されがちな兵器であった。


まぁ、ドイツだから


しかし、1977年に起きた黒い9月によるルフトハンザ航空ハイジャック事件を「閃光弾」と「MP5」を装備した特殊部隊GSG-9が突入から僅か五分で鎮圧。
この事件を契機にその性能が見直され、「特殊部隊といったらMP5」みたいな感じになり、現在に至る。


世界中の特殊部隊に愛されているが特殊部隊以外に使用されないのは、やはり内部面の精密さ、汚れへの極端なまでの弱さがある。クローズドボルト方式であるため、火力重視のサブマシンガンであるウージーなどに比べて内部が汚れやすく、それに伴って命中精度の低下、暴発の危険などが高まり、頻繁なクリーニングが必要となる。


ちなみにMP5は派生が多いため、詳細は割愛する。


MP5シリーズ
MP5A1
MP5A2
MP5A3
MP5N
MP5A4
MP5A5
MP5F

Kシリーズ
MP5K
MP5KA1
MP5KA4
MP5KA5
MP5KPDW
MP5RAS
MP5Kコッファー

SDシリーズ
MP5SD1
MP5SD2
MP5SD3
MP5SD4
MP5SD5
MP5SD6

他シリーズ
MP5SF
SP89
MP5/10
MP5/40
GSG-5



Kシリーズはクルツ、日本語で短いを意味し、コンパクトにしたものでSDシリーズは消音装置をつけたもの。コッファーはスーツケースに擬態させたものである。

民間用としてMP5SFのフルオート機能を排除したものがあり、弾薬の違いとしてMP5/10が10mmオート弾、MP5/40が.40S&W弾、GSG-5が22LR弾である。ちなみにMP5/10とMP5/40は2000年に生産中止となっている。


日本の特殊部隊はMP5Fに大型のフラッシュハイダーを取り付け、強装弾への対応等のカスタムを施したものを採用しており、東京マルイのエアガンではMP5Jという名称で売られている。


MP5シリーズは固定銃床、伸縮銃床などでモデル名称が変わるため、ただ単に前モデルを固定銃床にしました、というだけでシリーズに加わったりしている。なお、固定銃床は全長が680mm、重量は2.54kgである。


追記修正はテロリストを鎮圧してからお願いします。


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  • 特殊部隊=MP5というイメージがある。 -- 名無しさん (2014-08-10 10:38:38)
  • ↑MP5の凄さは、1960年代誕生という古い設計ながら、それを覆す存在の台頭を許さなかった点にある。90年代に打倒MP5Kのために発売されたシュタイヤーTMPも、結局売れなかった。数年前からSIGがAR18系の作動機構とM4ライクなユーザインタフェースを備えたMPXを発売開始したが、はたしてどうなることやら。 -- 名無しさん (2014-08-14 00:13:08)
  • 俺が一番好きな銃だわ。カスタマイズでスコープ付けてサプレッサーを装着させてる 。因みに俺のはA5 -- 名無しさん (2014-08-14 00:51:02)
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