H&K XM8

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H&K XM8 - (2019/04/18 (木) 03:09:03) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/10/27(木) 15:49:56
更新日:2024/01/18 Thu 15:24:12
所要時間:約 4 分で読めます




カタログデータ

全長 840mm
銃身長 318mm
重量 2.8kg
口径 5.56×45mm
装弾数 30発
発射速度 750発/分
(以上は基本型のスペック)


XM8は、H&K社が開発した、米軍次期正式アサルトライフル候補だった突撃銃


【特徴】

愛らしいプロポーション


この銃の尤もたる特徴といえば、その外形だろう。
丸みを帯びた可愛い、まるでSF映画に出るような先進的なデザインは、人間工学を元に作られ、射手に自然にフィットする作りになっている。
これにより発射の反動も少なく済んで、命中率向上にも繋がっている。

これ一挺で4変化!

XM8はH&K社が既に開発したG36ベースにしている。
G36といえば、コンパクトカービンから軽機関銃狙撃銃モデルなどが開発されているが、XM8は銃各部のパーツ脱着だけで、これら4つのモデルにチェンジ出来る。
つまりこの銃だけで、一小隊分の兵装が賄えたりする。


アドオン装備対応!M4には負けないぜ!

榴弾発射器のM320やマスターキー(アサルトライフル下部に取り付けられる一発装填型のショットガンの事)などのあらゆるアドオン兵装に一発対応。
同じ兵装のM4よりも三割も軽いという。



【成績優秀。しかし…】
その後の性能比較テストにてM4、SCARHK416よりもかなりの好成績を叩き出したXM8だが、結局は採用されなかった。

未来的なフォルムが気に入らないコルト信者の将校(主に海兵隊や特殊部隊)の猛反対*1や、コルト社の大人気ないロビー活動などにより、
XM8は次期正式アサルトライフルの候補から外されてしまったとも…。
コルト社なんか氏ねばいいnおや窓に黒づくめの
プラスチックの多様により剛性に問題がでた、そもそも5.56mm弾の有効性に疑問が出てきた等とも言われているが…。

実際には換装機構の追加で最終的な総重量は3㎏を超え*2、かつ軽機関銃仕様では信頼性の面でM249に及ばないとされるなど様々な問題を抱えており、最後にはXM8計画自体が凍結されてしまった。
本銃はもともと「OICW計画の小銃モジュール」として開発されていたもので、先に述べた換装機構やアドオンもその要求に則ったもの。根本的な原因は計画そのものに無茶があったことに他ならず、コルト社の工作説、外観が嫌われた説、プラスチックの剛性説も単なる噂の域を出ない。

他の突撃銃に比べて良好な結果を収めたというトライアルも当初の計画が凍結されたあとに行われた話で、最終的に「買い替えるよりM4の改修で対応したほうが色々な面でコストパフォーマンスがいい*3」というなんとも味気ない結論に落ち着いたというのが実情である。


【その後のXM8】
次期正式アサルトライフルからは外されたXM8であるが、H&K社はPMCに売り込むなどの営業をしていた。しかし既にH&K社のサイト上の商品から消えており、開発は中止されたと見て間違いないと思われる。




■登場作品
メタルギアソリッド4(Act3のムービーを見る限り、米軍正式アサルトライフルになっていると思われる)
バトルフィールド:バッドカンパニー(シングル、マルチで使用可能。GLが唯一横開き装填のM320の為、リロードが他銃より早い)
バトルフィールド:バッドカンパニー2(シングル、マルチで使用可能。シングルでは各ステージを新規で始めた場合、AOCGスコープ付きのこれが必ず初期装備になる)
Call of Duty Black Ops 2:キャンペーン、マルチの双方に登場。劇中世界では制式採用されたらしい。謎の4点バースト仕様



追記・修正は米軍次期正式アサルトライフルに選ばれてからお願いします。

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