最強議論

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最強議論 - (2018/08/03 (金) 13:26:56) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/10/31(日) 01:10:08
更新日:2024/04/28 Sun 20:19:28
所要時間:約 5 分で読めます





「○○の方が強い!」
「いーや、△△の方が強いね!」



こんな会話をしたことはないだろうか? 男として生まれたからには一度は口にするもの…それが最強議論である。

スポーツ選手や動物、軍事に音楽など現実の世界でもこの議論が交わされるが、
アニヲタ的にはどの漫画、アニメ、小説、ゲームなどのフィクションのキャラが一番強いか?の方が良く議論されてるだろう。

ちょっとした議論ならいざ知らず、設定やインタビューまでほじくりかえすディープな最強議論を現実で交わすのは正直面倒。
何人か集めないといけないし、議論の内容によっては仲が険悪になる事もあるだろう。
その点ネットだと楽だからか、ネットの世界の方が最強議論が白熱してるように思える。

現実だとマイナーな作品を挙げると「○○?何それ」と言われてしまってションボリする事もあるが、
ネットだとそれこそ何十年も前の作品とかで無い限り誰かは知っている事が多いので、現実よりは議論しやすい。

しかしあくまで「現実よりは」であるため、だーれも知らないと言うこともやっぱりありえるかも。

強さ議論は大きく二つに分けられる。


■同作品内の強さ議論
これは割りと簡単、なぜなら同一の世界だから。
考察する人は当然その作品を知っているので、その点では議論が円滑に進む。
ランク付けはAクラスやBクラスなどといった形でつけられる事が多い。
その中でも飛び抜けて強いキャラはSやS+といったランクに位置される。

ただし、アニメ版等のメディアミックスやスピンオフなどの派生作品の場合は、くくりとしては同作品・世界内に入るが、
描く作者が異なっている都合上、扱う場合は下記の「異なる作品同士の強さ議論」と同等の場合が多い。


■異なる作品同士の強さ議論
これは難しい、世界観がてんでバラバラな為、力の原理などが他の作品に通じない場合がある。
なので、まずはどういう世界で戦闘するのか?から議論が始まる。

一方の作品は知ってるがもう一方の作品は知らないと言った場合も多いので、
キャラの設定や描写を長々と他者に説明しなければならない事があるから議論が長引きやすい。
ランク付けはA>B>Cと言う形でなされる事が多い。
あと両方の場合に言える事だが
A「○○が△△をすれば勝てるだろ」
B「はあ?○○がそんな事する訳ないだろ」
とキャラの性格までも考慮しなければならない時もある。

強さ議論はハマれば楽しい物だが、それだけに場所をわきまえる必要がある。
あまりに最強議論しすぎると「最強厨」とよばれ嫌われる。
特に異種作品のクロスオーバーの場所では尚更。
「○○が××に負ける訳ないだろ!」
「原作では○○はもっと強い!」
とかね
ちょっと腹に据えかねる気持ちはわかるが、そこはグッと堪えなければならない。

議論は何よりも先に作品への思いが個人の中では優先されるので、議論の最中に感情を激発させてしまい、
A「俺の方が正しいんだバーヤバーヤ!」
B「まるで知性をかんじませんよ」
となるかもしれないから注意が必要、議論が白熱しても理性は保っていたい物。

また下手に自分の贔屓の作品が他の作品より強かったりすると、キャラの強さで作品としての上下が決定する。と錯覚してしまう事も多い。
キャラが強い作品は作品としての格が上かと言うと、これは当然そんな事は無い。
「○○は××より弱いから格下」などは厳に慎むべきだろう。



余談であるが、ネットで最強議論といえば2ちゃんねるの最強議論スレが最も有名であろう。
そこではキャラ毎にテンプレが作られ、日夜議論が交わされている。

+ 一例
国語の教科書

S くじらぐも
A スイミー(むれたすがた)、ルロイ修道士(全盛期)、おじいさん(三年峠でこけた回数×∞)
B 李徴(猛虎形態) 、ルロイ修道士、覚醒メロス
C 邪智暴虐な王、下人(闇堕ち)、エーミール
D メロス、セリヌンティウス
E 下人、じさま、大造じいさん
───────戦闘要員の壁───────
F 袁傪、李徴、K(覚悟した後)
G ぼく(中辛カレー)、スイミー(たんどくのすがた)
H クラムボン


だが、最強議論スレはあくまで(良い意味で)頭のおかしい紳士達が「最強議論スレのルール」に則って議論(と言う名の思考遊び)をしているに過ぎない。
「最強議論スレで強いって言ってたから○○最強!」とか他所で言うのは失笑物なので注意しよう。

最強議論スレの分かりやすい説明が知りたければ、少々古い作品だが「やる夫で学ぶ最強議論」あたりを検索して読んでみると良いだろう。
どれほど馬鹿げた事をやっているか、その馬鹿げた遊びに紳士達がどれほど全力を尽くしているかが分かる筈である。


「追記の方が強い!」「いーや、修正の方が強いね!」

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