M・HERO

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M・HERO - (2017/06/26 (月) 19:10:42) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/03/25(金) 22:34:46
更新日:2024/01/29 Mon 07:06:55
所要時間:約 5 分で読めます





漫画版遊戯王GXに登場するカード群。

読み方は「マスクド・ヒーロー」。

【概要】

主人公である遊城十代が物語後半から使用したカード群であり、
師とも言える響紅葉のE・HEROを越えるために自ら作ったデッキ。

HEROのカテゴリに属し、E・HEROと同じく融合モンスターを使った戦術を得意とする。

だが、漫画版GXがゼアル放送に併せてか急展開で終了したため(打ち切り?)、出番は非常に少なく、バリエーションは乏しかった
更にはデビュー戦は負け、最終決戦はE・HEROを使ったので出番無し…………

出す必要あったの?と言われていたほどである。

この点については、後述のストラクチャーデッキ発売に合わせて2014年8月号にGXの読み切りが掲載されたため、ある程度は解消した。内容についてはE・HERO Coreも併せてチェックされたし。

今までのHEROとは異なり、1体のHEROに「マスク・チェンジ」を使う「変身召喚」によって融合HEROが出てくる、全く新しいHEROとなっている。
素材1体で融合できるので、今までの融合よりアドバンテージの損失は少なく、使いやすくなっている。

さらに、変身召喚に使われるのはいずれも速攻魔法なので、相手の出方を見ながらいつでも発動でき、非常に柔軟性が高い。

最初にOCG化されたカードは以下の3枚。
「M・HERO 剛火」
「M・HERO ヴェイパー」
「マスク・チェンジ」

これらはPremiumpuck13に収録されている。



漫画連載終了したし上記三枚で打ち切りだろと言われ続けたが…
なんとPP14にて「M・HERO アシッド」「M・HERO ダイアン」が登場。

さらには2014年6月21日に発売されたストラクチャーデッキ「HERO's STRIKE」にてまさかの新M・HEROが収録。

強力な3体のM・HEROに加え「マスク・チェンジ」をサーチできる「シャドー・ミスト」が登場し、安定して変身召喚を決められるようになった。
このデッキでの大幅なテコ入れにより、M・HEROは環境レベルで活躍する実力派のデッキとなった。


ちなみに、全員マスクをかぶっているので「どこかで見たことある」と良く言われる。


まぁ、モデルはお察しの通り仮面ライダーなどの日本の特撮ヒーローである。



◆マスク・チェンジ
速攻魔法
(1):自分フィールドの「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、そのモンスターと同じ属性の「M・HERO」モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。

M・HEROの必須カード。
自分のHEROモンスターにこれを使うことでM・HEROを出すのが戦術の基本となる。
これまでの融合召喚に比べると、素材が1体で済むので負担が少ない。
フリーチェーンの速攻魔法なのでタイミングを選ばずに発動でき、自分のターンで使えば追撃もできる。
相手ターンでも使用でき、サクリファイス・エスケープなんかもできたりする。

E・HEROのみならずすべてのHEROが対象であり、D-HEROE-HEROにも使えるのも見逃せない。

PP13と14では、「水」「火」「地」のM・HEROのみだったが、
HERO's STRIKE」において「闇」「光」「風」属性のM・HEROが収録。

神属性を除いた全属性のHEROから発動が可能になった。
(神属性にはオシリスオベリスクラーホルアクティしかいないので例外。)

また、

◆マスク・チェンジ・セカンド
速攻魔法
「マスク・チェンジ・セカンド」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札を1枚捨て、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、そのモンスターよりレベルが高く同じ属性の「M・HERO」モンスター1体を、「マスク・チェンジ」による特殊召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

◆フォーム・チェンジ
速攻魔法
(1):自分フィールドの「HERO」融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをエクストラデッキへ戻し、そのモンスターの元々のレベルと同じレベルでカード名が異なる
「M・HERO」モンスター1体を、「マスク・チェンジ」による特殊召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

というマスク・チェンジ扱いで召喚するカードも併せて登場。

特に、「マスク・チェンジ・セカンド」は手札コストと引き換えにHERO以外のモンスターで変身召喚できるのが利点。
シャドールインフェルニティ彼岸など、デメリットが気にならないデッキで盛んに使用された。


「チェンジ」と名前のついた速攻魔法をサーチする「E・HERO シャドー・ミスト」も加えて収録され、変身召喚の安定性は格段に上昇した。
更にマスク・チェンジ版融合回収とも言える「マスク・チャージ」も収録。
発売後は使い勝手が大幅に向上。
フォーム・チェンジの絵はどう見てもキャストオフである。


【M・HEROの一覧】


M・HERO 剛火
融合・効果モンスター
星6/炎属性/戦士族/攻2200/守1800
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードの攻撃力は、自分の墓地の「HERO」と名のついたモンスターの数×100ポイントアップする。

M・HEROの炎担当。

……なのだが、素の打点が帝ラインを下回る上、攻撃力の上昇条件の効率が悪く高攻撃力はあまり期待できない。

対応している炎HEROは、融合体を抜くと3体しかいないので出しづらかったが、
ネクスト・チャレンジャーズで4体目の下級炎HERO「E・HERO ブレイズマン」が追加された。
優秀なサーチ・墓地肥やし効果を持つカードでHEROの必須カードクラスであり、「マスク・チェンジ」の変身元の悩みは解消された。

他にも「ザ・ヒート」はアタッカーとして難なく投入できるので、案外出しやすい。
バースト姐さん?バースト・インパクトがカード化されていれば…

しかし、ステータスや効果を見ればわかるとおり、効果も打点も自重しまくりのコイツをキツキツのエクストラデッキの枠を割いてまで入れたいか?
と問われると言葉に詰まるのが事実であり、M・HERO内ではぶっちぎりでソス扱いされている

せめて直火焼き効果でも付いていればよかったのだが…


M・HERO ヴェイパー
融合・効果モンスター
星6/水属性/戦士族/攻2400/守2000
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードはカードの効果では破壊されない。

M・HEROの水担当その1。

ミラーフォース」も「激流葬」も恐れずにガンガン戦える破壊耐性を持つ。
HEROの攻撃中に「マスク・チェンジ」等で特殊召喚しても破壊される心配はない。

水属性なので「アブソルートZero」の起動トリガーにもなれる。
「剛火」よりは大分マシだが、より効果が強烈な「アシッド」の影に隠れてしまっている。

戦闘破壊はもちろん、バウンスや除外にも無力なのは最近の環境でよくあること。
弱くはないがあまり見かけないというポジションに落ち付いている。

名前のヴェイパー(vapor)は、「蒸気」の意味


M・HERO アシッド
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2600/守2100
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊し、
相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。

M・HEROの水担当その2。

特殊召喚時に「ハーピィの羽根帚」を撃ち、相手モンスターすべての攻撃力を300下げる。


え? ( ゜Д ゜;)


もう一度書く。



特殊召喚されると相手の魔法・罠をペンデュラムゾーンのカードごと叩き割る。
水属性なので、HEROビートでお世話になる「バブルマン」から変身可能。
「マスク・チェンジ」は速攻魔法なのでエンドサイクのような芸当もやってのける。

アブソルートZero」で変身召喚すると、相手のフィールドを焼け野原に出来る。
「ヴェイパー」と属性は同じだが、そちらは戦闘に強いので使い分けが肝心。
だが、多くの場合で「アシッド」が優先されので「ヴェイパー」の席はない。

レベル8ゆえに「フォーム・チェンジ」を使えば「闇鬼」から変身できるので覚えておきたい。

M・HEROの中でも評価は高いが、PP出身でそこそこ出回っていたので、価格は1000円しない。
HERO's STRIKEでM・HEROデッキを組むならばぜひとも採用したい。


M・HERO ダイアン
融合・効果モンスター
星8/地属性/戦士族/攻2800/守3000
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
デッキからレベル4以下の「HERO」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。

M・HEROの地担当。

戦闘で相手のモンスターを破壊して墓地に送ると、レベル4以下のHEROをリクルート。
漫画では☆4以下ならなんでも呼べたが調整された。
攻撃力は、彼の「ゴヨウ・ガーディアン」と同じ2800と高く、戦闘破壊は狙いやすい。
「オネスティ・ネオス」辺りでバックアップしてやるとさらに確実。

何といってもシャドー・ミストを連れてこられるのが利点。
「マスク・チェンジ」をサーチすればダイアンから別のダイアンに変身し、再び攻撃できる。
他にはエアーマンはもちろん、「ボルテック」や「アナザー・ネオス」を呼んでさらにダメージを狙うもよし。
さらに、「マスク・チェンジ・セカンド」はトークンにも使用できる裁定が降りたため、青血デッキの羊トークンで出せばドグマ降臨も狙える。

このカードの登場により炎と地に偏ってるE-HEROデッキにも「マスク・チェンジ」が入りやすくなった。
ダーク・ガイア」で攻め損じた時にダイアンに変身させてもいいだろう。

純正のM・HEROでは地属性のカードがあまり入らないので出番は少なめ。
うまく活躍させたければ専用デッキを組むべきだろう。
闇鬼で「フォーム・チェンジ」をサーチすることでも出せるので、無理に地属性HEROを入れなくても出すことは可能。

PP出身で絶版だが、やはり値段はそんなに高くない。


融合・効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2400/守1800
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
(2):1ターンに1度、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。
相手の手札をランダムに1枚選んで除外する。

M・HEROの闇担当その1。

相手の場限定の生ける「マクロコスモス」となる効果と、相手の手札補充に反応してハンデスする効果を持つ。
場に存在する限り相手の動きを限りなく制限する強力な効果であり、暗黒界ライロなど、こいつがいるだけで機能不全となるデッキも多い。

さらに、サーチに反応してランダムに手札を除外できる。
遊戯王はハンドアドが重視されるゲームであり、それを奪うことができるのは言うまでもなく強力。
運が良ければ手札に加えたカードをそのまま除外できる。

「チェンジ」カードは速攻魔法なので、相手の墓地肥やしやサーチに合わせてうまく召喚しよう。

攻撃力は上級モンスターの平均レベルなので、どれだけこのカードを長く維持できるかがカギとなる。
とはいえ、無差別除外によって足を引っ張れば相手も相当動きにくくなるので結果的に生き残りやすい。
「シャドー・ミスト」を特殊召喚すればそれだけで出せるので、除去られてもまた出して嫌がらせに特化するのも良いかも知れない。

効果の強烈さでは間違いなくM・HERO最強レベル。

詳細はM・HERO ダーク・ロウを参照されたし。


M・HERO 光牙
融合・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2500/守1800
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は相手フィールドのモンスターの数×500アップする。
(2):1ターンに1度、自分の墓地の「HERO」モンスター1体を除外し、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、この効果を発動するために除外したモンスターの攻撃力分ダウンする。
この効果は相手ターンでも発動できる。

M・HEROの光担当。

一言でいえば戦闘のプロ。

相手の場にモンスターが1体存在するだけで攻撃力が3000となる上、墓地のHEROをコストにモンスターの攻撃力を下げる能力を持つ。
相手ターンにも効果が使えるだけではなく光属性だから「オネスト」にも対応。戦闘にはめっぽう強い。

HERO's STRIKE出身だが、「ダイアン」と同じく純正M・HEROでは抜けることが多い。
ネオスビート風に組むならば出番は多いだろう。
アナネオくんプリズマーから変身してそのまま除外するだけでも大抵のモンスターは戦闘破壊できる。

ちなみに、乙女にマスク・チェンジ・セカンドを撃つと、青眼の白龍をリクルートしつつ乙女を光牙にできる。


M・HERO カミカゼ
融合・効果モンスター
星8/風属性/戦士族/攻2700/守1900
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はバトルフェイズにモンスター1体でしか攻撃できない。
(3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。

M・HEROの風担当その1。

2700の攻撃力と戦闘破壊耐性に加え、相手モンスターの攻撃を制限する効果を持つ。
やはり戦闘に強く、くず鉄のかかしと合わせれば相手の攻撃を封殺できる。
エアーマン」が攻撃された時に出せば緊急時の壁になってくれるだろう。

オマケのようにドロー効果も持つので、消費した手札を回復できるのに役立つ。
相手モンスターを墓地に送る必要があるため、上述の「ダーク・ロウ」と相性が悪い点は注意。

エアーマン」が素材になるため、M・HEROでは「ダーク・ロウ」や「アシッド」に次いでよく見る一枚。
他には、セカンドで幻獣機トークンや綿毛トークンからも変身できる。


M・HERO 闇鬼
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2800/守1200
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
「M・HERO 闇鬼」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは直接攻撃できる。その直接攻撃で相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。

M・HEROの闇担当その2。


モンスターを戦闘破壊して墓地に送ると「チェンジ」速攻魔法をサーチできる。
「マスク・チェンジ」を手札に加えれば「ダーク・ロウ」になって追撃や妨害ができる。

「フォーム・チェンジ」を引けば他の星8M・HEROに変身可能。
「アシッド」でガン伏せを牽制したり、「ダイアン」で更なる展開に繋げることもできる。

どちらのチェンジからでも二体目、三体目の闇鬼になることができるが、この効果では1ターンに1回しかサーチできないので注意。
また、墓地送りが発動条件なので同じ闇HEROである「ダーク・ロウ」との相性は悪い。

ダメージは半減するものの、壁モンスターを無視しての直接攻撃は終盤の詰めの一手として利用できる。

M・HEROには「シャドー・ミスト」が間違いなく入っているので、「ダーク・ロウ」と出し分けるとよい。


M・HERO ブラスト
融合・効果モンスター
星6/風属性/戦士族/攻2200/守1800
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を半分にする。
(2):1ターンに1度、500LPを払い、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。

M・HEROの風担当その2。

相手モンスター1体の攻撃力を半減させるので単体で4400までなら処理可能。
ライフを払えば魔法・罠カードもバウンス出来る。

ただし、バウンス効果はフリーチェーンや召喚反応型には無力であり、素の攻撃力も帝ラインを下回り「ダーク・ロウ」より低いので反撃を喰らいやすい。
用が済んだらさっさと他のHEROにチェンジしておきたい。

出身は全サだが「カミカゼ」で十分な状況も多く、シングル価格はそれほど高くは無い。


【その他】


以下、未OCG化漫画M・HERO

M・HERO バソール
星4/地属性/戦士族/攻1000/守700

M・HERO 烈火
星4/炎属性/戦士族/攻1600/守1000

M・HERO ダスク・クロウ
星4/闇属性/戦士族/攻1200/守1000

M・HERO ガスト
星4/風属性/戦士族/攻1500/守1600

M・HERO ファウンティン
星4/水属性/戦士族/攻1000/守1400

M・HERO レイ
星4/光属性/戦士族/攻1800/守200

漫画の下級M・HEROは全て通常モンスターであるため、OCG化の際には効果が付けられるかもしれない。


以下は未OCGのチェンジカード。

◆モーメント・マスク・チェンジ
速攻魔法
バトルフェイズ中に手札の「M・HERO」と名のついたモンスター1枚を墓地へ送り発動できる。
そのモンスターと同じ属性でレベル8の「M・HERO」と名のついた
モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。


できたぜ!オレの、オレだけの

新しい項目!!

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