つくとり

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つくとり - (2020/07/03 (金) 15:32:03) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/07/17 Fri 22:45:05
更新日:2021/06/14 Mon 18:26:04
所要時間:約 4 分で読めます




月に舞う禽人はいずれ捧げられ

その形は首となり戒となる

闇に隠れる罪人に

我が名を永久に語り伝えよ



あらすじ

古い因習と伝統に縛られた月鳥町

その町は、太古の昔、ツクトリという神とそれを祭る人間たちによって作られた。

この町に住む人間たちはいまなおツクトリが存在すると信じている――


主人公・橋上郁は仕事のため武蔵野府に向かっていた。

途中、月鳥町で起こった殺人事件の調査に向かう刑事・久十生寧と出会う。

久十生の要請を受けて、郁は殺人事件の調査を手伝う事になる。

殺されたのは、研究所に勤める「フォレスト」という身元不明の外国人。

彼の死体は、研究所の庭の木に吊るされていた。

死体を木に吊るすという行為に犯人の異常性を感じる郁たちだったが、月鳥町では毎年祭りの季節が近づくと必ず「木に吊るされた死体」が発見される。

町の人間たちは、木に吊るされた死体を「ツクトリ様の生け贄」として丁重に扱っている。


ツクトリなど存在しないと主張する郁だったが、捜査を進めていく内に、人の手では起こりえない様な奇怪な事件に次々と遭遇していく。

果たしてツクトリは実在しているのか、それとも事件を起こしているのは、やはり人間なのか。


郁はツクトリの真実を暴くことができるのか――



概要

2007年5月25日にRUFより発売された和風サスペンスアドベンチャー


主題歌「ひとひら」
作詞・歌:Duca
作編曲:ANZE HIJIRI
SoundProduce by橘優紀

スタッフ
原画:ぼうのうと
シナリオ:味塩ロケットwith企画屋

原画担当者はブギーポップは笑わないも手掛けている(名義は別だが)。
ライターは皆大好きな丸戸史明も所属している企画屋
次いでにフォセットの製作にもちゃっかり参加している。


ルートは3つで流れも固定されている。

事件編
  • 月鳥の姫編(月鳥神社編)
  • 鬼子来る:前編(森下姉妹編)
  • 八鏡:前編(研究所編)

解決編
  • 月鳥の姫編:真章(月鳥神社編)
  • 鬼子来る:後編(森下姉妹編)
  • 八鏡:後編(研究所編)

神代編(グランドルート)



登場人物

橋上郁
主人公。
自称・カメラマンの一般人だが、推理が閃き過ぎている。
何気に高スペック。

人問綺子
声:茶谷やすら
月鳥神社の巫女。
人間椅子ではありません。

森下ルル
声:愛☆美奈子
森下家の次女。

森下弥生
声:一色ヒカル
森下家の長女。

氷谷準
声:町田あみ


声:まきいづみ

久十生寧
声:松園ルイ

グリューン・シュヴァルツカップ

人問韵
綾子の兄さん。

アル・アンダーウッド
アンダーウッド研究所の所長。
ミイラの様に全身包帯。


用語

ツクトリ様
鳥の形をした神様。

巫女
ツクトリ様の言葉を伝える「口伝え」の役目を持っている



おおよその評価

ストーリーの構成、伏線の配置と回収、伝奇・ホラー・宗教・学会・閉鎖された地域の因習等の要素を含むと、(サスペンス)ミステリーらしいミステリーもの。
だが、軸となるネタやラストの展開等、人を選ぶ要素も強い。
絵も作風的には合ってると言えば合っているが、エロゲとして華のある絵ではない。
日常パートはしょうもない会話が延々と続くので評価は低い。

そんなわけでミステリー好きからの評価は高いが、それ以外の人からの評価は微妙と極端になっている。
素材は良いのだが、それを上手く生かせておらず、メーカーがマイナーなのもあって知名度が低い不遇の作品。


余談

その作風から劣化ひぐらしだとか言われたりしている。

ゲーム中に出てくるとある組織は明らかに某宗教団体を指してるとしか思えない。
そして、どう見てもその宗教に喧嘩を売っているようにしか見えない。



追記・修正は月鳥町でお願いします。

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