広川武美

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広川武美 - (2013/09/18 (水) 14:38:03) の編集履歴(バックアップ)


「やーい怒られてやんの。けらけらけら。」

広川武美とは野球バラエティゲーム『パワプロクンポケット9』に登場する彼女候補である。
風来坊という名のホームレスである主人公に助けられたカンタ君の母親である神田奈津姫と同年代であり、外見年齢は20代後半と推測される。
しかし童顔巨乳。カンタからおばちゃんと呼ばれると怒る。
流れ者の主人公に対して当初から友好的な人物であり、無職のダメ人間としてみなす一方で彼女の経営している薬屋へ通いつめた後に河川敷へ行けば「カブトムシの臭いがする」主人公を風呂にぶちこみ、早い内から同居する事が出来る。
その後も「ご飯は自分で見つける事」という約束だったにもかかわらず、ご飯を作ってあげるイベントがあったり、遊園地へ遊びに行く際に無一文の主人公を連れてお金を払ってくれる(しかも好感度の上昇率が高い)

同居は河川敷へ行く事、そして彼女が休日(日曜日・休日)に奈津姫のカレー屋を手伝いに行く時に、あえてデートをする事を意識すれば超特殊能力を入手するまで楽。
デメリットはデートで得られる特殊能力が殆ど無い事、(主人公のヒモっぷりが浮き彫りになるせいか)ハンサムが少し下がりやすい事くらい。
体力及びやる気の回復がしやすく、早ければ4月末~5月の時点で同居状態になって主人公が木の実や変色パンを食べようとするマイナスイベントが無くなるなど付き合いやすい彼女キャラである。
また同級生だったらしい奈津姫のルートでも関わる他、温水ちよのルートを少し勧めた時に薬屋へ行くと交流があるイベントもあったり、山下貴子から「武美さん」と声をかけられる事があるなど、他の面々との交流が多いのも特徴。

根はロマンチストで、ホテルの待合室が好きでハッピーエンドが大嫌いと、どこかのプロペラ団の工作員を思い出す性格をしている。
子供っぽいが達観してる、ドライに見せかけて優しい、享楽的だが寂しがり屋など相反した性格がある。

裏で商店街が敵対しているスーパーでこっそり買い物するなどドライな所もあるものの、ビクトリーズには男のロマンを感じるのか権田や木原との交流もあり、ちゃんとビクトリーズを応援しているのも事実である。

しかし武美がカレー屋を手伝って居ない中で家でゴロゴロしていると、主人公は彼女の秘密を知る事になる。

以下ネタバレ





実は薬屋というのはほぼ副業であり、ネットを通した株で儲けていた。
それだけならともかく、更に休日で過ごすとお風呂中の停電で彼女の下着姿が見られる。

そして胸に空いているパネルを主人公に見られ、「サイボーグ」である事が判明する。


武美は大神グループで作られたアンドロイドであり、第二世代サイボーグ「モバイルレディ」であった。
携帯電話と同じく通信に割り込んだり敵地での工作が主だった模様。
しかし新型に移行出来ない事から欠陥品として扱われ、最終的に耐久実験の捨て駒とされてしまう。
いつか死んでしまうと思ったのか、パワプロクンポケット8に登場するサイボーグ同盟と共に逃亡。
石中学が潜入しているホッパーズの事も気にかけているなど仲間意識はあるようだが、復讐する気もないため袂を分かつ。

記憶を操作できる仲間のサイボーグに「奈津姫の同級生で薬屋の広川武美」という記憶を植え付けてもらった。
恐らく森友子ではないかと言われており、この事から二次創作イラストでは森友子と絡む事がそれなりにある。

ただ彼女がブギウギ商店街の一員だったのも事実である。
奈津姫ルートでは、彼女が生活するためにジャジメントと内通していた事を知りながら武美は庇っていた事。
主人公もむしろ「武美が必死になって庇う人物」は一人しか居ないと考え、奈津姫である事を悟る。
少なくとも武美が奈津姫の事を友達だと思っていたことの証明だろう。

またこの際に「誰もがアンタみたいに強いわけじゃない。…ずっと正しくなんて生きられない人の方が多いんだ」とぼやく武美に、主人公が「わかってる」とだけ返すやり取りはパワポケ9でも印象深い。
特に主人公がパワポケ7の彼であったと仮定すると余計に重たい。

そして感情の昂ぶりで泣けない。これはパワポケ13の化け物アンドロイド・雨崎千羽矢も似たシチュエーションで語っている。

主人公に対して初期から好意的だったのは彼が「自覚のないアンドロイド(雨崎千羽矢や上守阪奈など)」だと予想していたため。
しかしアンドロイドではなかった事が分かっても、出自が違うだけの同類かもしれないと言われても、「あたしたちがなりたかった本物」だと思って惹かれて行った事を告白する。

その後も殆ど変わらない交際が続き、河川敷でデート中に水着の話をして「スケベ!」と恥ずかしがったり、ゲームを脳につないでイメージトレーニングをするというパワポケ12に近い特訓をするなど、しあわせな生活を送っていた。
わ~いわ~い。風来坊さんと一緒に居て楽しいな~♪ しあわせ!
本当にデート中に「しあわせ!」とか言い出す。サイボーグと判明する以前でも言い出す。
このヒモ男、パワポケ7のレッドとは大違いである。


しかし終盤、武美は大神グループによって「寿命タイマー」という自爆装置が組み込まれている事が判明する。
猶予は来年の1月1日、武美は何度か大神グループにハッキングしていたが一人のポンコツアンドロイドがやっても出来ないと諦めていた。
だが主人公を連れて行けばなんとかなるのではないかと考え、オオガミ研究所へハッキングを挑む。
この際、神前町に追手が来ないように離れた場所でハッキングしている配慮が泣ける。

当初は主人公を連れても役に立たないと思い込んでいたが、実際は武美らアンドロイドには反逆を防ぐために大神の重役の顔を覚えられないトラップが仕込まれており、主人公を連れて行ったことで防壁を突破出来る。
しかし主人公の選択肢に応じてバッドとグッドの成否が変わる。そして1度しか挑戦出来ない。
なお、どちらでも超特殊能力はもらえる。


【バッド】
別れ際、結局寿命タイマーを解除出来ず、最後の別れを告げに来る。
笑顔で別れようとしたが、主人公に好きだった事を告白され、感情が昂ぶる。
しかしアンドロイドの彼女は感情の昂ぶりでは泣けなかった。

「くやしいなぁ、くやしいなぁ。泣けないなんて………くやしいよぉ。」

そして主人公は振り返らず、後ろで爆音が鳴り響くのを聞いて去って行った。
なおこの時に「重い球」などの特殊能力が手に入るため、バッドの方が強い選手を作れるのもくやしいなぁ。

このように交際しやすい割にはバッドになりやすい彼女キャラとして、ある意味パワポケの代名詞として呼ばれていた時期もある。

【グッド】
確率は60%ほどだがノーリスクで救える選択肢、100%救えるが追手に攻撃されけがを負って能力値が下がる2つの選択肢がある。
運に賭けるか、それとも身を挺して守るか。
どちらにしても生存が確定した場合、主人公の旅路に付いていく。

ふたつの道があって意見が分かれる時があるかもしれない。
それでも別の正義があるという事が主人公の救いになる。
そして主人公と武美にはしあわせな日々が待っている事が示唆されている。



修正は武美がパワポケ14でもどこかで生きてて9主と旅していると信じている人が行ってあげてください。