SDガンダム外伝ナイトガンダム物語大いなる遺産

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SDガンダム外伝ナイトガンダム物語大いなる遺産 - (2020/05/19 (火) 10:10:22) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/07/16(土) 21:13:42
更新日:2024/03/13 Wed 10:57:07
所要時間:約 2 分で読めます



  • 概要
『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語 大いなる遺産』とは、エンジェルから1991年12月21日に発売されたスーパーファミコンRPGである。

『SDガンダム外伝』のジークジオン編を題材としており、ファミコン版と違い、第1章「ラクロアの勇者」から第4章「光の騎士」までを通して遊べる唯一の作品。

ゲームの内容は、大筋こそカードダスや漫画ににているが、炎の剣を黒い三連星が持っていたり、サイコゴーレムは光の弓矢で弱体化はすれど、一撃死はしなかったりと、ifストーリーとなっている。


  • ゲームの特徴
いたってオードソックスなRPGゲームである、が、ゲームバランスはお世辞にもいいとは言えず、
ナイトガンダムが3種の神器を手に入れてから1人だけ違う次元の強さになったり、
長年ファンの間でも語り草になっている

「第三章の序盤のアムロに対する敵の強さが釣りあってない*1
「ネモが強すぎてファンに先生呼ばわりされる*2
「サイコゴーレム強すぎワロタ」
「何がバグで何が仕様かわからない」
「わがいじろへようこそ」

等、お世辞にも神・良ゲーとは言えない、いつものバンダイのキャラゲーテイスト漂う大味すぎるゲームである。
ただしラクロア編~光の騎士編まで1本で遊べ、今までおまけ的な扱いだった
カードダス収集も「コール」という魔法を唱えると、実際にカードダスのキャラがその戦闘限りではあるが味方として参戦してくれたり、
最終決戦以外では今までの仲間で編成できたり、キャラゲーとしてのツボを抑えた1作であり
21世紀には入った今でも根強いファンが居り、ゲームの検証や解析が行われている。

裏書には平和を取り戻すために騎士ガンダム達が大いなる遺産を求めて旅立つ的なことが書かれているが、サブタイトルにまでなった大いなる遺産は影も形も名前すらも出てこず、ユーザーには「結局大いなる遺産とは何だったのか」とも言われている。

後年になり、このゲームのみの特徴であった「コール」が公式採用されたり、スパロボBXに出演した際も
このゲームの魔法が採用されていたり、ラクロア・アルガス・ムンゾなどの地理を知るための大事な資料となっていたりと
むしろこのゲームそのものが「大いなる遺産」となりつつある。


  • 大いなるバグまみれ伝説
ゲームバランスが悪いだけならまぁ「いつものバンダイのキャラゲーだな」
で済んだのだが、この作品を語る上で欠かせないのが異常なバグの多さである。

ニューガンダムのMPが無限になるわ、ひとり旅シナリオで全滅したら仲間を連れ出せるラクロアにワープするわ、最終章の半分をショートカット出来るわと、バグのバーゲンセールである。あまりの多さに何故かプレイヤーが得するバグも多い。
さんしょのみ という安いアイテムで死亡から完全回復できる。

また、バグと言うより設定ミスであろうが、一部のモンスターの攻撃力がべらぼうに高く、その原因があの「炎の剣を装備していることになっているから」
であり、次元の違う強さを手に入れたナイトガンダムでさえKOされることになる
その反面敵の耐性の設定ミスも散見され、即死の効く中ボスが居たりする。

ちなみに同時期に発売されたSFCのドラゴンボールのゲーム「超サイヤ伝説」もバグまみれである、なんでもこの当時トーセは色んなゲームを同時開発しており、製作スタッフがてんやわんやしていたとか
それでも超サイヤ伝説同様、バグを修正した後期ROMバージョンをこっそり出荷している。

SFC初期のゲームにしてはグラフィックは充分綺麗で、仲間に話しかける機能もあり*3、FC版同様いろんな試行錯誤も取り入れた意欲作でもある。
近年はSDガンダムの復刻ブームが起きたり、関連グッズが売られたり、スパロボにまで出演するほどである。


時には

子ども心を思い出しながら
BB戦士を作りながら
ネットオークションでナイトガンダムの漫画を落としながら
実家でカードダスを掘り起こしながら
膝に我が子を乗せて

きっとセーブ電池がきれているので、電池交換をしてから、たまにはこのゲームをしてみては?


追記・編集は外海にでて、すぐ左へ舟を漕いでからお願いします。

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