E・HERO ジ・アース(遊戯王OCG)

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E・HERO ジ・アース(遊戯王OCG) - (2018/11/21 (水) 12:53:49) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/06/11(木) 18:38:33
更新日:2024/02/19 Mon 09:09:58
所要時間:約 3 分で読めます



E・HERO ジ・アース
星8/地属性/戦士族/ATK2500/DEF2000
融合・効果
「E・HERO オーシャン」+「E・HERO フォレストマン」
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する「E・HERO」と名のついたモンスター1体を生け贄に捧げる事で、
このターンのエンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は生け贄に捧げたモンスターの攻撃力分だけアップする。

遊戯王OCGのカードの一つで、E・HERO(エレメンタル・ヒーロー)の名を冠した融合モンスター。

素材となるモンスターのフォレストマンは森林(大地)、オーシャンは海を表し、それらが交わり一つになる事でジ・アース(地球)が現れる。
何とも洒落た事である。

……ただし、全く同じ素材からもっと便利な連中を色々と出せてしまう。詳しくは後述。



生け贄を捧げて動くジ・アース。
どこぞのロボットアニメとは関係無い。アンインストールもしない。


漫画版GX

漫画版GXにおける十代の切り札に位置する。
能力値などから鑑みるに、アニメにおける「E・HERO ネオス」に相当すると思われる。
妖怪使いの三沢戦では何度も呼び出そうとするものの、その度に妨害されていた。

主な攻撃方法は打撃とビーム、効果を発動すると全身が赤くなりビームサーベルを取り出す。

The big SATURNと同じく、世界に一枚ずつしか存在しないプラネットシリーズの一枚。
響紅葉プロが世界一になった時に贈られたカード。
その後、響紅葉プロが引退の際に十代に託した。


世界に一枚しか無いはずなのに、単行本3巻の巻末オマケで公開された十代のデッキには2枚入っているのが確認出来る。
恐らく平行世界から来たのだろう。


OCG版

E・HEROを生け贄にする事で、その攻撃力を丸々吸収する起動効果を持つ。
フィールド上での攻撃力を参照するため、強化されたE・HEROをコストにすればさらに大幅に攻撃力をアップ可能。
また、発動回数に上限は無いため、1ターンに何度でも効果を使える。

ただし、何体吸収しても与えるダメージは結果的に変わらず、ターンがすぎれば元に戻ってしまう。
「魔法の筒」「ディメンション・ウォール」「炸裂装甲」などの攻撃反応型罠を受けるとと悲惨極まりない。
原作でもこの通りのことをされ「効果を使わずに2体で攻撃するべきだった」と十代が後悔する場面すらある。
なので基本的に高攻撃力モンスターの突破のためぐらいにしか使い所のない効果なため、原作ですらろくに効果が使われない。


基本的に自身よりも攻撃力の高いモンスターを殴り倒すための能力と言える。
しかし、そうなると同じ融合素材から出せるE・HERO ガイア、V・HERO アドレイション、そしてE・HERO アブソルートZeroが壁となる。

E・HERO ガイアは相手の攻撃力を半減し、その分自身の攻撃力をアップする効果を持つ。
こちらと違ってノーコストな上に、数値上は相手の攻撃力を確実に上回ることが出来る。
戦闘破壊が目的ならアースの上位互換と言っていい。

V・HERO アドレイションは場のHEROの攻撃力分、相手の攻撃力を下げることが出来る。
アースとは逆に弱体化させる効果だが、「HERO」ならD-HEROでもE-HEROでもM・HEROでもOK。リリースする必要も無い。
融合素材の指定も緩く、果ては素の攻撃力でも上回る。ついでに蘇生や帰還も可能と来ている。
ジ・アースが明確に勝る点はミラクル・フュージョンで出せるぐらいじゃなかろうか。
しかし、それすら上記のガイアや以下の最大の壁が……


そしてコイツにとっては最大の壁であるE・HERO アブソルートZero
攻撃力は同じ2500、「HERO+水属性」という素材の縛りの緩さ、ノーコストかつ条件の緩い攻撃力アップ。
そして、最大の武器である「フィールドを離れるだけで相手の場を全体除去」のインチキ効果。

語るまでもなくこいつのほうが圧倒的に便利である。

ただし、同時にジ・アースのコストに最適なモンスターでもある。
アブソルートZeroをリリースすると、全体除去を発動させつつ攻撃力を上げられるので、攻撃力5000でダイレクトを決められる。



総括すると、元々強いわけでもないのにさらに強力なライバルが立ちふさがっている。
上記の連中に不可能でこのカードにしか出来ないこととなると、ハムドオベリスク等の耐性持ちを殴り倒せるぐらい。

プリズマーで素材を墓地に送る見せ役ぐらいにしか使われないのが実情。
エクシーズの台頭で、それすら怪しくなってきた。
現状素材名にオーシャンとフォレストマンが記されてるのはこのカードぐらいなので融合準備のようなカードが増えれば注目される…かもしれない。


そんなわけで色々影が薄いカードだが、最近になってこのカードに再び注目が。
2014年ブースターパックに再録したのだ。しかもスーパーレアで。いわゆるハズレア。
同じパックの社長の地獄門やDTテーマの切り札狙いで箱買いする決闘者を絶望させまくっている。
しかしなんでLDSのパックに君たちが混じっているのでしょうか……。


なおタッグフォースで相方にこのカードを使わせると危険な場合もある。
CPUは攻撃できない状態だろうがむやみに効果を使用し自分の場のモンスターを犠牲に攻撃力をあげたがるので、
場合によっては五体いたモンスターが全てコイツに喰われ、場にはジ・アース一体という事がある。
この状態で魔法の筒や、相手ターンで地砕きされると非常に悲しい気持ちになれる。
ダッシュガイも同じ問題を抱えていた。
TF3では改善され無暗に効果を使わないようになった。



余談だが、地球を背景に全身白で頭頂部や肩などが紫色の姿はどこと無く違うお方を彷彿とさせる。
しかし攻撃力は53万も無い。

だが、マテリアルゲートによる無限ループを使えば53万の実現は可能。攻撃できないからカタパで射出くらいしか使い道ないがな!



追記・修正は場のモンスターをリリースしてからお願いします
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