ZOIDS VS.シリーズ

「ZOIDS VS.シリーズ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ZOIDS VS.シリーズ - (2015/11/18 (水) 10:25:32) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/03/01(月) 00:27:28
更新日:2024/03/15 Fri 09:52:08
所要時間:約 6 分で読めます





ZOIDS VS.(ゾイドバーサス)シリーズはトミー(現:タカラトミー)から発売されたゲームキューブ用ソフト。
I~IIIの全3作が発売されている。

最大の売りは、何と言ってもゾイドを自由に動かせる事である。
自らゾイドを動かしたいというゾイダーの夢を見事に叶えた。
本作以降もゾイドを動かせるゲームは極少数登場したが、機体数と自由度でこれを超えるソフトは出ていないと言ってもいいだろう(多分)。

毎回微妙な特典ゾイドが付属する。

【概要】
広いフィールドで選んだゾイドを自由に動かしながら戦う事が出来る。
自由度は高く、建物を飛び移りながら高層建築の上まで登ったり、ひたすら走り回ったりと戦闘以外でも遊べる。

ゾイドは好みでカスタムでき、独自の武装の装備、カラーリングの変更(既存のバリエーションから選択)。
細かい部分ではサブパーツでスピードや攻撃力、旋回性能などの強化が可能。

また、パイロットには本作オリジナルキャラはもちろん、バンやビットなどアニメのキャラやGBAゾイドゲームのキャラも使用できる。


モードはオリジナルストーリーをクリアする〈ストーリーモード〉
2PかCOM対戦ができる〈バーサスモード〉
自分のゾイドでバトルを勝ち抜く〈ゾイドバトル〉の3つが主。
IIIでは4P対戦とフィストモード、ゾイドギャラリーが加えられた。

〈ゾイドバトル〉は本ゲームのメインコンテンツと言っても過言では無い要素。
大雑把に言うと「金貯めてゾイド買って、買ったゾイド強化しながら戦い続ける」である。
ほぼすべてのゾイドとパーツを使えるのはココだけで、後の友達と対戦する時に使うデータもこれの物。

〈バーサスモード〉で使用するゾイドはプリセットのゾイドが使用可能だが〈ゾイドバトル〉で購入したゾイドをカスタマイズし使用する事も出来る。

〈ストーリーモード〉はストーリーに合わせて使用ゾイドやパーツが支給されるため、購入などは出来ず対戦にも使えない。

何故かシリーズ通して同じようなバグがあるが遊びに使える。

【システム】
《WEAPON》
武器。選択中の物のみ使用でき、複数同時使用はできない。装備中の武器は選択ボタンを押す事で順番に切り替わる。
総弾数制を採用しており時間経過による回復は無い。

武装例

◆ビームガン系
多くのゾイドのメイン武装。正直威力がモノを言う感じがある。
ゾイドによっては歩きながら撃つと弾が明後日の方向にすっ飛んで行ったりする。
IIIからはクイックターンというドリフトのようなものが実装され、一部を除き上記の問題は解決した。

◆ガトリング系
サブパーツを装備していない限り威力が低いため強化が必要

◆レーザーブレード系
一部ゾイドの固定武装。敵の隣を走り抜けるだけでダメージを与えられる。
レブラプターのような速くて小回りが利く奴がもったらもう…ふぅ。
当初は使用無制限だったが、IIIからエネルギー制限がつき弾切れが発生するようになった。
更に飛行ゾイドが増加した為弱体化が激しい

◆スナイパーライフル系
ガンスナイパー等が持つ。選択すると狙撃モードになる。
ブーストしながら使用も可能。

◆ミサイル系
ロックオンしていると自動追尾。
IIIでは飛行ゾイド参加の為に強化が図られ特に大型ミサイルの性能が上昇。
ウルトラザウルスのミサイルは屍の山を築いた。

《格闘》
武器を使わない攻撃。隙が大きいので注意。
基本的に三回まで連続攻撃ができ、一〜二発目はひるみ、三発目はダウンする。

格闘性能の高いゾイド

◆バーサークフューラー
発生が早くリーチが長くさらに攻撃力も高い。
一段目ばかりで連撃すれば相手がダウンせずハメ技になる。

◆シンカー
攻撃よりむしろ移動手段。飛行ユニット使用中の格闘を連続で使用すればを数秒でマップを端から端まで移動出来る

《OPTION》
Eシールド等の武器以外の装備。一つしか装備出来ない。設定上複数持っている機体でも一つだけ。
基本的に制限はなく、どのゾイドに何を付けようが自由。
ゲージが満タン状態で無ければ使用出来ない(残量に関わらず回復するまで使えない)。ゲージの回復スピードはその装備によって異なる。

◆スモークディスチャージャー
煙幕を張る。敵が煙に包まれるとロックが外れるため、追われてる時に使うとよい。

◆光学迷彩
姿が消え、ロックが外れる。

◆Eシールド
自機と敵機の弾を区別せず遮断。
さらにぶつけると敵味方問わず吹き飛ばせるので格闘戦でピンチになると重宝する。

◆ブースター
移動スピードを上げる。「推力を利用して強引に脱出」とかは無理。Vではジャンプを加速させる事が出来る。

◆地雷
置きウンコ


《必殺技》
HP三割以下で使用可能。
格闘、射撃ボタンの同時押しで準備状態に入り、ボタンを離すと発動する。一度使うとゲージが貯まるまで使用出来ない。
格闘系は準備状態でも自由に動けるが、射撃系はその場で動けなくなるので注意。

◆荷電粒子砲
主に帝国の恐竜型ゾイドが使用。
アニメを見たゾイダーの多くに夢を与えた兵器。

任意で向きを変えられるが光で前が見えないため自分がどの程度の角度で撃っているのか分かりにくい。
気付けば地面や空に撃ってる事もしばしば。

通常の荷電粒子砲は建造物を貫通するが、収束荷電粒子砲は貫通しない。

◆ストライクレーザークロー
ライガー系、ウルフ系が主に使用。
HPが少ないにも関わらず敵の懐に飛び込まなくてはならない。一発逆転狙い。

◆その他
極太ビーム 電撃 突進 フルバーストなどなど



《SUB PARTS》
攻撃や防御などの強化パーツ。一機に付き3つまで装備可能。
二つの性能を同時に上げるパーツも存在する。パーツの性能によって上昇数値が異なる。

◆ウルトラZ
金999999で買える全能力UPのパーツ。
機体がやたら軽くなるという効果もありこれをつけ始めるとカオス。
強すぎたのかⅢでは三分割された。


《ダウン》
ダウン状態。この状態ではダメージを受けないが、部位ダメージは受ける。
格闘ボタンを押すと起き上がる際に回転攻撃ができ、周囲にいる敵をダウンさせる。

《部位ダメージ》
HPとは関係なく頭、胴体、四肢にあるダメージ。攻撃を受けると各アイコンの色が緑→黄→赤と変化し、その部位の性能が落ちる。
例えば頭部にダメージを受けると真っ直ぐ進みにくくなり脚部に受けると旋回性能が落ちる
【シリーズ】

『ZOIDS VS.』
記念すべき初代。
動きがカックンカックンである。

『ZOIDS VS.II』
対戦限定でデスザウラーなど超大型ゾイドが使えるようになった(カスタム不可)。

『ZOIDS VS.III』
飛行ゾイド、慣性の採用、クイックターン等の諸要素が増えた。
シリーズ初の4人対戦が可能だが、使用できるゾイドが限られてステージも少ない。処理落ちしがちである。

当初、飛行ゾイドが登場し大型ステージが活きてくると思われた。
が、市街地や共和国軍基地などが対戦で使用不可になってしまった。

【ゾイド一例】

◆モルガ
見た目からして雑魚ゾイド。
しかしやたらとバリエーション機体に恵まれている。

◆ライガーゼロシリーズ
換装は無くそれぞれ別機体扱い。
なおIIでライガーゼロのEXを使うと全キャラが「ストライクレーザークロー!!」と叫んでくれる。
ちなみにパンツァーもきっちり走り回るが、IIIではクイックターン時に機体が若干傾き弾が前に飛ばないという愛があるのか無いのか微妙な仕様を持っている

◆ライガーゼロ フェニックス
IIより登場。
飛行可能、異様な速度の対空装備有り、高威力の主砲、高性能な格闘、全ゾイド中上位の速度と優遇されまくった機体。

◆バーサーク・フューラー
最高の格闘性能を備え、遠〜中距離では高威力、追尾性能付きの射撃が可能。
その代わりパターン戦法になりがちである。

◆ウルトラザウルス
そのミサイルの威力と追尾性能により数々のプレイヤーを苛立たせた。これでグラビティキャノンなんて付けられたら洒落にならない。

◆凱龍輝
I、IIで一部のゾイダーの悲願だった空中荷電粒子砲を実現した。

◆サラマンダー
何故か特大になって参戦。
サイズ故に能力が異常に高く火炎放射でウルトラを瞬刹、格闘連打だけで無双なんて事も。


ゾイドファンからは根強く「続編がまだか」と期待されているが、一向に出る気配はない。



追記・編集お願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/