せっかち伯爵と時間どろぼう

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せっかち伯爵と時間どろぼう - (2014/09/10 (水) 17:05:36) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/12/30(月) 00:40:30
更新日:2021/04/03 Sat 22:51:13
所要時間:約 ? 分で読めます




概要

せっかち伯爵と時間泥棒とは週刊少年マガジン2013年49号より連載された時間喜劇(ギャグ)漫画である。
作者はさよなら絶望先生かってに改蔵じょしらく(原作)行け!!南国アイスホッケー部でおなじみ、久米田康治

始まったばかりで情報は少ないが今の段階で本作を一言で表すなら「今まで培ってきた物の集大成」と言える作品。
絶望先生、改蔵中期以降で培ってきた時事ネタ、ブラックなネタ、改蔵で頻繁に使われた漫画家、漫画作品イジリ、
そして南国と改蔵初期のような下ネタをふんだんに使っているのが本作の特徴。
ページ数も(1話と2話と12話を除いて)16ページと改蔵の頃に戻っている。
さらに改蔵以降で多用された魚の目がモブキャラ中心に使用され、頻度が少なくなっている。
(代わりに三珠真夜みたいな感じの目が多いが、それも真心にのみ)
さらに乳首券も本格的に発行されている。チン○も先っちょは書いてないがモザイク無しで書かれている。どちらも相変わらずイヤらしくないが。

そして改蔵中期以降にみられた赤松ネタも非常に多くなっており冒頭を2話から4話にかけてUQ HOLDER!の軌道エレベーターネタがパロディにされている。

単行本は現在1巻から3巻までが発売されている。黒と白と+一色(赤や青緑や紫)の三色の影絵が特徴。
第4巻は9月17日に発売予定。
さよなら絶望先生と同じくカバーが通常の単行本とは異なり少し高いカバーを使っている(絶望先生のような和紙風ではない)。
作者曰くカバーが高い分インク代が削られたらしく、カバーが三色のみの影絵なのもこの為と思われる。

春以降掲載順で最下位をよく取っており(最近はやや持ち直した)、ファンからも迷走しているという声があり打ち切りの心配をよくされている。
単行本売上も現在週マガで最下位でオリコン割れしたりと踏んだり蹴ったりな状況が続いてる。
だがヒロインのミチルの設定もあり、人気の有無に関係なく1年間のみの連載ではないかと考察されている。
37話ではミチル自身がもう余命が幾許も無いと言ったり展開もシリアスになってきたためもう残り話数は少ないのかもしれない…。

登場人物


○サンジェルマン伯爵(- はくしゃく)
主人公その1。4次元種の男。
マガジンの表紙・集合絵はサンジェルマン伯爵が出てくる。
1年しか生きられない事もあり、非常にせっかちな性格で態度がデカい。というかせっかちな性格が加わった糸色望と言えば大体説明が付く。
ポジションも糸色望と言えば大体OK。
4次元種内の底辺で他の4次元種内によくいじめられる。
4次元種じゃあ当たり前の瞬間移動が出来ず、錬金術で金を練成出来るが9K以下と能力がいろいろと残念。
1話で炎を使った拷問器具で(本人の意図せずに)なぜかパンを焼き上がったり、
現実にもベーカリーショップ「サンジェルマン」というパン会社があるためパンに関わるネタが多い。
名前の元ネタは18世紀フランスの貴族・サンジェルマン伯爵から。

○時只卓(ときただ すぐる)
主人公その2。
マガジンの巻末の目次にはこちらが出てくる。
不登校でめんどくさがり屋で終始やる気がないダメな男。
七味唐辛子を選り分けたり口に雨水溜めたり時間をひたすら無駄に使っている。
それ以外は非常に坦々とした性格で毒舌を吐いたり物事をあしらう発言が多く、真心の猟奇行動にも全く反応しない等肝が据わってる。
さらに流されやすく気がついたらミチルと君のいる町20巻分のイチャイチャ行為を一通りこなしている(人間でいう交尾とかはやってない模様)。
不登校だが全く登校しないわけではなく十日に一遍は通っており、学校では漫画で例えるならどこぞのやたら休載する漫画のような人気者。
学校では(立候補者がおらず欠席をいい事に)生徒会長をやっており、業務を十日に一遍の日にまとめてこなしている。
旅編では何故か某国の国家主席になったり地下闘技場の王者になったりガレー船船長になったりした。
名前の由来は「時ただすぎる」。

○時只ミチル(ときただ -)
ヒロインその1。
サンジェルマン伯爵の妹。
人間でいう5歳~15歳の間を口に雨水貯めることに使った女。
口に雨水を貯めるという大胆な時間の使い方に感動し、1ヶ月もの間を口に雨水を貯めた。そして時只卓と結婚するために堕センションし3次元種になる。
かなり求愛が過剰で、君のいる町20巻分をイチャイチャ行為を一通りこなし、16話では子作りまでしようとした。
名前は堕センションした後の3話で決めた。
のこり2ヶ月くらいしか生きられない。
名前の由来は「時ただ満ちる」。

○夕仏真心(ゆぶつ まごころ)
ヒロインその2。通称マゴ。
ツッコミに回ったり解説に回ったり猟奇キャラになったり4次元種によってパンチラされたりバレンタインチョコを作らされたりといろいろと忙しい人。
時折木津千里のような猟奇的一面を見せる。
自堕落な性格な卓に呆れているが想いを寄せている。
幼いころ名前を糸色望みたいに読めばタイムマシンになるため周囲から妙な期待をされ、そこまで言うなら作ってやるとタイムマシンを作る事を目標にしてる。
名前の由来は前述のとおり「タイムマシン」。

○従者(ほむんくるす)
メインキャラクター。
その名の通りサンジェルマン伯爵によって造られたホムンクルス。
サンジェルマン伯爵の付き人。ホモ。
主に解説・ツッコミ役をこなしており、かってに改蔵の坪内知丹に近い扱いを受けることがある。

○戦士(せんし)
ほぼレギュラーキャラクター。
でかいコテカ(チン○ケース)をつけたアジア系戦士。
サンジェルマン伯爵の長い帽子をコテカと勘違いして強い戦士だと思い、来日してきたと思われていた…が、
10話で卓達の通う学校の生徒であることが判明し(ちなみにコテカ部部長)、11話で小手川という名前が判明したと同時に日本人であることが判明した。

○時只歩(ときただ あゆむ)
時只卓の妹。15歳。
心臓の病に罹っており心臓の鼓動が止まりそうなくらい遅く長くて二十歳まで生きられるかどうからしい。
スケッチが趣味。
名前の由来は「時ただ歩む」。

○主婦(しゅふ)
多分レギュラーキャラクター。
1話でサンジェルマン伯爵の住処をパン屋と勘違いして登場。
12話で意外な事実が判明すると同時に、久米田作品では珍しく強烈なオチを持って行った。
旅編では某国の某ニュースキャスター風に前回のあらすじをやった。

○麻姫(あさひめ)/貫地谷しほれ(がんじや -)
14話から登場した麻の4次元人。
ひな祭りの人形くらいのサイズだったが竹のごとくすぐに人間と同じサイズになった。
大麻の人間なので乾燥したところの居させると周囲が大麻漬けにされてしまう。そういう体質なので自分で制御はできない。
色々あって婦女子、BLに目覚めたが何故か禁断の果実扱いになり堕センションしてしまう。
だが本人は大して気にしていない模様。
4次元人だった頃は麻姫、堕センション後は貫地谷しほれと名乗っている。
元ネタは女優の貫地谷しほりとガンジャ(大麻の英語)。

○屋良かすみ(やら -)
2巻あたりから登場した真心の同級生。
ズレた登場人物が多い中ではかなり常識人。
それゆえ前作の日塔奈美みたいに扱いやすいのかいつのまにかレギュラー化した。

○クロックマダム
上人類の人妻。サンジェルマン伯爵の不倫相手。
夫がどの時代に行ったのかわからず共有する時間がなくなった時空未亡人。
通称四次熟女。

用語


○4次元種
サンジェルマン伯爵の種別。またの名を4次元人。
時間を自由に移動できるが寿命は大体1年くらいしか生きられない種族。
高速移動が可能だったり錬金術を操ったりと多彩。
男は帽子が縦に長く、女は帽子が横に広い(理由は後述)。
生まれて1ヶ月で成人するらしい。
名前は無く、ゲームのようにデフォルトで付けられる。
人間でいう神、宇宙人、神隠し、、UFO、かまいたちや心霊写真等の超常現象は4次元種が引き起こすことらしい。
ヒエラルキーでは4次元種>3次元種>人間以外の動物>植物となっている。
スクールカーストのように4次元種内でもヒエラルキーがあり、人間と接触してる時点で4次元種内の底辺。
あまりに素早く動く為ハイスピードカメラでしか一般的な4次元人の姿は捉えられず、移動の際にはパンチラを引き起こす程の突風が発生する。

○3次元種
我々人間。
一部の者は時間を好き放題使うことが出来る「時セレブ」としてミチルから賞賛されている。

○堕センション
次元降下。わかりやすく言えば人間(もちろん3次元)が漫画のキャラクター(2次元)になる事。
降下しても寿命はそのまま。
劇中では時只ミチルと麻姫(貫地谷しほれ)が使った。

○コテカ
またの名をチン○ケース。
ニューギニア島に居住する先住民、ダニ族若しくはヤリ族が股間に装着する瓢箪製のケースのこと。
コテカはダニ族・ヤリ族の普段着であると共に盛装にもなり、戦士がコテカをつけると雄々しく見えると信じられている。
劇中では戦士が装着しており、様々なアタッチメントが存在するらしい。

○旅編
16話から22話の7話を跨いだ(多分)長編。
終始行き当たりばったりで進行される。
某国の国家主席が勘違いで自滅したり、ギャランドラインを航海したり、
地下闘技場で某ゴーストライターや元みんなの党党首等2014年で騒ぎになった人たちが出てきたりした。
ちなみにこのあたりから掲載順で最下位をよくとっている。

○交頭(こうず)
人類で言う交尾。
やりかたは横に広い帽子(女性)の上に縦長の帽子(男性)が乗ることにより上から見て時計みたくなり(女は文字盤、男は針になる)、
そのまま時計の如く中心部で男性が1秒ごとにカチコチと回転していく。
上人類の帽子が縦長(横広)なのはこのため。
またこの習性上上人類の帽子は人間でいう下半身の性器でもあるため頭部を恥じらう傾向にある。


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