BAMBOO BLADE

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BAMBOO BLADE - (2014/01/16 (木) 15:55:17) の編集履歴(バックアップ)


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更新日:2024/04/07 Sun 21:09:34
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BANBOO BLADEとはマテリアル・パズル清杉でガンガン読者にはお馴染みだった土塚理弘を原作、後に咲-Saki-阿知賀編 episode of side-Aの作画を担当する五十嵐あぐりを作画とする ヤングガンガンで連載されていた剣道漫画およびそのシリーズのこと。この項目では一作目BANBOO BLADEとアニメ版を紹介。

キャッチコピーは3巻の帯に書かれていた『女のコの真剣(ホンキ)魅せてあげる!』

当初は「土塚が『女子』剣道?色気無いのに青年誌?」と危ぶまれていたが、何だかんだで人気が出てアニメ化もされ、シリーズは現在3作目『BANBOO BLADE C』(作画は高尾じんぐ)と4コマ漫画『BBデフォルメ』がビッグガンガンで連載中。



で、マテリアル・パズルの続きはどうなってんの?土塚先生。



【執筆にまつわる色々】

マテパを月に2話、清杉を季刊で描いていたにも関わらず、仕事をしたくてしかたがないワーカーホリックな原作者。しかしさすがに連載が忙しいので、新作連載の話をもらった時には作画を別の人に任せることに。そして「自分より女の子を描くのが得意な人が描くのに」ということで、以前から興味があった女子剣道を題材としたそうな。あと学園コメディという土塚的に得意なジャンルなので。

バンブレは隔週連載だったが、それまでの仕事は減らしておらず、おかげで一時期にはマテパ(相変わらず月2話掲載)、季刊の清杉、さらに今作のネームを月2話分とアホみたいな仕事量になったが、それでも「もっと仕事下さい」とガンガンの作者コメ欄で血迷った言葉を口走っていた。忙しいと違うのか。

ちなみに土塚は剣道の経験が体育の授業レベルでしかなく、執筆にあたって周囲の剣道部の経験者に色々話を聞いたとか。「剣道=臭い」的なネタも実話が元。

また作画面ではあぐりに任せている部分が多い。キャラデザや私服などのデザイン面のみならず、デフォルメverやネームにはない描き文字・リアクションなど、あぐり自身によるキャラ付けも多いとか。また時々すっごい大雑把なネーム送ったり、ギャグ混じりのネーム送ったりしていたらしい。



【おはなし】

愛車インテグラのローンで生活が苦しい室江高校のグータラ非常勤講師、石田虎侍。
顧問を務める剣道部の指導にもやる気が出ないが、ある日飲みに誘ってきた高校時代の先輩に「自分の指導する女子剣道部と勝負して勝ったら1年間父親の経営する寿司屋で寿司食い放題にしてやる」と話を持ちかけられて俄然その気になり剣道部強化に乗り出していく・・・

剣道の試合や全国大会で熱血バトルどうこうといった話では無く、普通の部活や高校生活、それを指導していく中で成長していくオッサンと少女のコメディ成長物語。
おかげで強豪校に取材しに行った時はあんま漫画に活かせれなかったらしい。


【登場人物】
多いので一部だけ。

  • 石田虎侍/コジロー
忘れられがちだが、今作の主人公。
生徒たちには慕われているが、軽くグータラな性格で社会人として未熟。

みんな大好きタマちゃん。項目参照。

  • 千葉紀梨乃/キリノ
室江剣道部部長。親しみやすい性格からか、アニメでは人気投票1位に。
けど原作アニメ共にコジローの嫁。

  • 桑原鞘子/サヤ
キリノの幼馴染。ギターや小説と色々手を出すがイマイチうまくいかない。
メインシナリオでは影が薄く、やや不遇。

  • 宮崎都/ミヤミヤ
剣道部新入部員。一見華やかな美少女だが元ヤンであり、猫を被る性格。
当初は彼氏であるダンに付き合って入っただけっだが、次第に剣道に熱意を持つように。
アニメでは喫煙や自転車2人乗りなど一部シーンとそれに絡むストーリー修正をくらった。

室江高校1年であり、中学時代は有名選手だったが高校に入ってからはやめている。
詳しくは項目参照。

  • 中田勇次/ユージ
タマの幼馴染。「普通」「平凡」と評されがちだが、剣道に対しては「竹刀で語る」と言いだすほどの熱血漢。
付き合いが長いだけあってタマの変調には敏感。

  • 栄華段十郎/ダン
ミヤミヤの彼氏。とっぽい外見であり、当初ミヤミヤを連れてきた時は2人の容姿のギャップにコジローとユージがキレた。いつの間にかデフォルメ体形で描かれるのが基本になり、そのことに対するメタ発言も時々ある。

  • 石橋賢三郎
コジローの高校時代の先輩。
今でもコジローとは仲がいいが、昇龍旗という大会でコジローに負けたことを気にしている。

バンブーブレード終盤、および以降のシリーズの主要キャラたち。
項目参照。

  • レイミの母/レイミママ
室江高校の理事長の妻の友人。
超自己中な性格であり、ある意味アダラパタ以上のクズ。

アニメでは25話に一度しか出ない灰色ねこが。

  • いぬ
出番が少ない。


【アニメ版】
2007年秋から2クールに渡って放送された。アニメ化の性だが基本的に賛否両論であり、原作者の作風に慣れている人ほど否定的になりやすいかも?
EDテーマ「STAR RISE」が「あんこ入りパスタライス」と聞こえると話題になった。
一部除いて曲の作詞は故・河井英里さんが担当。またタマ役の広橋涼が歌う「SUNFLOWER」の河井英里版が追悼アルバム「ひまわり」に収められている。


ストーリーは原作が連載中だった関係もあって、インターハイ県予選以降の19~26話は鈴木凛との出会いと戦いを中心とした完全オリジナルのシナリオに移行した。尺を確保しているだけあって、原作との雰囲気の違いに対する評価は分かれていても話自体はきっちりまとまっている。

アニメで特に文句言われる原因となっているのは主にキャラの描写や間といった部分。
全体的に『美少女剣道』という側面が強まり、やや肉感的な作画やテカる肌、やたら生足強調するフェチ描写などは原作が色気皆無なこともあって喜ばれたり辟易されたり。
また細かいキャラの描写などもそこそこ改変をくらっているのも不満が出る原因。
主な犠牲者はコジロー、小西、タマ父。特にタマ父は完全にウザキャラと化している。

一方でタマちゃんが買おうとしていたDVD-BOXの作品が『マテリアル・パズル』に差し替えられていたり、まさかの清杉が出演といったファンサービスはおおむね好評。
あと松戸高校の面々が好きな人には出番が増えて嬉しいかも。ただし浅川役の人の棒読みっぷりは酷い。

あと『ブレイドブレイバー』関連は異様なまでに力が入っており、アニメ化に際して大幅な設定変更が加えられた。
真の主役シナイダーをはじめとする追加キャラや、詳細なキャラクター設定、バイク型のメカ、巨大ロボット、全52話のストーリー構想や劇中で製作された劇場版のプロットが用意されている始末。また幾つかのシーンが劇中で紹介されているほか、サントラには『超剣戦隊ブレードブレイバー』や『シナイダーのテーマ』がFULLで収録されている。
両曲とも救急戦隊ゴーゴーファイブのOPを歌った石原慎一が歌う。パネェ・・・ちなみにけっこう難しい歌です。


ついでにアニメ版のその後を描いたゲームも発売されている。
ゲーム自体はまあ、アニメ作品のゲーム化という時点で大体お察しできると思う。
ただキャラクターのイベントは豊富であり、松戸高校のメンバーやメイはおろかアニメキャラの鈴木やキャリーも出てくるので、好きな人は勝って損はない。あと水着とか色気が欲しい人も。





追記修正おねがいします。




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