Duel Masters Rev.

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Duel Masters Rev. - (2014/03/12 (水) 22:47:08) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/03/10 (月) 00:55:00
更新日:2023/02/28 Tue 02:06:46
所要時間:約 1 分で読めます





『Duel Masters Rev.』(デュエル・マスターズ レボリューション)とは、『週刊少年サンデー』に2012年39号~2013年32号まで連載されていた漫画。

原作は神先史土、作画は高橋伸輔。
テクニカルアドバイザーは真木老師こと真木孝一郎。

概要

このwikiでもお馴染みのTCG『デュエル・マスターズ』(デュエマ)の漫画。
コロコロ系列以外でデュエマが漫画になるのは同じ小学館とはいえ史上初のことであり、
「週刊少年サンデー初、本格カードバトルストーリー!」と銘打たれていた。
このため、年齢的にコロコロを買えない大友からそこそこ注目を浴びていた。

主に悪い意味で。

というのも、サンデーはこれが始まる直前にとある有名なタイアップ作品で壮絶な駄作を載せてしまったことがあり
(一応このwikiに項目があるが敢えて言及はしないでおく。まあわかると思うが嘔吐のことである)
サンデー自体の腐敗が止まらない中、懲りることなくホビーとのタイアップをするということで、この作品がどんなクソになるのか一部では恐れられていたのである。

その結果、主に序盤にかけて
  • リアルタッチの絵でやたらグロく描かれたセブ・コアクマン
  • ほぼ運だけで勝って主人公(のちに改善)
  • 不必要なパンチラ地獄

などのツッコミどころが多く、かといってプロモーションカードのおかげでそこそこ売れてしまったため
嘔吐のようなクソ漫画史に名を刻むようなモノにもなれなかったという、かなり残念な代物に終わってしまった。

作者二人はtwitterで積極的に読者の意見を聞き、それを取り入れて次第にデュエル描写もまともなモノになっていったのだが、
正直何もかも遅かった。

デュエマの中の人である真木老師が監修していることもあり、主要登場人物のデッキは全てちゃんとしたレシピが定められている(コミックスに全員分収録)。
このデッキは龍神などの極端なモノもありはするものの、いずれも十分実践に使える内容である。
またデュエルそのものも、序盤は見せ方のマズさが目立つものの内容はいずれもちゃんとしたもので、
『覇王伝ガチ!』のようなルールミスもあまり見られない。
そもそもオリカが無いため、全て実在のカードで再現可能という点もポイントである。
これは比喩ではなく、漫画の中に実写のカードが合成されているのである。

ただそれでも、真木老師にとっては色々と納得のいかないことがあったらしく、
しばしば作品のセルフネガキャンをしていたという噂もある。

ちなみにデッキ開発部の青い悪魔はこの作品について「コンボいっぱいあるから好き」と評している。
確かに実践的を通り越して悪意を感じるコンボもあったのだが、八重子が発狂するから正直やめてほしい。

あらすじ

小学生の頃、デュエマに夢中だった虹矢未来
だがいつの間にかその熱狂を忘れ、今や何のとりえもない中3になっていた。
そんなある日、ミライは幼馴染の白鳥愛美に誘われて数年ぶりにデュエマに触れ、かつての興奮を思い出す。
ミライは、昔使っていたカードをタイムカプセルに埋めたことを思い出し、早速掘り出しに向かうが…。

登場人物

ミライと仲間たち

虹矢未来(こうや みらい/ミライ)

「デュエマってすげーよな。これがあれば世界征服できるんじゃね?」
主人公。空手部に所属する中学3年生。PREVO。
かつてデュエマ(厳密にはボルバルマスターズ)に夢中になっていた。
当初のデッキは光・水ブロッカー中心の【ヘブンズ・ゲート】。切り札はかつてサンデーの付録になった『変幻の精霊ナイツ・オブ・コバルト』。
末期のデッキは【アウトレイジ】の「引いて捨てる攻撃的戦略デッキ」。
切り札はこの作品のためのオリカ『紺碧術者 フューチャー』。
小学生のころは【ボルバルブルー】使いだったが、金が無かったため一部のカードを手書きで作っている。(いわゆるプロキシ)


セブ・コアクマン

ミライのパートナー。いずれのデッキでも主戦力になっている。
この作者の癖なのかは分からないが、元のカードと比べて目と口が異常に大型化しており、
ダイレクトアタックで相手を喰い殺すという物凄く獰猛なクリーチャーである。
小学生の頃のミライがプロキシとして手描きで作ったカードであるが、描かれたころにはまだこのクリーチャーは存在していなかった。
そのため、本作では事実上「ミライが創造したクリーチャー」となっている。
というか上位互換のアクアンがまだ現役だったハズである。
小学生にして手札アドの強さを理解していたミライは只者ではない。

白鳥愛美(しらとり まなみ/マナミ)

「デュエマは頭脳の格闘技!証拠を見せてあげるわ!」
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ヒロイン。ミライとは「ただの幼馴染」。
カード漫画のヒロインには珍しく(?)かなり凄腕のプレイヤーで、彼女だけは小学生時代からずっと続けていたらしい。
ただしPREVO関連に関しては全くの蚊帳の外。
デッキは【緑単ウィニー】で、切り札は『緑神竜ドラピ』。
相手がデモハンで『偽りの名 ナッツ・スパゲッティーノ』を破壊するというプレミに助けられたことがある。
何故か漫画はマイナーなのに上記の台詞だけ独り歩きしている。
言っとくがこの漫画に覇ァは出ない。

霧谷愛莉子(きりたに ありす/アリス)

「無限に続く合わせ鏡のように、全てを破壊するコンボ「鏡の国のアリス」よ」
ヒロインその2。PREVO。
ミライの小学生の頃の幼馴染みで、ミライとは別の名門私立中学に通っている。
典型的なヤンデレであり、ミライに一方的に愛していて邪魔する者は容赦無く攻め込む。
使用デッキは【闇単ハンデス】で『特攻人形ジェニー』を利用したループコンボでミライを苦しめた。
ハンデスを好むのは、相手を束縛したいという意味らしい。

荻原蓮炎(おぎわら れえん/レエン)

「殴って殴って殴り勝つ!それが俺のデュエマだ!」
ミライのクラスメイト。PREVO。
幼いころから空手もデュエマも上を行かれており、ライバル的な存在だった。
小学生の頃、デュエマはとにかくシールド割ってれば勝てるゲームだと思っていた。
そして中学生になってもそう思っている節があり、ブロッカーやS・トリガーで防御を固める相手を見下している。
『ライジング・ダッシュ・デッキ 無限アタック!』をベースにしたような【赤単ヒューマノイド速攻】の使い手。
切り札は無限アタッカーの『無限鉄拳オニナグリ』。
ミライよりよっぽど主人公らしいデッキを使っている。

九龍(クーロン)

PREVOの組織。旧人類の抹殺を企む。

水元 恭平(みずもと きょうへい)

「せめて楽に死ねし!」
20歳。実体化させた「パクリオ」を使ってJCを盗撮していた屑男。
デッキは【サイバー・ロード】だったが、ミライの「ヘブンズ・ゲート」を踏みあっさり敗北した。
そのデュエマスペースはJCの裸やパンツが飛び交うカオス空間である。
PREVO能力を知らなかったミライによりセブ・コアクマンの餌にされかけるが、店長に命を救われる。
九龍にカウントしていいのかはよく分からないが、龍神のパシリのような仕事をしている。

赤目龍神(あかめ りゅうじん)

「やはり龍は素晴らしい。人間と違って龍は裏切らない。」
九龍の刺客。
街行く人に「龍の目は何色だ?」と尋ね、組織に引き入れるべきPREVOを探す。
デッキは【連ドラ】だが、なんと40枚全部がドラゴンクリーチャーという馬鹿みたいなデッキを使う。

コッコ・ルピア

「この世は理不尽で残酷だ。そんな世界を壊したいと思わないか?」
HuPoLubの施設に囚われていた龍神を解放したクリーチャー。
龍神を悪の道に誘った張本人(張本鳥)だが、デッキには入れてもらえなかった。
ドラゴンの友とは何だったのか。

那須霊禅(なす れいぜん)

九龍の刺客。切り札は《大邪眼B・ロマノフ》。

黒澤世観/神人類ヨミ

九龍の総帥。

用語

PREVO(プレボ)

人類が「神人類」に進化する過程で生まれた能力者。
デュエル・マスターズのカードを実体化させ操ることができる。
実体化させたクリーチャーはPREVO以外には視認できない。
ただし、「カードに戻す」という能力はない。
そのため、戻したい場合はいちいち「スパイラル・ゲート」などを実体化させる必要がある。
ネーミングはおそらく進化の「Evolution」に、前段階を意味する「Pre-」をつけた造語。

デュエマ・スペース

PREVOが真のデュエルを行うための仮想空間。
内部の背景は人によってそれぞれ異なる。後にアニメにそれっぽいのが逆輸入される。


追記・修正はPREVOに覚醒してからお願いします。

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