F-ZERO GX

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F-ZERO GX - (2014/05/03 (土) 01:59:07) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/05/02 (金) 13:47:00
更新日:2024/03/18 Mon 17:36:16
所要時間:約 5 分で読めます




時速2000kmオーバー!
未知の世界を体感する快感。



F-ZERO GXは、2003年に発売されたゲームキューブ用ソフトである。


スーパーファミコンから続くF-ZEROシリーズの作品であり、据置ゲーム機としては3作目。
ハードが変わったため前作と比べてグラフィックはもちろん、コースもより複雑な物が増えた。
また、オリジナルマシンを作ったり、ストーリーモード(難易度高し)、さらにアーケード版の「F-ZERO AX」との連動など、たくさんの新要素が増えた。
開発にはセガも関わっているせいか、スピード感の演出がすごい・・・・感じがする。
アニメ放送前の作品なので、アニメオリジナルの人物、設定は登場しない。


<ゲームモード>
  • グランプリ
メインモード。30台でレースを行う。敵の速さがノービス、スタンダート、エキスパート、マスターの4つのクラスで、
カップがルビーカップ、サファイアカップ、エメラルドカップ、ダイアモンドカップ、AXカップ(隠し)の5つ。
1カップは5コースで行われ、コースは固定。つまり全部で25コース。(ほんとはもう一つあるけど)
レースはポイント制で、最終的に一番ポイントが高かったキャラが優勝。
このゲームの特性上、逆転のチャンスは有り余っている。

  • VSバトル
文字のごとく2~4人で対戦できる。
復活する設定にできるためコースアウトしても、マシンが壊れても、初心者でも安心。

  • タイムアタック
文字のごとくタイムアタック。1人でひたすら新記録をめざそう。
自分の走りをゴーストとして保存できる。条件を満たせばスタッフゴーストも読み込めるが、スタッフゴーストは「普通の走り方ではない」ため勝つのは難しい

  • プラクティス
週回数やCPUの数を指定して好きなように走れる。

  • ストーリー

  • リプレイ
保存したリプレイを観覧するモード

  • カスタマイズ
パーツを組み合わせてオリジナルマシンを作ったり、既存のマシンにステッカーを貼ることが出来る。(ステッカーは自作できる)
新しいマシン等もここで購入する。

  • オプション
データのセーブやロード、コントローラの設定などが出来る。

  • プロフィール
手に入れたマシンのパイロットのプロフィールやマシンなどをじkkkっくり見れる。
特にマシンは擦れ傷やすす汚れまで描かれているのでよく見てほしい。
パイロットはそれぞれ専用のBGMがあり、作曲したのはなんとグランツーリスモでおなじみの嘉生大樹氏。


<登場マシン・パイロット>
全部で41台(隠し含み)登場する。どのマシンも特徴があり扱いやすいのもあれば、玄人向けなのも。
全てのマシンは書ききれないので、ここでははじめから使える4台・4人を簡単に紹介する。

ブルーファルコン
おなじみ青いマシン。癖がなく扱いやすい。扱いやすいがそれゆえに平凡な性能。
キャプテンファルコン
おなじみショイヤムー。前作で隠退宣言したかと思ったがそんなことはなかったぜ!
前作でのグランプリは彼が優勝したということになっている。

ゴールデンフォックス
黄色いアイロン。加速が優れていてブーストの性能も良い。
グリップが低いが慣れればその滑りやすささえ楽しくなってくる。
Dr.スチュワート
元々はお医者さん。今レース屋さん。ベテランレーサーであり、いぶし銀のテクニックを持つ通好みのパイロット。

ワイルドグース
緑の丸っこいやつ。ボディは頑丈だが滑りまくり、速度もそんなに出ない、ブーストも長続きしない。
以上。
ピコ
緑の異星人。かなり好戦的な性格で、キれるとやばいらしい。
元々は軍人であり今は小さな店で働いているが、実はヒットマン(殺し屋)。

ファイアスティングレイ
赤・・というよりはピンクのマシン。長い垂直尾翼が特徴。魚っぽい。
最高速が高くグリップも良い。旋回性能は低めだがそれほど気にならない。なかなか扱いやすい。
マリオカートで言うならクッパ的なポジション。
サムライゴロー
表向きは賞金稼ぎだが実は盗賊団のボス。メタボっぽい体系だがバク転で3回転するなど運動神経は良いようだ。動けるデブ。
いつもキャプテンファルコンにいいとこドリップされているためキャプテンファルコンを一方的にライバル視している。


<ストーリーモード>
キャプテンファルコンとなっていろいろなミッションに挑戦するモード。
純粋に1位を目指すものもあれば、時間内にゴールするもの、一定速度以上で走り続けるものまである。
全部で9つのミッションがあるが総じて難易度は高いため、慣れないうちは何十回もリトライすることになる。
難易度は3つあるが、最高難易度になるとかなり難しくなる。グランプリのマスタークラスがお遊びかと思えるほど。


<AXとの連動>
メモリーカードをアーケード版である「F-ZERO AX」に挿せばAX専用のコースやマシンをGXに持っていくことが出来る。
が、稼動から十年以上たっているため動いている筐体もほとんど無いと思われる。
なのでAXのコンテンツを持ってくるのは不可能・・・かと思われるが実はGX単体でもAXのコンテンツは手に入る。
その方法は、ストーリーモードの最高難易度をクリアすることである。


<良い点と悪い点>
独特な世界観やシステムは未だに色あせることはない。音速以上の速度で複雑怪奇なコースを走れるレースゲームはそうそうない。
一方、プログラムが対応しきれなかったのか、ゴール判定が曖昧だったり、奇妙な動きをすれば速くなったりする。そのせいで公式タイムアタックがカオスなことに・・・
また、ストーリーモードの難しさも話題になった。

いろいろ問題点はあるが、はまれば楽しいゲームになっている。
もしソフトを手に入れる機会があればぜひとも遊んでいただきたい。


<余談>
本作に合わせてロジクール社からGC専用ステアリングコントローラー「SPEED FORCE」が発売されている。
他の作品のレースゲームでも使えるが、操作性の都合上で実質的に本作専用と言える。
ちなみにアーケード版「F-ZERO AX」のプレイが困難な中、ある事実が判明している。
実は、本作のデータ内に「F-ZERO AX」が丸ごと入っていると言う事が確認されたという話である。
ただし、それをするにはゲームのデータを改造する事になるので推奨はしない。


追記・修正はストーリーモードの最高難易度を全てクリアした人にお願いします。



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