登録日：2014/05/15 (木) 23:37:00
更新日：2024/04/01 Mon 20:28:22
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R-9D シューティング・スターは、『
R-TYPE』シリーズに登場する異層次元戦闘機である。
本項では直系機のR-9D2、派生系列のR-9DH系についても記載する。
R-9D シューティング・スター
正確かつピンポイントな破壊能力を兼ねた超々長距離砲撃や、一撃離脱での破壊力の向上を念頭に置いて開発された重砲撃タイプ。
その外観は言わば「艦砲を抱え込んだ戦闘機」とでも言うべき奇っ怪なもので、文字通り巨大な波動砲ユニットを抱えて飛んでいる状態。
でも後発機よりはマシなんだよな……
砲撃に必須の敵周辺の環境データは自身に搭載されたディスクレドームや前線で行動中の友軍機から受け取る。
砲撃に特化しているため、基本的に接近されると死が見える。そのためのディフェンシブ・フォースではあるのだが限度というものがあってな？。
その波動砲出力は最大時で月－地球間に相当する約38万kmというぶっ飛んだ射程距離を実現したが、案の定と言うべきか冷却系が追いついていないのでリミッターがかけられている。
一撃離脱も念頭に置いてあると先に述べたが、ぶっちゃけこんな長物抱えて高機動戦闘など無理であり、実際にそのように使われたとの記録はない。
が、本機含めて5機種の長距離砲撃機が開発されているあたり、本機の戦果そのものは結構なものであったのだろうと推察は可能。
初登場の
FINALでは
R-9Aを差し置いてズームアップされたり、TACTICSシリーズでもムービーで活躍するなど公式からも優遇されている。
特にTACTICSでは序盤から最終盤まで運用できる息の長い長距離攻撃要員として、様々な提督に愛用されている(特に本機の後継機が)。
武装
○圧縮波動砲
超長距離のターゲットを
狙い撃つために威力と射程の両立を目指した新型波動砲ユニット。
上述の通り地上から成層圏どころかその彼方、月まで狙い撃てるトンデモ砲。
そのため波動砲としては異例の長大な砲身を備えており、間違ってもドッグファイトができるようなものではなくなっている。
射程という概念を取り入れづらいSTGでは照射による持続攻撃という形で、TACTICSシリーズでは長射程かつ大威力の波動砲として運用される。
○ディフェンシヴ・フォース
近距離戦闘が不得手な本機系列のために新規設計された近接迎撃型フォース。コアユニットを守るように大型・重装甲化されたコントロールロッドが前面を覆っている。
フォース本体からのエネルギー供給でロッドそのものは不壊に近いので、防御面積拡大のための設計だろう。
が、防御性能を重視しすぎて火力が控えめだったり死角が大きかったりと本当に迎撃用なのかこいつは……？
スタンダードでよくね？は禁句。
ナニをトチ狂ったのか、系列機だからというだけで
突撃ケンロクエーン系にまで装備されてしまった。
レーザー弾種は
フォース上下から2発発射し、着弾すると交差するツインレーザー
上下斜め45°方向に発射、着弾後に噴射するかのように分散放射される着弾分散レーザー
フォース下部から発射し、敵をサーチすると上下方向に直線軌道で分岐するディフェンスレーザー
の3種。全種ゼロ距離で撃ち込むと比較的高威力だが、重砲撃機で接近戦をやれと……？
R-9D2 モーニング・スター
さらなる波動砲の出力強化を目的に開発された。機体名は明けの明星で聖職者()が愛用した鈍器は関係ない。まあ派生機に赤いアイツがいるので間違いでもないっちゃあないが……
機体後部にアーム付きのバーニアユニットを4基増設したことで機体安定性が向上し、出力強化という目的は達成。
が、プロジェクトの流れがDHシリーズに移ったことで予算が削減され、後継機の開発を打ち切られた不憫な子。
……なのは設定だけで、波動砲の大火力でSTGでもSLGでも大暴れしている。
特にTACTICSではACEを乗せることで波動砲出力が脅威の160に達し、大型艦やケンロクエンでもない限り一撃必倒の重狙撃機として非常に有用。
恐ろしいのはこの機体、トレジャーさえ取得できていれば第6話開始時には開発可能になっている。
にも関わらず波動砲の威力は上から数えたほうが早いという、チャージサイクルの遅さを抜きにしても強力なユニットである。
武装
波動砲以外はシューティング・スター準拠。
○圧縮波動砲Ⅱ
さらに出力とチャージ容量が強化された強化モデル。
後に開発される持続式に比べて照射時間と範囲では劣るが、一射あたりのダメージ能力はこちらが上。
R-9DH グレース・ノート
威力と射程はともかく持続時間に難のあった圧縮波動砲を改良し、より砲撃力を高めるための派生プロジェクトで生み出された機体。
冷却効率向上の意図か、あるいは単に懸架できないレベルに大型化したためか、波動砲ユニットは機体上部に移設されている。
またディスクレドームは機体外観上存在しない。友軍からの環境データに頼ることでオミットしたか、あるいは小型化して内部に組み込んだのだろう。
STGでは照射による持続火力で殲滅力はなかなか良好なレベルに達している。
一方、照射という概念のないTACTICSシリーズでは代替措置としてかチャージ時間が1ターン削減され、射程そのままである程度連射が可能になっている。
……が、射程維持・チャージ時間短縮の代償は
デルタの拡散波動砲試作型とトントンの低威力、加害範囲(＝攻撃可能なヘックス数)はかろうじて上という
孔雀並みの地雷っぷり。
数を揃えて漸減作戦に用いようにも、出撃枠が同じなら倍の数を投入できて火力は圧倒的に上、射程以外でほぼ上位互換な
ドンマイがいるのでどうしようもない。
ちなみに機体名は「装飾音」の意。以後のシリーズにも演奏に関わるコードが与えられている。
武装
基本的にはシューティング・スター準拠。
○持続式圧縮波動砲
圧縮波動砲をベースにより照射時間を持続させ、殲滅範囲を拡大することを企図して改良された圧縮波動砲。
改良で総合的な殲滅力は向上したが、一射あたりの威力低下という課題を残し、改良が続けられることとなった。
R-9DH2 ホット・コンダクター
R-9Dの強化改良機。とはいえ改良されたのは波動砲まわりだけで、それ以外は手直しレベルに留まっている。
ただでさえ馬鹿デカかった波動砲ユニットがさらにゴッツくなった。
冷却系の補助なのか、あるいはエネルギーケーブルなのか、ぶっとい蛇腹ホースめいた管が機体下部後方から波動砲に向けて伸びているのも特徴。
機体名は「熱演する指揮者」の意。
武装
概ねグレース・ノート準拠。
○持続式圧縮波動砲Ⅱ
照射時間と引き換えに威力を落とした持続式だが、このモデルで従来の圧縮波動砲と同等の単発威力を取り戻す。
が、その代償としてよりゴツくより大型化した。
TACTICSシリーズでは例によって攻撃力が微妙なまま。ぶっちゃけた話、多少の強化と燃料増加のためだけに改良する意味がない。
R-9DH3 コンサート・マスター
もっと強力な持続式(ryを！というお題目の元開発されたDHシリーズ最終型。
波動砲の照射時間はさらなる進化を遂げ、火力、加害範囲、殲滅力のすべての面で上位レベルへと至った。
その代償は波動砲ユニットのみならず、機体そのものを冷却効率のために大型化せざるを得なかったという運用性の低下だったのだが。
ぶっちゃけどっちが本体かわからんレベル。
……というのはSTGでの話。TACTICSシリーズでは結局、圧縮波動砲級の火力は得られないまま開発終了。
しかも本機が開発可能になる頃には、射程-1で火力はグレースノートと同値な代わりにチャージ2ターンのラグナロックが開発できるので本当に立つ瀬がない。
機体名は「オーケストラのまとめ役」の意。今日もどこかでDシリーズによるバイドの断末魔がこだまする。ちなみに機体下部の立派な♂突起物は用途不明。
武装
基本的にはry
○持続式圧縮波動砲Ⅲ
さらに火力を強化された持続式(ry。その代償としてどっちが本体だよ！？レベルに大型化してしまい、ここで開発は終了した。
さすがの腐れ開発チームでも、出力と照射時間を維持しつつ小型化というのはさすがに不可能だったらしい。
やはり連中は邪神であっても神ではなかったということか
追記・修正は38万km彼方のバイドをブチ抜いてからお願いします。
