Dr.ヒネラー

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Dr.ヒネラー - (2016/10/06 (木) 19:39:16) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/06/09 (月) 09:34:34
更新日:2024/04/23 Tue 00:07:03
所要時間:約 3 分で読めます




電磁戦隊メガレンジャーに登場する敵組織・邪電王国ネジレジアの地球攻略軍司令官。
演じるのは森下哲夫。

名前の由来は「捻る」。


【概要】

ネジレ次元に位置する円盤状の要塞、デスネジロを拠点に三次元世界の征服を狙い、ネジレ科学を用いて地球侵略の指揮を執る科学者。
ネジレジアのトップではなく、国王ジャビウス1世の部下であり、彼の命により司令官の座に就いている。

巨大戦艦ネジクラッシャーを使って地球侵攻を試みたが、ギャラクシーメガに撃沈され失敗。
以降はスーパー戦隊シリーズの怪人に該当する「ネジレ獣」を送り、メガレンジャーに戦いを挑む。
このネジレ獣はネジレ魔方陣に卵(様々な生物や植物を組み合わせたネジレ獣の遺伝子)を置き、ネジレエネルギーを注いで誕生する。
(中にはビビデビやギレールが製作した個体もあるので、毎回ヒネラーが送り出しているわけではない)

基本的に冷酷非道で、人間を「不完全な存在」と蔑んで見下している。理由は後述。
ユガンデやシボレナの生みの親でもあり、彼らに関しては「最高傑作」と称し、実の息子・娘の如く深い愛情を持って接しており、
彼らが傷つけられる事を決して許しはしない。

9年後では芸能界、12年後は牛型ロボットに関わることになる。



【物語中盤より】

テコ入れとして本国から送られてきたギレールに関しては部下の一人として接していたが、ユガンデを捨て駒同然に扱う様に激昂。
「潜在能力を引き出す」と称して、強力な副作用を持つネジレゲンカプセルで暴走させた末、謀殺に追い込んだ。
そもそも「どんな手を使ってでも〜」と言い出したのは他ならぬギレール本人であるが

37話は出かけていて留守だった。
33話以降はネジレ獣に金属粒子を加えより強力となったサイコネジラー、
38話からは悪の戦隊邪電戦隊ネジレンジャーを創り出し、より一層メガレンジャーを苦しめた。
しかし、ネジレンジャーは戦闘能力こそメガレンジャーを上回っていたが、同じ色のメガレンジャーしか狙わないこととチームワークが最悪という短所があり、その欠点を見抜かれた結果、作戦はことごとく失敗し、全員撃破されてしまった。
ネジレンジャーの戦力は大きな期待を寄せていた分、焦りを見せることも多くなった。

しかし、ネジレンジャーを作成した理由はメガレンジャー打倒だけではなかった。
ネジレンジャーをジャビウス1世の細胞から創ることで、彼らのエネルギーの消耗とジャビウスの体力の消耗を連動。
それによってジャビウス1世を消滅させるのが、ヒネラーの狙いであった。要するに捨て駒である。
だが、この目論見の達成とメガレンジャー打倒の一挙両得を狙った結果、ジャビウスの弱体化に気を配り過ぎて、メガレンジャーを葬るチャンスを幾度も逃してしまうことになった。

そしてヒネラーはジャビウス1世の心臓となる機械核ジャビウスハートを入手、自分の目的を果たすべく動き出す。
彼の真の目的……それはジャビウスハートの力で人類をカードに変換し、データとして管理、そして思いのままに作り変えることであった。
一時はメガシルバーを除く五人をカード化することに成功したが、幽体となっていたネジレンジャーがジャビウスハートで復活するという予想外の事態が発生。
結果、決着をつけるために元に戻されたメガレンジャーにより作戦は失敗に終わり、ヒネラーシティーは壊滅、辛くも脱出する。
その過程で偶然にも彼らの正体を知ることになる。

この時期のエピソードに当たる『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー』では宇宙妖精ピコットを強奪しようとしたした際に『激走戦隊カーレンジャー』が現れたことについて驚いており、宇宙暴走族ヘルメドーと手を組んだ。


【物語終盤】

ヒネラーシティを潰されたヒネラーは、この頃から地球征服よりもメガレンジャー打倒に執念を燃やすようになる。
その手始めとして、諸星高校にジゴクネジラーを差し向け、メガレンジャーの正体を世間に知らしめ、彼らの家族や友人といった周囲の人々に危害を加えることで、高校から追放に追い込んだ。
何故か彼らは「お前らがいるから襲われるんだ!」と言わんばかりに、教師や市民から不当な罵詈雑言を受けた。

ジゴクネジラーが倒された後、ヒネラーは自身の最高傑作の開発に注力するようになる。
この頃から原因不明の体が捻じれるという現象が出始めた。
開発に取り組んで入る間、シボレナによってI.N.E.Tの本拠地を特定され、決死の覚悟でバーニングユガンデと化したユガンデの猛攻で月面基地を崩壊させるに至ったが、この戦いでユガンデとシボレナを失ってしまう。
一人取り残された彼は怪物となって久保田を襲うが、上記の症状が祟って元の姿に戻ってしまった。








ヒネラーの正体は久保田博士の友人である鮫島博士。
彼は宇宙開発用スーツの研究で注目を浴びており、不完全な人間の肉体を強化し、宇宙環境にも耐えうる肉体へ進化させる実験を進めていた。

しかし娘である静香は喜んで人体実験に参加したものの、実験に失敗してこの世を去ることになった。
この失敗を理由に世間やマスコミから「殺人科学者」、「悪魔の研究」と叩かれ全てを失い、人間への憎しみを覚え、
さらに強化スーツ理論は久保田の提唱したメガスーツ理論が採用され、鮫島は久保田をも憎むことになった。

その後鮫島は久保田の制止を振り切り、人間に復讐すべくネジレ次元へ飛び、Dr.ヒネラーとしてネジレジアに協力することとなった……。


【そして最終決戦へ……】

体が捻じれる現象が更に進行し、死期が近いことを悟りながらも、ヒネラーはデスネジロを変形させた巨大ロボット、グランネジロスと一体化して最終決戦に挑む。
その戦闘力の高さと再生能力でメガボイジャーを窮地に追い込み、更に自分と同様に世間から迫害されたメガレンジャーに上記の真実を明かして、人間たちに裏切られても幸せなのかという疑問をぶつけることで精神的にもメガレンジャーを追い詰め、遂には変身を解除させるに至る。


しかし、危険を承知で諸星学園に残って声援を送る大岩先生とクラスメイトの姿に奮起したメガレンジャーによって、武器を奪われたことで形勢が逆転。
戦いの長期化が災いし、先に自身の体の限界が来てしまう。
それでもなお、ヒネラーの執念は消えず、メガレンジャーを道連れに自爆しようとする。
メガボイジャーによって安全な高度まで運ばれる中、久保田博士に自身の勝利を宣言し、ユガンデとシボレナの幻に語り掛けながら、最期はグランネジロス、そしてメガボイジャーと共に自爆。
彼の野望は潰えるのであった。




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