R-9AX デリカテッセン

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R-9AX デリカテッセン - (2014/07/11 (金) 20:38:57) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/07/11 (金) 18:16:00
更新日:2024/02/04 Sun 18:44:43
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R-9AX デリカテッセンは、『R-TYPE FINAL』に登場する異層次元戦闘機。
本項では派生機群のR-9Sk、R-9Leo系についても記載する。
べ、別に項目が薄くならないための非常措置じゃないんだからね!


R-9AX デリカテッセン

ナノマシン波動砲やサイバーコネクタなど、特殊条件下で運用されるビットや波動砲のテストベッドとして開発された機体。
R-TYPERの間では恐怖の賢者の母体として有名。
インターフェイスやシステムの一部にナノマシンを用いることで、機体の追従性などを高める研究のテストケースでもあったとされている。

本機で実用化されたナノマシン制御技術の検証と別ラインからの推進によって、各種インターフェイスが派生していったことを鑑みるに、
R系技術史においては非常に意義深い機体でもある。大半が外道機なのはどうかと思うけどね
ただ、軍が詳細を公開していないこともあって謎に包まれた部分が多い。

本項の読者には「(テスト機って言ってもアンドロマリウスじゃ)いかんのか?」と思う方もいるだろうが、
あっちは特殊フォースの実験機であり、こちらとはやや毛色が異なる。
というか、いくら実験機だからって何でもかんでも一機に詰め込むのはどうかと思うね僕ぁ。

『TACTICS』シリーズにも参戦しており、やはり賢者の母体となっているので開発する価値は十分にある。
最大の特徴であるスタンダード波動砲Xがただの波動砲になってしまっているので、実戦運用には適していないが、
総合的にはレディ・ラヴ程度の戦闘能力は確保されている。

ちなみに本機の名は「調理済の食材」……すなわち惣菜である。これだけだといまいち意味が通らないが、本機の派生先を考慮に入れ、
そして「食材」を「パイロット」に置き換えるとあら不思議、一機にヤヴァい臭いがプンプンt……






おや、誰か来たようだ。

武装

○スタンダード波動砲X(FINAL)
指向性を持たせたナノマシンを波動弾体に混入することで、余剰エネルギーに指向性を付与。
着弾・分散後に再収束させての別目標へのアタックや、高耐久目標への連続攻撃を可能としたナノマシン誘導型波動砲の最初期モデル。
Xと付けられている理由は「未知なる領域への移行・挑戦」を表したものだとかなんとか。

○スタンダード波動砲(TACTICS)
R-9Aを参照。


○スタンダード・フォースH式
ハニカム構造(蜂の巣のような正六角形連続体)のエネルギーフィールドを発射するように改良された新型フォース。
これによって物理的な干渉・破壊能力が向上したとされるが、本機直系と賢者軍団以外に採用されていないので詳細は不明。
TACTICSシリーズには「スタンダード・フォースH」名義で登場。

使用可能なレーザー弾種は
赤青の幾何学模様をしたレーザーを水平方向に発射する対空レーザーH
地形滑走機能のついた青い幾何学模様のレーザーを斜め方向に2本撃ち出すサーチレーザーH
従来型と違い、地形滑走機能を持たない黄色い幾何学模様のレーザーを上下に発射するバーティカルレーザーH
の3種。Hは全てハニカム(Honeycomb)の頭文字。


R-9AX2 ディナー・ベル

デリカテッセンの波動砲出力を強化した改良機だが、カラーリング以外どういった改修がされているかは不明。
というのも、例によって軍が情報をシャットダウンしているからだが、その割に賢者はガンガン表に出してるあたりが、何と言うか……
「ディナー・ベル」とは「晩御飯ですよー」の合図に使われる鐘。鐘を鳴らせばデリカテッセンが……これ以上はやめておこう、なんか怖い。

武装

基本的にはデリカテッセン準拠。

○スタンダード波動砲XX
スタンダード波動砲Xの強化改良型。と言っても、プレイヤー的にはチャージ数強化による威力増強くらいしか改良と感じられる点はないのだが。
XXとついてるが某メーカーの格ゲーは断じて関係ない。


R-9Sk プリンシパリティーズ

炎が生み出す熱による殺傷力に着目して開発された火炎武装特化機。波動砲はもちろんフォースレーザーまでも火炎系でまとめているという徹底ぶりである。
設計コンセプトはおそらく「波動エネルギーへの炎熱属性付加に伴う対バイド焼却の有効性検証」。
端的に言うなら「バイドは消毒だ~っ!」
多分閉鎖環境下での対バイド早期除染に効果を発揮した……んじゃないかなぁ、きっと。勢い余って施設諸共消し炭になりそうだけど。

強力な火砲が帯びる熱……というか使うだけで機体が融けるので、それを防ぐために強力なラジエータを搭載し、それでも足りないので
放熱フィンを随所に設け、さらに過積載解消と冷却効率向上を兼ねて装甲を大半取っ払うというヤケクソ極まる設計が生み出した
やたらトッキントッキンした真紅の外観が特徴。

当然防御能力は全Rシリーズでも最悪だが、元々あってないようなものなので問題視されなかったのだと思われる。
そもそもRシリーズの装甲自体が、機動性や積載量確保のためにデブリ除けレベルだし。
内装剥き出しの外観から、関係者からは「スケルトン」とも呼ばれてたそうな。

TACTICSシリーズでは波動砲とフォースレーザーが火炎系武装という独自のカテゴリーに分類されており、
対生物系バイド特効*1という形で性能が表現された。
灼熱波動砲が高火力かつ加害範囲が広い上にチャージターンも短め、さらに序盤から開発可能でスピード4と俊足ということもあって、
序盤から最終盤まで息長く運用可能な長寿ユニットとなっている。
ただ、レーザーの命中精度があまりよろしくないため、最前線を任せるのにはちと不向き。
そしてなぜか内部HPが標準以上の高耐久機となっている。耐熱パイプは装甲ではないんだがなぁ……

機体名は「権天使」の意。国家とその指導者層の興亡と守護を司る。ギリシャ語ではアルケーと表す。
略称はプリンだが、それを聞いて本機を思い浮かべる人は間違いなくバイドかTYPER。

武装

○灼熱波動砲
機体前方に波動エネルギーを付加した超高熱の火炎を噴き付ける持続型の波動砲。最大チャージ数は2。
なんと火炎生成にトカマク(核融合炉の一種)を使用しており、噴き付けているのは多分プラズマとかその辺。
火炎放射というよりは熱核焼却といった方が近い気はするが、やってることは一緒なので問題ではないだろう……たぶん。

○ファイヤー・フォース
見た目に暑苦しい炎を象ったようなフォース。こちらもトカマク内蔵型で、レーザーとは名ばかりの色彩豊かな炎をブチ撒ける。
レーザー(火炎)弾種は
水平方向にオレンジの火炎を放つチェーンファイヤ
上下斜め方向に青い炎を放つファイヤーボム
自機を取り囲むように、反時計回りに半周するオレンジの火炎を放つファイヤバリア
の3種。ファイヤとファイヤーで表記揺れのようだが誤記ではない。語呂の問題と思われる。


R-9Sk2 ドミニオンズ

プリンシパリティーズの武装強化型。機体色が燃え上がるような暑苦しい赤から警戒色の如き黄色に変更されている。
また、機体下部にタンクのようなもの(おそらく追加の冷却材?)が増設され、機体が大型化した。
火力強化には成功したが、発射する火炎の制御という面ではむしろ劣化しているらしく、編隊運用には絶望的に向かなかったようである。
まあ、ぶっぱするだけで周囲の環境温度を2次曲線的に引き上げてくようなブツが主砲じゃあなぁ……

ただ、プレイヤーが運用する分にはさしたる欠点とは思えない。というか加害範囲が広がってむしろメリットである。
なぜかって?毎度毎度単独突入やらされてるのに被害を気にする僚機がいるとでも?
なお、TACTICSシリーズではプリンの完全上位互換として暴れまくっている模様。

機体名は「主天使」の意で「統治」や「支配」を意味し、神の威光を知らしめるための実働要員とされ、その指揮者はザドキエル。
名を冠する存在として有名なのは某木馬もどきの二番艦。

武装

基本的にプリンと同一。

○灼熱波動砲Ⅱ
汚物消毒砲ver.2。最大チャージ数が増えてより火力が増した。
しかしチャージするにつれて周囲に業火を飛び散らす(余剰分でも致命的なのがらしいというか何というか)ため、
僚機からは不評。おまけに連携行動も制限されるとあって、通常の部隊では運用されなかったようだ。


R-9Leo レオ

R-TYPE世界の並行世界で初めて確認された汎環境特務戦闘機。オリジナルは人工の第二地球突入・破壊を目的としているため、
波動砲やフォースのような対バイド兵装を搭載されておらず、多元万能無線攻撃端末「サイ・ビット」を用いて戦闘を行う。
わずか2機で人造第二地球『エデン』への突入とコアの破壊を行い、地球圏を襲った災厄の鎮定に成功した。

平行世界の兵器体系に触れたためかどうかは知らないが、TEAM R-TYPE謹製の機体も『FINAL』にて登場する。
こちらは強化型特殊攻撃用ビットとしてサイ・ビットを使用しており、各種攻撃性能が高次元でバランスのとれた機体となっている。
また、対バイド戦闘用に調整されているため波動砲やフォースも完備しているが、サイ・ビット用の高性能コンダクタにリソースを食われているため、
波動砲への出力配分が抑えめになっている。まあ、不要なほどの攻撃性能があるので問題ないのだが。

TACTICSⅡには原作に近い形で参戦しており、波動砲を持たない代わりに迎撃不能で弾数無限なチャージバルムンクと呼ぶべきサイビットシュートを備える。
性能的には亜空間潜行機能をオミットして本体とポッドの兵装を入れ替えたダイダロス、というのが一番近い。
ユニット形状もダイダロスの逆の『<』。
高い移動力とサイビットの火力が独立しているため、氷塊などの破壊可能な障害の多いマップに出すと特に輝く。

武装

○スタンダード波動砲試作型(FINAL)
第一次バイドミッションにおいて使用されたスタンダード波動砲の初期生産ロット。
進化を繰り返し強大化するバイドの前に火力不足となってしまっているが、機体へ与える負担や制約が小さく、
扱いやすさでは一日の長があるため、特殊装備等で強力な波動砲を搭載できない機体に優先装備される。
メタ的には元となった作品で波動砲を搭載していない機体の専用装備。

○サイ・ビット
攻撃能力、防御能力、融通性、利便性の全てにおいて超高次元で性能を発揮できる多元万能型ビット。
それ自体がレールガンによる支援攻撃能力を有するほか、波動エネルギーを纏わせてセミマニュアルの思考誘導で行う地形無視の突貫攻撃
「サイ・ビット・サイファ」を持ち、死角らしい死角が存在しない。
さらにオリジナルではフォースとしての機能をも併せ持ち、レーザー発射能力まで有していた。本当に死角がない。
この機能は後述のLeo・フォースとの連動で再現されている。

なお、究極互換機で運用する場合、LEOフォース以外と組み合わせると連動レーザー支援ができなくなる。
まあ、サイ・ビット・サイファがあるのでそこまで問題は感じないかもしれないが。

○Leo・フォース(FINAL)
サイ・ビットとの連動を最重点に開発された攻撃型フォース。当然のように対バイド用のため、オリジナルには搭載されていない。
サイ・ビットとの連動で得られる幾重もの火線と強固な防御能力は、まさに万能と呼ぶに相応しいレベルにまで昇華された。

レーザー弾種は
水平方向に発射される直線レーザーと、それに交差するように飛ぶ楔形レーザーを射出するクロスレーザー
水平方向と上下斜めに地形反射レーザーを連射するリフレクトレーザー
敵をサーチすると直角に曲がるレーザーを水平方向に最大3発、さらにサイ・ビットから1発ずつ発射するサーチレーザーLRG
の3種。特にリフレクトはサイ・ビットとの連動で5方向発射という凄まじい対応能力を発揮する。


R-9Leo2 レオⅡ

ただでさえ万能な戦闘能力を有していたレオにさらなる調整と強化を行った結果、単体で完結した機体としては最高峰の戦闘能力を備えるに至った。
が、ただでさえ軍の懐を圧迫していた機体の強化版ということで導入コストも冗談抜きの怪物級となってしまい、
さらに万能性ゆえにパイロットにも高次元の対応能力が求められるため、生産台数は極めて少ない。
もはやエース・オブ・エース専用機の様相を呈しており、パイロットにとっては目指すべき頂の極致なのだとか。
ラグナロックⅡのような爆発的な破壊力こそないが、本機の真価はむしろ数の暴威と呼ぶに相応しい火線がもたらす殲滅力と万能性。
当然、オペレーション・ラストダンス専任パイロット(つまりプレイヤー)にとっても最強の一角として認識されている。

誤解のないように明記しておくが、ベース機の時点で十分反則スレスレな性能である。
本機がチート級なのはそれとはまた別の話。

武装

○スタンダード波動砲
R-9Aを参照。レーザーやサイ・ビット・サイファが強力すぎて出番が皆無に等しいが、ないならないで困ってしまうのもTYPERクォリティ。

○サイ・ビット改
ただでさえ高次元の性能を誇っていたところにさらに改良が加えられ、サイ・ビット・サイファの持続時間が延長。
結果的にさらなる火力を得ることに成功した。

○Leo・フォース改
元々隙のなかったところに出力強化が施され、攻防両面で全フォース中でも三本の指に入るチートクラスの万能性を獲得。
破壊力ではサイクロン・フォースに劣るが、それを補って余りある莫大な火線と防御能力はまさに城塞。
もはや凡百のR戦闘機数機分に匹敵する、「ワン・マン・スコードロン」と呼ぶべき掃射力は一見の価値あり。

レーザー弾種は名称こそ原型に改がついただけだが、その攻撃能力は一線を画す。
特にクロスレーザー改は速射性と単発火力が極まったことで、生半可な波動砲を上回る爆発的な破壊力を手に入れている。
サイ・ビット改との連動でその対応力・戦闘力は数乗倍に跳ね上がると言っても過言ではない。






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