おでん

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おでん - (2015/07/22 (水) 18:58:15) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/11/11(金) 12:52:00
更新日:2024/04/05 Fri 22:05:54
所要時間:約 6 分で読めます




おでんとは、スリミ揚げ、こんにゃく、スジ肉、、大根などの素材を、ダシ汁で煮込んだ日本料理である。


日本人の冬の食事の定番であり、夏に食べられる事は稀。
但し、昨今はコンビニの惣菜としても定着しつつあり、真夏でもおでんで一杯出来るようになった。
ご飯のオカズにするかしないかの好みも別れる。

田楽を連想する見た目から、田楽を丁寧に「お田楽」と呼称したのが名前の由来。

その歴史は、江戸時代、濃口醤油が発明された時にまで遡る。
関東で開発された濃口醤油で材料を煮込んで食べたところから、当初は「関東炊き」、略して「かんとだき」と呼称されていた(中国の広東省の説もある)。
関東の名が付きながらも長らく関西文化であったが、関東大震災の際、支援に来た人々によりかんとだきが振る舞われ、おでん文化が関東にも復活する事となった。
しかし、関西からすれば「関東だき」と名乗るのも癪なためか「関西炊き」と名乗っているおでん屋もある。

そして、現在は、日本全国で、「おでんに熱燗」は親父の定番となっている。
ただし、出汁の臭いが強いため、人によっては苦手な人もおり、外国人の苦手な日本食でも上位に位置する。
コンビニのアルバイトを考えている人は、あのおでんの臭いにずっとさらされるのに耐えられるかどうかを考えよう。


■主な具材

◆スリミ揚げ
九州では「てんぷら」とも呼称される。
中部地方では白い方ではなくこっちを「ハンペン」と呼ぶ。
丸天や揚げ団子、魚だけでなく、イカやエビ、ホタテのスリミが使われる事もある。

◆スジ肉
牛肉のスジ肉を串刺して、ダシでじっくり煮込んだもの。
トローリ触感が好まれる。

◆銀杏
あの殻に入っていて、独特の臭みを放つ小粒の木の実。
殻を向いた後、下ごしらえして、一粒一粒楊枝に刺して煮込もう。
豆の様な食感が特徴。

◆玉子
ゆで卵を剥いてぶちこむ。昔は高級品だった。

◆大根
影の主役。一番最後まで底に寝かせておくと、味が染みて絶品。一日目より、二日目の方が美味しい。
コンビニのは味染みが足りない。

ハンペン
スリミに山芋を練り込んだもの。フワフワして感触で、味もたっぷりと染み込む人気者。

◆干し柿、リンゴ
意外だろうが入れる人々もいる。
デザート感覚で食べられるようだ。

◆すじ蒲鉾
鮫等の軟骨が入っているすり身。
関東ではよく見かけるが、西日本などではあまり見かけないレアな食材。

◆黒はんぺん
しぞーかおでんではんぺんと言えばこの半月状で魚の味が濃厚な黒はんぺんを指す。というかおでんに限らず、静岡ではんぺんは黒はんぺんを指す。

◆こんにゃく
三角形のにくい奴。サトイモの仲間のを粉にして練り上げたもの。
ぷりっぷりの食感は子供様でも食べやすく、お腹も綺麗になる。

◆しらたき
いわゆる糸こんにゃく。こんにゃくを水で溶いてところてんのように細長くしたもの。
歯で噛み切る時の柔らかな触感がクセになる。

◆がんもどき
「がんも」とも。豆腐の中に様々な野菜を入れ、練り上げ、揚げたもの。
やわらかな生地は汁を吸い込みやすく、噛み締めた瞬間「じゅわっ」と汁があふれ出す。
よーくあげて香ばしくしたものを入れると美味。

◆餅巾着
油揚げの中に餅を入れたもの。しっかりと煮られた物は餅がとろとろになっていて、美味。
餅以外にも鶏肉や野菜等を入れる習慣もある。

ソーセージ
うまい・太い・たくましい・大きい人気者。
あらびきかフランクフルトか……。

ちくわ
だし汁を吸ったプリプリの食感。
汁をストロー感覚で吸うのは多分誰もが通る道。

トマト
おいしさイナズマ級!若い女性に大ヒット中!
鍋の中で繰り広げられる和洋折衷がたまらない逸品。

◆ちくわぶ
ちくわのような見た目をした何か。というよりはすいとんとかそういうもの。
東京を中心に、埼玉と神奈川と千葉と山梨の一部くらいでしか知られていない。
ご飯の代わりに主食にして食べる人もいる。




●おでんに縁のある人達

◆チビ太(おそ松君)
多分元祖おでんキャラ。

◆佃家(Gu-Guガンモ)
つくね、はんぺん、がんもどき

侍戦隊シンケンジャー
伝説のおでん合体。そして余ったレッド。
( 土)「あ、おでんや~」
( ;火)「流之介、なんだそれは……?」
( 水)「…間違ってますか?」
( ;火)「俺、余ってるだろ!

伊達明(仮面ライダーオーズ)
屋台。ゴリラも一緒に。

天堂ソウジ(仮面ライダーディケイド)
実家の祖母がおでん屋を経営。

手裏剣戦隊ニンニンジャー
アカニンジャーこと伊賀崎天晴がおでん好き(特に玉子)。
第4話では祖父たる好天のあるアドバイスを得て天晴がメンバーをおでんの具に例えチームワークに目覚めた。
天晴「つまり、俺が玉子ならお前(八雲)がちくわで、凪ががんも。風花がしらたきで霞がハンペンってことだよ!」

ダチョウ倶楽部
鉄板ネタ。卵が飛ぶ。

七咲逢(アマガミ)
学園祭の水泳部の出し物がなぜかおでん屋台。
その具材の煮たまごをカップラーメンに入れて部室裏で食べてたりする。
主人公の「七咲が産んだの?」発言は作中指折りの変態発言。

◆パワプロクンポケットスタッフ
質問こ~な~では質問そっちのけでなぜかおでんを勧めていた

◆ハンペン(ボボボーボ・ボーボボ)
旧Aブロック隊長。ボーボボ達に、巨大おでんで戦う「おでんデスマッチ」を強要する。

◆おでんくんと愉快な仲間達
東京タワーのそばにあるおでん屋台に住んでいる。

◆石原良純
中井正広のブラックバラエティにて練り物大使に任命される。



追記、修正は、おでんで熱燗を飲みながらお願いします。

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