E-HERO ダーク・ガイア

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E-HERO ダーク・ガイア - (2021/06/08 (火) 17:15:21) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/08/31 Sun 23:12:21
更新日:2024/01/20 Sat 15:39:46
所要時間:約 5 分で読めます





E-HERO ダーク・ガイアとは、「GLADIATOR'S ASSAULT」で登場した地属性・悪魔族E-HERO融合モンスターである。


概要

融合・効果モンスター
星8/地属性/悪魔族/攻 ?/守 0
悪魔族モンスター+岩石族モンスター
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
このカードの攻撃宣言時、相手フィールド上に守備表示で存在する全てのモンスターを表側攻撃表示にできる。
この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。

悪魔族岩石族という変わった融合素材を指定するE-HERO(イービル・ヒーロー)。
攻撃力は不定だが、融合素材の攻撃力の合計がそのまま自身の攻撃力となるため、爆発力は非常に高い。
2000オーバーの上級モンスターを素材に使うことで簡単に4000超えの化け物を生み出すことができる。

さらに、攻撃時に相手の守備表示モンスターを無理やり攻撃表示にすることができる。
そのため、羊トークンを狙って実質的なダイレクトアタックを行ったり、戦闘破壊されない《マシュマロン》をサンドバッグにすることもできる。

ただし、特殊召喚には悪魔族と岩石族を《ダーク・フュージョン》か《ダーク・コーリング》の効果で融合しなければならず、それ以外では出すことは出来ない。
もしそれ以外の条件で出せても、攻撃力0のため誰も出さないとかは禁句。

そもそも悪魔族と岩石族にシナジーは少なく、攻撃力狙いで上級モンスターを入れまくると事故りやすいので注意。
また、素材の攻撃力は墓地に落ちた状態での値を参照する。よって、《トラゴエディア》や《メガロック・ドラゴン》などの強力な両種族のモンスターは全く役に立たない。
しかし、《ダーク・フュージョン》や《ダーク・コーリング》以外の魔法・罠に制限はないので、この辺りの自由度は非常に高い。


召喚さえすれば、素材の攻撃力の合計が攻撃力になる効果で圧倒的な火力を誇る。
更に表示形式変更効果も持っており、リバース効果も発動させないため、戦闘破壊耐性モンスターやリバースモンスターは無意味。
相手の戦略を瓦解させ、圧倒的な破壊力でねじ伏せる豪快なモンスターである。

《ダーク・フュージョン》と《ダーク・コーリング》が2枚手札にあれば、
フュージョンで落とした素材をそのままコーリングで除外して2体のダーク・ガイアを用意できる。

ただし、みんな大好き《エフェクト・ヴェーラー》には成す術もない。
幸い、悪魔族にはモンスター効果を無効にするモンスターが多いため、それらで対策しておくべきだろう。
《マリシャス・エッジ》を使うならヴェーラーが気にならない《マリシャス・デビル》と使い分けるといいかも。
E-HEROを使用するなら扱いやすい効果を持ち、場持ちも良い《マリシャス・ベイン》と使い分けるのも良い。
特に《アダスター・ゴールド》は融合カードのサーチも兼ねる2100打点を持つE-HEROなので、岩石族がレベル5以上の物を採用していれば無理なく使い分けができる
また「マリシャス」と名の付く融合体は打点が3000以上なため、墓地へ行った後でも《ダーク・ガイア》の素材として役立つ。

他の弱点としては、
  • 《月の書》、《スキルドレイン》、《デモンズ・チェーン》《無限抱影》などで攻撃力を0にされる。
  • オネスト》や《魔法の筒》などで致命的ダメージを受ける。
  • 《フォッシル・ダイナ・パキケファロ》《スノーマンイーター》などの効果は「リバースモンスターではないリバースした時に発動する効果」なので無効化できない。
……辺りだろう。
《ダーク・フュージョン》は1ターンだけ対象にとる効果への耐性を持たせられるため、妨害カードが気にならない事もあるだろうが。


このカードをフィニッシャーに据えた【ダーク・ガイア】と言うデッキタイプもある。
他にも《ダーク・ガイア》を投入できるデッキは多く、
  • 《融合呪印生物-地》やエクシーズモンスターを素材として投入した【E-HERO】
  • デミスドーザー】や【カオスゲート】の亜種、【デミスガイア】、【ガイアゲート】
  • 《邪帝ガイウス》と《地帝グランマーグ》を投入した【帝コントロール】
  • 岩石族と悪魔族を中心に投入した【コアキメイル
などが見られる。

ジェムナイト】のような岩石族デッキに《ゴーズ》と《ダーク・コーリング》を突っ込んで《ダーク・ガイア》の融合を狙ってみるのも一興だろう。


●《ダーク・ガイア》と相性のいいカード


○悪魔族
  • 手札から捨てる事で《ダーク・フュージョン》か《ダーク・コーリング》を直接サーチ出来る《E-HERO アダスター・ゴールド》
  • 融合カードやHERO、悪魔族サポートを利用できる《E-HERO マリシャス・デビル》および《E-HERO マリシャス・エッジ》
  • 汎用性の高い《冥府の使者ゴーズ
  • シンプルな除去の《邪帝ガイウス
  • モンスター効果対策の《死霊騎士デスカリバー・ナイト》、《威光魔人》
  • 優秀な除去カードの《スナイプストーカー》
  • 《スクラップ・デスデーモン》、《幻層の守護者アルマデス》などシンクロモンスター。
  • 《レスキューラビット》でリクルートしてエクシーズ素材にできる《デーモン・ソルジャー》《ヴェルズ・ヘリオロープ》
  • 《融合準備》や《プリズマー》でサーチまたは墓地に落とせる《幻魔皇ラビエル
  • インヴェルズ・ローチ》、《交響魔人マエストローク》などエクシーズモンスター。
  • 攻撃力は低いが、墓地肥やしと魔法のサーチが同時に出来る《クリバンデット》
  • 最高攻撃力の《ウンチアンチホープ


○岩石族
  • セットカード破壊の《地帝グランマーグ》
  • 最高攻撃力の《超電導戦機インペリオン・マグナム》
  • 《プリズマー》で墓地に落とせる《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》や《ビッグ・ピース・ゴーレム》
  • 召喚しやすい《地球巨人 ガイア・プレート》、《ギガンテス》
  • エクシーズモンスターの召喚に役に立つ、《ゴゴゴジャイアント》、《ゴゴゴゴーレム》
  • 相手のカード対策に岩石4兄弟こと《コアキメイル・ガーディアン》、《コアキメイル・サンドマン》、《コアキメイル・ウォール》、《コアキメイル・オーバードーズ》
  • 攻撃力は皆無なものの、効果に優れる《N・グラン・モール》《メタモルポット
  • ジェムナイト・パール》などエクシーズモンスター。
  • 手札誘発で相手の場を荒せる上に、3000という高打点持ちの《礫岩の霊長-コングレード》《原始生命態ニビル》
  • メインデッキに入る岩石族を全てサーチできる汎用ランク4エクシーズの《御影志士》

他にも多数が名を連ね、ダーク・ガイア以外にも別の勝ち筋を見い出せるのがポイントである。


単純な攻撃力を求めるなら高攻撃力悪魔族モンスターである《絶望神ウンチアンチホープ》などに
超電導戦機インペリオン・マグナム》を融合させればいいが、かなりの確率で手札事故が起きるので注意したい。
そもそも、下級モンスターである《スナイプストーカー》と《ゴゴゴゴーレム》の融合ですら、
攻撃力3300と言うかなりの数値を叩き出すので、素材は攻撃力より効果で選んでいきたい。


また、ネタではあるが、非常に中途半端な攻撃力を作り出すこともできる。
攻撃力1380の《バロックス》や攻撃力1610《ダーク・キメラ》など、
闇のプレイヤーキラーが使用した中途半端なステータスのモンスターとの融合で、普段はお目にかかれないような数字を作るのも面白いかもしれない。

岩石族も攻撃力1950の《ヴェルズ・ヘリオロープ》や攻撃力1350の《ゴロゴル》などがやや中途半端なステータスで、
《バロックス》+《ヴェルズ・ヘリオロープ》だと攻撃力3330と美しい数字になる。
二体とも召喚は容易いので、この《ダーク・ガイア》だけでも相手を惑わせる事は容易だろう。



●アニメでの登場

GXの覇王十代VSジム戦で登場。
覇王十代の《超融合》で自分の《E-HERO ヘル・ゲイナー》とジムの《地球巨人 ガイア・プレート》を融合。

ジムの場にモンスターも伏せカードもない状況で、
攻撃力4400と言う圧倒的な数値のダイレクトアタックでデュエルを終わらせた。

ちなみにダーク・ガイアは《ダーク・フュージョン》ないし《ダーク・コーリング》による融合でしか出せないため、本来超融合で融合召喚することはできない。
アニメ版のテキストにもそう書いてあるが……たぶん大人の事情。
10年以上の歳月を経て《覇王城》の効果で再現できる様になった。
現実でやりたいなら相手に《原始生命態ニビル》で原子生命体トークンを送り付ける自作自演な方法で狙いたい。
ただし、原子生命体トークンがいくら高打点を持っていようが、《ダーク・ガイア》の攻撃力の決定方法はカードに記載されている攻撃力参照なので、岩石族分の打点は上がらない点には注意。




追記・修正は攻撃力9000の《ダーク・ガイア》を作ってからお願いします。


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