「謎」の頂 Z-ファイル

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「謎」の頂 Z-ファイル - (2014/09/05 (金) 13:47:12) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/09/04 (木) 13:52:49
更新日:2024/04/15 Mon 15:30:05
所要時間:約 7 分で読めます


















鬼丸のビクトリー・ラッシュに敗れたサスペンスは、盟友であるZ-ファイルと共に再びゴールデン・エイジへと奇襲をかけた。















概要


「謎」の頂 Z-ファイルとは、デュエル・マスターズのクリーチャーである。
DMR-07「エピソード2 ゴールデン・ドラゴン」にて収録。レアリティはスーパーレア。

背景ストーリーでは、闇デーモン・コマンドを従えるゼニス。


解説


「謎」の頂 Z(ゼータ)-ファイル SR 無色 (10)
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 13000
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、自分の他のクリーチャーをすべて破壊してもよい。そうした場合、デーモン・コマンドをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
T・ブレイカー
エターナル・Ω

Zファイルの最大の能力は、デーモン・コマンドの大量リアニメイトが特徴である。

召喚すれば、自分の他のクリーチャーを全て破壊することによって墓地のデーモン・コマンドを全てリアニメイトする。
デーモン・コマンドであれば《悪魔神ドルバロム》や《暗黒の悪魔神ヴァーズ・ロマノフ》などの進化クリーチャーも出せる。

また、闇と光どちらのデーモン・コマンドデッキに投入しても問題が無い点は嬉しい。
ドラゴン・サーガから登場したデーモン・コマンド・ドラゴンのリアニメイトも可能。


難点があるとすれば、1度自分のクリーチャーを全て破壊する必要があること。

だが、破壊されたクリーチャーがデーモン・コマンドなら直後に場に出すことが出来る。
そのため、《狼虎サンダー・ブレード》などの能力を使いまわすことが可能。

さらに裁定変更により、他のクリーチャーがいなくてもリアニメイト出来るようになった。
この裁定変更により、Zファイルの強化がなされた。

ちなみに墓地からデーモン・コマンドを大量に出す方法としては《悪魔神デスモナーク》が似たような能力を持つ。
あちらのほうがコストも軽く出すのも手軽だが、こちらは召喚後すぐに能力を使えるや進化も出せる点が強み。
まぁ、使いやすいと思った方を使うとよいだろう。


Zファイルの単純なスペックも、ゼニスなだけあって高い。

パワー13000のT・ブレイカーであり、打点力は悪くは無い。
ゼニス特有の『エターナル・Ω』もあるため、除去耐性も通常クリーチャーより頭一つ抜けている。

ついでに言うと、何故か「Z」カテゴリーに属している。
なので《ヤミノドーベル》や《黒神龍スカル・グラヴィッツ》のサポートをちゃっかり受けてしまえたりする。

だが、上記の二体とZファイルは種族的に相性が微妙であり「Z」であることを生かすのは難しいかもしれない。
まぁ、Zの名前は無いよりはあった方が良いし、一応サポートもあるということを頭に入れておこう。



Zファイルの最大の難点を挙げるとすれば、能力の発動に大量の墓地肥しが必要な点か。

当然墓地にデーモン・コマンドがいないとリアニメイトは不発に終わる。
そのため、Zファイルのリアニメイトを徹底的に生かしたいならば大量の墓地肥しが必要となる。

だが、墓地肥しデッキとは、デュエリストの高い構築力が求められる。
そう、Zファイルが他のゼニスと比べて使われにくい理由はここにある。

他のゼニスは、マナブーストが可能なデッキなら投入がしやすい。
それに比べZファイルは、投入するデッキが限られるうえに、Zファイルを主軸にするデッキの構築難易度が高いのだ。

しかし、Zファイルはゼニスである。強力であることは間違いない。
それに、闇デーモン・コマンドは、墓地肥しに長けたクリーチャーもいる。

暗黒導師ブラックルシファー》や《死神明王ガブリエル・XENOM》がZファイルデッキにはおすすめ。
墓地肥しが簡単であり、上記二体は単体でも高いスペックである。
まぁ、ガブリエル・XENOMに関しては、下手すればZファイルを出す以前にフィニッシュしてしまったりも出来るのだが…


他の難点として、一部のデーモン・コマンドとの相性が微妙な部分があることか。

悪魔神バロム》や《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》とは組み合わせにくい。
彼らを出すと、Zファイル自身が破壊されるためである。

一応、Zファイルはエターナル・Ωで戻ってくるので使いまわすことができる。
でも、一度目のリアニメイトの時点で墓地はすっからかんなはずなので、再召喚する必要があるかどうかは微妙。





このように、正にデーモン・コマンドの頂点に相応しいゼニスである、Zファイル。

Zファイルのリアニメイトの威力は大変魅力的である。
デーモン・コマンド自体が、DMの花形種族なので、今後の強化に期待できる点も良い。

使いにくい面も見当たるが、フィニッシャーとしては、他のゼニスに決して劣らないはずである。
連デモを作る際には、フィニッシャーとして考えてみてもいいだろう。  


関連カード


魔刻の斬将オルゼキア SR 闇文明 (7)
クリーチャー:デーモン・コマンド 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを2体選び、破壊する。
W・ブレイカー

DM-25で登場したデーモン・コマンド。
自分のクリーチャーを1体破壊することで、相手に自身のクリーチャーを2体選ばせ破壊させる。

一度能力を使った後に、Zファイルでリアニメイトすれば、相手クリーチャーを大量に除去できる。
Zファイルデッキでは高確率での投入が検討できるか。

復活の祈祷師ザビ・ミラ SR 闇文明 (8)
クリーチャー:デーモン・コマンド/エイリアン 9000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の他のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト6以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー

DMR-01で登場した闇のデーモン・コマンド/エイリアン。

cipで自分の他のクリーチャーを好きな数破壊する。
そうすることで、同じ数だけコスト6以下のサイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出す能力を持つ。

ザビ・ミラを複数体出せば《ヴォルグ・サンダー》を何度も出し入れして即座にLOを狙うことができる。
安定して成功はできないだろうが、狙ってみることも悪くは無い。

竜魔神王バルカディア・NEX P 光/闇/火文明 (15)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アーマード・ドラゴン 25000
進化GV-自分のエンジェル・コマンド、デーモン・コマンド、アーマード・ドラゴンのいずれか3体を重ねた上に置く。
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
相手は呪文を唱える事ができない。
このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札を見る。その中からドラゴンまたはコマンドを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
ワールド・ブレイカー

DMX-12で登場した進化GVエンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アーマード・ドラゴン。
バルカディアスの呪文封殺能力に加えワールド・ブレイカーとアタックトリガーでの確定除去とコスト踏み倒し能力を併せ持つ。

オーバーキルレベルのスペックを持つバルカディアスをZファイルでリアニメイトすることも可能。
リアニメイトに成功したら、ゲームに勝ったと言っても過言ではないレベル。

暗黒導師ブラックルシファー P 闇文明 (6)
クリーチャー:デーモン・コマンド 6000+
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を自分の墓地に置く。
このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にあるデーモン・コマンド1体につき+1000される。
このクリーチャーが破壊される時、このクリーチャーを墓地に置くかわりに、進化デーモン・コマンドを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。
W・ブレイカー

cipで一度に5枚ものカードを墓地に落とす能力を持つデーモン・コマンド。
条件付きながら墓地回収能力を持っており、本来はデス・モナークとのコンボが前提のデザインだったと思われる。

墓地肥しが可能なので、リアニメイトの出来るZファイルとは相性が良い。
ただし、墓地肥しは強制なので、ライブラリアウトしないように努力しよう。

死神明王ガブリエル・XENOM(ゼノム) UC 闇文明 (7)
進化クリーチャー:デーモン・コマンド 11000
進化-自分のエンジェル・コマンドまたはデーモン・コマンド1体の上に置く。
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のクリーチャーを1体破壊し、エンジェル・コマンドまたはデーモン・コマンド1体を自分の墓地から手札に戻す。
W・ブレイカー

「死神明王」の名を持つ進化デーモン・コマンド。
墓地肥やし・確定除去・墓地回収を行える最強レベルのアンコモン。

攻撃するときに、墓地肥しを任意で行えるため、Zファイルとは相性が良い。

悪魔神デスモナーク SR 闇文明 (6)
進化クリーチャー:デーモン・コマンド 8000
進化-自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。
このクリーチャーが破壊された時、進化ではないデーモン・コマンドをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー

DM-19で登場した進化デーモン・コマンド。
pig能力で墓地に眠るデーモン・コマンドをすべて蘇らせる。

Zファイルと似たような能力を持つが、デスモナークは進化デーモン・コマンドのリアニメイトが不可能で、即座に能力を発動できない。
しかし、デスモナークの方がコストは軽く、能力の発動も即座では無いとはいえ難しくは無い。

どちらを使用するかはデッキと相談しよう。

「呪」の頂 サスペンス SR 無色 (12)
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 16000
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手のシールドまたは手札からカードを2枚見ないで選ぶ。相手はそれを見せる。その中の呪文を、自分がコストを支払わずに唱え、持ち主の墓地に置いてもよい。その後、相手は見せたカードの残りを自身の墓地に置く。
T・ブレイカー
エターナル・Ω

DMR-06で登場した無色のアンノウン/ゼニス。
召喚時限定のcipで、相手のシールド・手札からカードを見ないで2枚選び、それが呪文であればコスト踏み倒しで唱え、それ以外なら持ち主の墓地に置く能力を持つ。

背景ストーリーでのZファイルは、彼の盟友である。
闇悪魔と光悪魔が、光天使と闇天使のように敵対関係にならなかったのは、そのため。

背景ストーリーでは、Zファイルと仲良く鬼丸にリベンジマッチを仕掛ける。
しかし、その行為が鬼丸をゼニスに覚醒させてしまい、二人仲良く敗北するのだった。酷い。


背景ストーリー


背景ストーリーでは、サスペンスの盟友として参戦。
だがそのことが不幸を呼び、サスペンスと一緒に噛ませ犬と化した。

ちなみに背景ストーリーでの設定も疑問点が多く、文字通り謎の存在。

■哀れな一生

勝利宣言 鬼丸「覇」》に倒されてしまったサスペンス。
彼は、盟友とリベンジマッチを挑むことにした。

サスペンス「一人じゃ勝てないから助けて」

Zファイル「しょうがねぇな」

その盟友こそがZファイルだったのだ。
ゼニスが二体もいれば、鬼丸に勝ち目はあるまい。そう考えたのかサスペンスはZファイルとともに鬼丸に襲い掛かる。

クリーチャー世界の頂点であるゼニスが二体で共闘しているのである。
さすがの鬼丸も、二体に対して劣勢に追い込まれた。

しかし、鬼丸が突如ゼニスの力に目覚めるという異常事態が発生。
再び返り討ちとなってしまったのでありました…

この戦いに敗れたサスペンスはウェディングと融合。
そして、ライオネルと激突したのだった。

何だかんだで、この負け戦でもサスペンスは一応逃げ切れたようだが、Zファイルがどうなったかは不明。
Zファイルは倒されてしまったのかもしれない。

■設定

DMデッキ開発部が言うには、Zファイルはエピソード2の闇悪魔の上司らしい。

エピソード2で闇悪魔と光悪魔が対立関係にならんかったのは、光悪魔の上司が盟友のサスペンスだったからだと言われている。
光天使と闇悪魔は、上司のゼニスが対立関係となった結果、激戦を繰り広げているのとは対象的である。

しかし、この設定には少し不可解な点が生じている。

エピソード2で新規登場した闇悪魔は《ギャンブル将軍ゴーサウザンド》《無情プリンス デスシックス》《絆の戦士ファンク》の三体しか存在しない。
しかも、三体ともアンノウンやアンノイズを含まないハンター。

一体誰がコイツの下にいたのか…それこそが『謎』かもしれない。
というか、手下らしい存在が確認できないって、他のゼニスから見れば問題な気がするのだが…


補足


■イラスト

元になったカードは、《殲滅の覚醒者ディアボロスZ》だと思われる。
Zファイル自体が、ディアボロスと同じくZカテゴリに属しているあたり、背景ストーリーで何らかの関連がある可能性もある。

また、デザイン自体は白い体に白い翼、悪魔のような顔と、光のデーモン・コマンドを意識したようなデザイン。
だが、Zファイルは闇悪魔の上司のゼニスである。










Wiki篭りのビクトリー・ラッシュに敗れた荒らしは、盟友であるパソコンと共に再びアニヲタWiki(仮)へと奇襲をかけた。

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