Miiファイター

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Miiファイター - (2014/12/30 (火) 17:04:31) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/9/28 (日曜日) 17:37:00
更新日:2024/04/25 Thu 00:09:21
所要時間:約 15 分で読めます




あなたも参戦!


誰でも参戦!!


倒せ、任天堂軍団!!



概要

Miiファイターとは、任天堂とバンダイナムコゲームスが制作する対戦アクションゲーム、
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii Uに登場する操作キャラクターの総称である。
そもそもMiiとは、3DSやWiiUにもともと内蔵されている、
自身や家族、友達などを任天堂のゲームに登場させるためのアバターシステムである。


そしてMiiファイターの目玉は、ユーザーが前もって『Miiスタジオ』と呼ばれるMiiの作成機能(3DSとWiiUの本体内蔵)で制作したMiiを、


そのまんまスマブラへ参戦し、マリオやリンク、カービィたちと戦うことができる。

自分自身や家族をMiiにして参戦させるだけではなく、例えば画面の前の君が好きな芸能人やアイドル、
気になるあの子や憎いあんちくしょうなんかも参戦させることができる。
CMではアイドルグループのAKB48、そして後述するお披露目PVでは意外な人物たちがMiiファイターとして参戦している。

また、アバターシステムであることを応用して、アニメや漫画、ゲームのキャラクターも参戦させることも可能である。
ただし、Miiは現実の人物をデフォルメさせることが前提で考えており、
髪の色や顔の形は限られた種類のものしか用意されていないので過度な期待はしないように。
逆に言えば、それらをクリアできればどんなキャラでも参戦できちゃうので、
自分の好きな他作品キャラを作って参戦できれば喜びもひとしおだろう。

更にMiiファイターには服(からだ)と帽子が用意されており、上下別々に着せ替えでき、服は男女別にグラフィックも別々に存在している。
ちなみに服は、手に持つ武器の見た目が変わり、帽子は任天堂のキャラを模した帽子もある。
マリオゼルダのコスプレも作れちゃうぞ。そしてせっかく出来たMiiファイターが服や武器の似合わなさに絶望するのも誰もが通る道。

自分をカッコよくするもよし、似せて作った他作品のキャラクターを着飾るのもご自由に。
服と帽子はクリアゲッターのご褒美か、フィールドスマッシュなどで見かけるカスタマイズパーツの袋(スパナのマークの袋)に入っている。
後者は当たる確率が低いので頑張って集めよう。


まさに上記の文句通り、「あなたも参戦! 誰でも参戦!」である。



そんなMiiファイターだが、もちろんスマブラに参戦するキャラなので、プレイヤーが操作し戦うことができる。
もともとパーティゲームなど家族で和気藹々と楽しむゲームに出演している彼らが戦うにしても、
すれ違い伝説で少し剣を振り回したりWii Sportsでボクシングをする位なので、スマブラでも大した動きなどしないと思われるだろう。
実際、Miiが参戦すること自体ありえないと多くのユーザーが考えているほど、激しい戦いとは無縁のキャラだった。

だが、あのWii Fitトレーナーですら魔改造を施したサークライが、Miiファイターに対して手抜きなどするわけがなかった。
サークライ曰く「中途半端を良しとせず、真面目に取り組みビルドアップさせた」
「Miiではありますが、もたついた動きはさせません。せっかく導入するならばと、ほかのファイターに匹敵する体術を持たせています」
と述べている。

試しに動かしてみると、今までのMiiでは想像できないほど迫力ある動きを見せ、
ある者は無数のパンチとキックを繰り出し、ある者は華麗な剣術で相手を追い詰め、ある者は謎の銃を駆使し相手を撃ち抜く。

ちなみに、MiiファイターのデータはSDカードに別途保存されるため、容量が許す限り何体でも作れる。
クリアゲッターコンプを目指すなら、最低8人は作らなければならない。
もっとも、ネット上で他人が作ったMiiのQRコードが数多く配布されているため、ネタ切れには困らないだろう。
なお、スペシャルMiiはファイター化できないので要注意(おそらく、普通のMiiとは違うパーツを使っているものが存在するため)。


☆注意! オンライン対戦の見知らぬ誰かとではMiiファイターは使えません。
桜井氏曰く「版権無法地帯になっても困るし、知らない人を模したMiiと戦ってもイマイチ面白くないから」である
(※フレンドとのオンライン対戦では使えます)。



Miiファイターは三種類の戦法を選んで戦うことができる。

  • 徒手空拳のインファイター『格闘タイプ』
  • 剣を使い、飛び道具で牽制する『剣術タイプ』
  • サイコガンを思わせる光線銃で距離を取りつつ戦う『射撃タイプ』
の三種類が制作の際に選ぶことができる。

必殺技(Bボタン技)は通常1ファイターにつき4種類ずつのところ、12種類ずつ用意し、その中から4種類選べる。
3タイプ×12の必殺技で、Miiファイターには36通りもの必殺技の組み合わせが存在する。
キャラにすると約9人分の労力が詰まっている。スタッフたちの苦労が偲ばれる。

また、服の色合いはMiiのパーソナルカラーで決まり、
さらにあらかじめ設定したMiiの大きさや体格によってパワータイプやスピードタイプに近づく
(大きいほどパワータイプ、逆に小さいほどスピードタイプになる)。
技構成をそのままに、大きさだけを変えたコンパチを作るのも面白いだろう。


能力

それでは、Miiファイターの戦法の解説に移ろう。


『格闘タイプ』は、前述したように体術を駆使するインファイターで、
主にCFやガノン、リトル・マックのように相手に近づいてガンガン戦う。 
復帰性能が悪く、牽制する攻撃が少ない代わりに攻撃力と手数、素早さが高いのが特徴。

【必殺技例(※あくまで一部。この他にも必殺技はあります)】
  • 鉄球投げ(B)
重い鉄球を山なりに投げつける。格闘タイプ唯一の牽制技。
結構ダメージはあるので、ステージ外にいる相手にぶつけて場外に落としてやろう。
  • 瞬発百烈キック(←、→B)
間合いを詰めて、連続キックを繰り出し最後にアッパーで吹っ飛ばす技。
外した時の隙が大きいが、出が早くダメージが大きく、使いやすいので格闘タイプの主力技になれる。
故に読まれやすいため、混戦時に使おう。
  • 天地キック(↑B)
相手を蹴り上げ、かかと落としを決める。アイクの天空に似ている。
復帰技に使うもよし、上空にいる相手を攻めるもよし。ただし、着地するまで解けないので自滅に注意。
  • くい打ちヘッドバッド(↓B)
身体をしならせて飛び、急降下する技。
地面にいる相手に当たると、相手を埋め込むことができ、空中にいる相手に当てるとメテオ効果がある。
これも着地するまで解けないため自滅に注意。
  • 最後の切り札:超絶ファイナルラッシュ
相手の間近で発動させなければならないが当たれば猛烈なラッシュで相手を確実にぶっ飛ばしてくれるだろう。
見栄えも派手でかっこいい。


『剣術タイプ』は手にした得物を使いこなす剣士で、
リンクのように飛び道具で牽制したり、マルスのようにリーチが長く鋭い攻撃を繰り出せる。
テクニカルで様々な戦術を立てて相手の裏を掻く攻撃が揃っている。
遠距離攻撃はむらびとにしまわれる可能性があるので注意。リフレクターでも跳ね返される。

【必殺技例】
  • トルネードショット(B)
竜巻を放つ。ある程度距離が離れるとダメージ判定がなくなる代わりに相手を押し出すことができる。
牽制するもよし、相手の復帰を邪魔するもよし。
  • 変速急襲斬り(←、→B)
ぐるぐる縦に回転しながら飛びかかって距離を詰めて相手に攻撃する。
タメて距離と威力を伸ばすことができ、ふっとばし力も高い。
しかし、着地するまで止まらない性質ゆえに自滅しやすい技でもあるので、使いどころに要注意。
  • ロケット下突き(↑B)
斬り上げたあと、急降下して相手を吹っ飛ばす。
アイクの天空(ry
  • カウンター(↓B)
マルスの十八番。相変わらず掴みには弱いので、対人戦での頼り過ぎに禁物。
  • 最後の切り札:ファイナルエッジ
剣から無数の斬撃を放って相手を場外へ押し出す。
Wii Fitトレーナーやマリオの最後の切り札に似ている。
トライフォースラッシュや大天空っぽいのじゃないのかと思ったとあなたは間違っていない。


『射撃タイプ』は右腕にはめ込んだ光線銃で遠距離からの攻撃で相手を追い詰めていく。
通常技の横スマッシュと空中↑はすべてのキャラの中でもリーチがダントツで長く、威力もあるためやや壊れ性能。
サムスのようにミサイルを放ったり、フォックスのように遠距離攻撃に対する対抗策を持っている。
こちらもむらびとにしまわれたり、リフレクター持ちには要注意。

【必殺技例】
  • ガンナーチャージ(B)
サムスの通常必殺技同様、エネルギーをためてBで発射する。
Rで保持できるのも一緒。
  • フレイムピラー(←、→B)
ネスのPKファイアのように斜め下に炎の柱を放つ。
近づいてきた相手を足止めできる。
  • ボトムシュート(↑B)
真下に弾を撃ち、その反動でジャンプする。
弾にはダメージ判定がある。
  • リフレクター(↓B)
フォックスやファルコが使うアレ。
向こうが遠距離攻撃で攻めて来た時にはコレを使おう。         
  • 最後の切り札:フルスロットル
どこからかやってきた二つのオプションと供に極太のビームをぶっぱなす。
ビームは上下動かすことが出来る。サムスの切り札と似ているが、彼女の方がレーザーの大きさはでかい。



☆余談☆

  • 2014年のE3で流れたMiiファイターのお披露目PVにて。
任天堂の岩田社長と米国任天堂の社長のレジナルド・フィサメィ(レジー)が、
社長同士で(物理的な意味で)大乱闘を繰り広げて視聴者の腹筋を吹っ飛ばしにかかった。

そして今度はゲーム的な意味での大乱闘でお互いのMiiファイターで戦い、レジーが岩田社長を追い詰めるものの、
岩田社長が隠し持っていたマリオのamiiboで逆転されて闇の中へ吹っ飛ばされてしまった
(レジー曰く、「彼が私に勝つには魔法かなにかに頼るしかないのです」)。

  • さらに…
上記の後リンカーン大統領やイライジャ・ウッド(俳優。ロードオブザリングのフロド役)のMiiファイターに混じって、
ゲームセンターCXに登場する有野課長ことよゐこの有野晋哉のMiiファイターも紹介された。
海外のPVでは有野課長はよっぽどの日本の芸人やゲーム好きでない限り分からないため、
Ice-Tという別の人物に差し替えられている。

  • 前作でもMiiを登場させようか考えていたが、桜井氏曰く一分くらい考えてやめたとのこと。
「いじめみたいなことが起きたらイヤ」「戦う相手も楽しめなきゃ意味がない」のが主な理由だが、
「for」においてはMiiverseなどでアイコンとして重要な位置づけとなり、3DSやWiiUでも高い頻度で見るため
任天堂のキャラとしても有名になってきたという理由で参戦させた。

その他にも、世界中から様々なキャラの参戦希望が届いてきており
(海外ではレジー社長を参戦させろと署名運動まで起きたほど。しかも本人もノリノリ)、
ならば「自分で作ればいいじゃない」と、ユーザーに任せることにしたのも理由の一つである。

  • Twitterの大乱闘スマッシュブラザーズ及びMiiverseのディレクターズルームにて。
毎日桜井氏がスマブラのスクショを投稿する「今日の一枚」にて、2014年8月11日に投稿されたスクショに
「大・参・戦!!」のコメントと供にメタナイトの仮面を被ったMiiファイターが投稿された。
当時はまだメタナイトの続投が決まってないので、
「メタナイト続投フラグか?!」「いいや、クビじゃないのか?」とユーザーを焦らしてきた。
そしてその翌々日に、メタナイトの続投が発表されてユーザーたちは安堵したとかしないとか。

その際のコメントにも「少し前にニセモノが大暴れしていたようだが、めった斬りにしてやった
……と言ったかどうかは、定かではない」と書かれている。
ちなみに、メタナイトの仮面は「メタナイトのぼうし」として実際にMiiファイターに被せることができる。

  • スマブラではもはや欠かせない組手では、謎のMii軍団として今作のザコキャラを担当している。
こちらは『Miiスタジオ』で制作したMiiが相手になるため、ファイター化していないMiiが現れることもある。
挙動はアイテムを掴まなかったり必殺技を使わない等違いはあるが、強力な通常技でザコであろうと数に物を言わせて相手を追い詰める。
特に格闘タイプと射撃タイプの技はプレイヤーに小さくないダメージとタイムロスを与えてくるので、優先して倒そう。
なお、例によってカービィの吸い込みで飲み込めるが、従来とは異なりスカ扱いであるのに注意。

  • Miiファイターの必殺技には、カウンターやリフレクターのように他のファイターとよく似た挙動や性質を持つものがあるので、
    見比べてみると面白いだろう。

  • フィールドスマッシュではファイターの重さによって持ち込めるアイテムの容量が決まっているが、Miiファイターはどんな大きさでも容量が『25』(装備によるスピードの上下がなければ)なので、わざと体格を小さくすれば、スピード型なのに多くのアイテムを持ち込められるという、ちょっとしたお得な裏技がある。持ち込みアイテムを駆使して、フィールドスマッシュを勝ち抜こう。


あなたも追記! 誰でも修正! 書き込め、アニヲタ軍団!



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