BB7(コロッケ!)

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BB7(コロッケ!) - (2014/11/03 (月) 20:31:30) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/11/01 (土曜日) 23:22:18
更新日:2024/02/20 Tue 12:19:01
所要時間:約10分で読めます




BB7とは、漫画コロッケ!に登場する組織の一つ。BBとはバンカーバンデッド(山賊団)の略。
初登場はレモネードが8巻、他6名は9巻の裏バンカーサバイバル(以下裏BS)編。


はるか昔、コロッケの父バーグタロの二人を相手に、星一つを消滅させる力を持つブラック金貨を巡って三日三晩の死闘を繰り広げた結果、戦いの最中にタロが最後の金貨を見つけバン王を呼び出し、その願いによりピザの斜塔に封印された、五人の極悪バンカー。


裏バンカーサバイバル編のラストにて、ピザの斜塔内で行われた非情な戦いに敗れて行き、壁に埋め込まれた仲間たちを復活させるため塔を倒したことで、塔に封印されていたビシソワーズ兄弟も復活した。
(もともとピザの斜塔はビシソワーズ兄弟を封印するため、バン王によって建てられた塔だった)




その実力は作中トップクラスで、5対2とはいえ当時最強クラスだったと思われるバーグ、タロの二人を相手に圧倒する程。
兄弟全員に体のどこかに十字模様のアザがあり、そのアザがビシソワーズ家である証である。なお、アザのある場所が判明しているのは、スズキの首元とレモネードの左肩のみ。


以下ネタバレ




その正体は地球のバンカーではなく、 マッシュ星と呼ばれる別の惑星から地球にやってきた宇宙人である。
マッシュ星の軌道上に地球の軌道が重なっており、このままでは惑星同士が衝突し、マッシュ星が壊滅してしまうため、地球を破壊することを目的としている

そのため、地球を消滅させるべくブラック金貨を探しており、封印から目覚めた後はこのブラック金貨の在りかを知っているバーグを探している。



【ビシソワーズパーティー】
邪魔なバンカーを消して楽しむために開催される、兄弟主催のバトルイベント。それぞれの兄弟が待つ5つの部屋で一斉にバトルを行い、部屋の中で勝ち残った一人だけが決勝戦ともいえる〝グランドパーティー〟へ進む。
今まで何度か開催されていたようだが、その全てで兄弟以外がグランドパーティーに進出したことはなく、いつも兄弟5人の戦いになっていたらしい。


【ブラック金貨】
かつて一度ビシソワーズ兄弟の手に渡ったが、その後バーグが隙を見て奪い、コロッケに形見として受け継がれることになるハンマーの中に隠していた黒色の金貨。地球のバンクに入れれば地球が、マッシュ星のバンクに入れればマッシュ星が滅びるため、最後のグランドパーティーでは、どちらが先に相手の星のバンクにブラック金貨を入れるかを巡る戦いとなる。



【メンバー】

兄弟と呼ばれているが血の通う実の兄弟ではなく、マッシュ星各地より集められ、マッシュ王直属のスパイ集団として兄弟の同然の様に育てられたエリート集団である。
CVはゲームコロッケ!Great!及びコロッケ!DS 天空の勇者たちのもの。前者は原作で本格的な活躍をする前に先駆けて登場したため、原作と性格設定が異なるキャラが多い。


  • ユバ
CV:羽多野渉
本作のラスボス。金髪碧眼の青年で、前髪で常に左目が隠れている。明確な描写はないが、ブーケガルニとスズキからは兄さんと呼ばれており、5人の実質的なリーダー。
背中から6本の棘のようなものがはえており、そこからレーザーを射出したり必殺技を放つほか、体に巻きつけることで敵の攻撃を防御することもできる。

与えられた任務を全うすることこそが自身の生きてきた証=人生と考えており、滅びゆく星から逃げ出そうとした全てのマッシュ星住民をマッシュ王自ら滅ぼしたと知った際も任務を完遂する事だけを考え、自身を説得してきたブーケガルニを何の躊躇いなく消滅させた。

その力はコロッケの登場キャラの中で最強と呼んでも差し支えないほど強大で、BB7のリーダー・マルゲリータを一瞬で消し去り、弱っていたとはいえキャベツの〝びよーんパンチマグナム〟を防ぎもせず顔面で受け止め、リゾットの〝魂キャノン〟をゼロ距離で直撃しながらも防御体勢を取っただけで無傷でやりすごし、今まで誰にも止められたことのなかったコロッケの超必殺技〝ウードン〟を簡単に止めてみせた。

自身の部屋でリゾット・キャベツの2人を相手に無傷で勝ち残り、その後のグランドパーティにてコロッケ・ウスター・プリンプリンの3人相手に終始圧倒するも、仲間であるブーケガルニを殺害したことで激昂したコロッケの新型ハンバーガーにて深手を負い、最後は仲間たちの激励を受けて立ち上がったコロッケの渾身のハンバーグ―にてユバ最強の必殺技〝邪神アンゴルモア〟をも打ち砕かれ、敗北した。

最期は戦いを通じて何か思うところがあったのか、最後の攻撃の際にコロッケが落としたブラック金貨をコロッケより先に見つけつつも、マッシュ星のバンクであるチェリーにブラック金貨を入れて自らマッシュ星を消滅させ、「命令に背くのは生まれて初めてだ」とどこか満足げな表情を浮かべながら息を引き取った。


  • ブーケガルニ
CV:下屋則子
兄弟の紅一点。ブラック金貨を感じ取る能力を持っており、コロッケがブラック金貨を持っていることを見抜いた。
ゴスロリ風の衣装に赤毛のツインテールと萌え要素満載で、おおよそコロコロらしからぬ美少女であり、今でも一部に熱狂的な人気を誇る。かわいい。
初登場時はずっとユバの服の裾を掴んでいた。やっぱりかわいい。

しかし、実力的には兄弟の中でも上位に位置し、兄弟の中で唯一3人同時(フォンドヴォー・ルッコラ・ヤキソバ)に戦いしかも圧勝したり、後術するウズラの発言から兄弟の中でもナンバー2の実力を持つと思われる。

見えない糸で人間・物を問わず思い通りに操る能力・〝パペット×マスター〟を持ち、この能力でフォンドヴォーを操り、ヤキソバを戦闘不能にした。
また、この技で操られている間、操られている人物は声を発することができず、自分が操られていることを告げられないため、周りからは裏切ったように見えてしまう。

最終的にルッコラの炎で見えない糸が切れ、フォンドヴォーに反撃を許してしまうが、フォンドヴォーが倒したと思っていたブーケガルニは、ブーケガルニが操っていた人形であり、その人形から放った〝ビカ×ビカ〟で3人まとめて葬った。

グランドパーティーではユバと共に戦うも、マッシュ王の手でマッシュ星の住民が全て抹殺されたことを知ると、マッシュ王に騙されていたと動揺・絶望する。
地球を破壊することの無意味さを悟り、みんなで新しい人生を始めようと涙ながらにユバを説得するも、任務に憑りつかれたユバの〝消去プロミネンス〟により消滅した。

ゲーム版ではユバを「ユバ様」と呼ぶ等、ユバを信仰するキャラに設定されている。


  • スズキ
CV:久嶋志帆
右目にモノクルをつけ、スーツにシルクハット、ステッキ装備という紳士的な出で立ちのショタ。少年と言った容姿ではあるが、時折見せる狂乱の表情はなかなかに恐ろしい。

語尾に「にゃ」をつけて話し、口癖は「スズキ~~ニャ!」。攻撃の際「手品を見せてあげる」と言っていた辺り、連載当時に流行っていた手品師の子供がモデルかもしれない。
手品のような謎の奇術を操り、意のままにコロッケを操り吹き飛ばしたり、キャベツを縛り上げたりした他、物理的攻撃手段としてもステッキを用いる。必殺技は〝運命ステッキ〟

登場時にバン王をシルクハットの中に閉じ込め、コロッケ達と読者に衝撃を与えた。
コロッケは一度、シルクハットの中に入ったバン王にビシソワーズ家をこの世から消し去る様に願うも、バン王が閉じこめられた〝魔ジカルシルクハット〟は外からの音・光を一切通さないため、叶わなかった(しかも、魔ジカルシルクハットに入れられたものは一週間で完全に消滅してしまうため、放っておくと二度とバン王を呼び出せなくなってしまう)

ビシソワーズパーティーではコロッケ・レモネードの2人を相手に戦い、自慢の手品で姿を消したり現れたりと翻弄しつつ、互角以上の戦いを見せる。
しかしその後、戦いの際にレモネードにも自分たちと同じビシソワーズ家の証であるアザがあることを発見すると、レモネードの正体がビシソワーズ兄弟末弟のシトロンであることを証し、共に地球を消滅させようと勧誘。
しかし、レモネードのだまし討ちに合い、胸を貫かれ温泉の中に沈んでいった。

この一撃で死んだと思われたが実は生きており、最期の力を振り絞って〝完・運命ステッキ〟を放ち、レモネードを消し飛ばし息絶えた。

レモネードを勧誘した際の発言から、任務完遂=自身の死という事実に気付いていなかった可能性もある。もしかしてアホの子?


  • ストロガノフ
CV:三浦博和
大男だが赤ん坊のような恰好をしており、基本的には静かに寝ているがいつも口にしているおしゃぶりを取られると、暴れて手が付けられなくなる。
常に白目を向いており、「バブゥー」や「オンギャー!」などイクラちゃん語しか話さないくせに巨漢とぶっちゃけキモい。

生粋のパワーファイターで、天井に大穴を開けたり、ウスターのツメトギスラッシュをまともに食らっても傷一つつかないタフネス。マウントポジションから一方的にウスターをフルボッコにするが、ウスターにとどめを刺そうと追い回していたところ花を踏みつけ、その事がマッシュ星を見て謎の生物に変身していたT-ボーンの逆鱗に触れ、一撃で倒された。

他の兄弟と違い、必殺技も持たない上にろくに喋りもしないため、印象に残りにくいキャラ。
一応、ゲーム版では普通に喋る。


  • ウズラ
CV:鈴木琢磨
熊の着ぐるみを着ているようなおっさん。一人称は「わし」で、口調も荒い。何故かとても表情が暗い。ぎゃーーーーす!
もっさりとした見た目通りのギャグキャラであり、プリンプリン・ダイフクーの2人に対し「ユバとブーケガルニにボコボコにされるのが嫌だからわしに勝って」と土下座までした。
この3人の戦いは〝誰がグランドパーティーに行くか〟ではなく、〝誰がグランドパーティーから逃れるか〟に重きを置いた戦いとなっており、互いにグランドパーティー進出の座を土下座しながら譲り合うという、なんともシュールなものになっている。

壮絶な土下座合戦は、ダイフクーと2人仲良くプリンプリンのトラップウンチにかかり、プリンプリンがトイレと思い込んで逃げ込んだドアの先がグランドパーティー会場だったため、結果としてプリンプリンがグランドパーティーに勝ち進む形となり敗北(?)

プリンプリンのことは〝覆面〟、ダイフクーのことは〝もち〟と呼んでいる。

上述の通りいつもグランドパーティーにてユバやブーケガルニに一方的にボコられている事実や、プリンプリンのトラップウンチに引っ掛かり動けなくなっていたり、ダイフク―にすごまれた際には怯んでいたりとイマイチ強さがわからないが、タロ曰く「ああ見えてもウズラの奴、5人の中で一番えげつない攻撃をしてきてつらかったんだよなァ…!」

実際、壁や床をパンチ一つで凹ませたり、一人逃げようとするプリンプリンにマジギレし、叩き潰そうとした際に筋骨隆々の巨漢と化していたため、兄弟の中では弱くとも相応の実力者であることは間違いない。
何気にビシソワーズ家唯一の生存者でもある。

ゲームに登場した際はやたらと「すいません」と謝る卑屈なキャラとなった。




ウズラ以外の全員が死亡する結末となったが、グランドパーティー終了後、コロッケの「この館でやられちゃったみんなを元に戻してほしい」という願いにて生き返る。
その後の消息は語られていないが、兄弟仲良く地球で暮らしているのだろう。




追記・修正はグランドパーティーに進出できた人にお願いします。

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