登録日:2014/12/07 (日) 07:35:10
更新日:2023/08/22 Tue 12:50:34
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『
BLEACH』の番外編であり、Vジャンプで連載されたギャグ漫画『カラブリ!』の一編。
アニメ化したものが2008年の「ジャンプスーパーアニメツアー」にて公開された。
以下はアニメ版についての記述。
上映作品としては2004年、2005年に続き3作目となる。
作品時間は約15分で、アニメ用にアレンジが加えられている。
2010年には4作目が制作された。
同年に公開された『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』のローソン限定前売券にスペシャルオリジナルDVDとして付属した。
また、2009年に発売された『BLEACH 5th Anniversary BOX』の特典ディスクに収録されている。
【あらすじ】
ルキア(死覇装)が屋外から観客に挨拶をするところから始まる。
映像の撮影者は
一護(死覇装)とコン。
初っ端からコンは吹っ飛ばされます。
話によると、護廷十三隊は「とあるイベント」に参加するために「ある企画」を立てることになったという。
一護とコンが各隊に取材し、その一部始終がVTRとして紹介されていく。
ルキア「それでは、VTRスタートでぇ~す……(笑顔)」
舞台は「女性死神協会」の会議室。
そこでは緊急会議が行われていた。
伊勢七緒は出席者に「ジャンプフェスタ、というのをご存知ですか?」と聞く。
が、どうやら会員の誰も知らないようである。
「あ~知ってるそれ。
『跳ね祭り』でしょ?」by
乱菊さん
「違います」
Jump=跳ね✕
Festa=祭り✕
七緒曰く、「ジャンプフェスタ」とは毎年現世で開催される「ジャンプ」という雑誌のお祭りで、平均入場者が15万人というビッグイベントらしい。
そこで、護廷十三隊がこのイベントに参加するための出店用企画を、各隊が考案して早急に提出するよう求める。
こうして各隊から順に企画が挙げれれていくのだが、とにかくカオスの一言。
中には笑えないのに思わず笑ってしまうネタも。
【各隊の企画】
◇一番隊
「現世の若者たちを護廷十三隊の虜にすべく、総隊長殿のお知恵を拝借できればと思っております」
「よろしい、ではワシが直々に茶を点てて!」
「撤収~!一番隊不参加で~す!(手パンパン)」
コン「ジイさん、人望ねぇなぁ~」
一護「(やめろよ、声がデカいんだよ!)」
◇二番隊
砕蜂と大前田が話し合っているが、大前田はあまりやる気がない様子。
ちなみにこのストーリーではまだ
川上さんボイス。
「よるい…ハッ…ねこ形のべっこうあめは、どうだ?」
「えぇ~?今どきただのあめじゃ駄目っスよ~、なんかウリがないとぉ~」
「(クナイで脅しながら)あめの中にキサマが自腹で宝石を入れろ」
注・大前田の家はお金持ちです
「えぇ~!なに言ってんスか!第一、ねこ形っつったって、今ウチの隊、
夜一様と関係ないじゃないs(ry」
「アァァ~~!刺さってる!刺さってる!マジでちょっと刺さってるからァ~ッ!」
◇三番隊
書きもの中の
吉良を乱菊さんが尋ねるも、やけにテンションが低いというか暗い。
「アンタもやるのよ」と言う彼女に
「ボク、隊長みたいに人気がないし…」とやはり反応は消極的。
「そうだ、何か隊長っぽいモノを作って売った方が良いんじゃないですかねぇ~…例えば、キツネの形したお饅頭とか…」
◇四番隊
「滋養強壮スープ、以上です」
「これを護廷十三隊のメインメニューとします、よろしいですね?」
七緒ちゃん「は、はい…」
勇音「死人も生き返る特製スープ!チョコのおまけ付きですぅ!」
◇五番隊
おそらく最も黒いネタ。
女性死神たちの元に雛森がやってきて…
「お待たせしましたぁ…あの、これ…お祭りに出店すると聞いて作ってきました、メガネクッキーです…」
周囲は思わずドン引き。
七緒ちゃん「あ、あぁ~凄いッ!」
乱菊さん「食べるのが勿体ないわぁ~!」
ネム「そうですね、見ているとまるで
藍染隊…」
2人「(口を塞ぎ)シーーーッ!!」
よくやった、最高、と褒め称えて事なきを得たかに見えたが…
◇六番隊
恋次と理吉が出店について悩んでおり、たいやきだと普通すぎるということで変わった形について考えていた。
そこに脅かす用にこっそり現れ、「私が図案を考えてやらんこともないぞ」と言う
朽木隊長。
「偶然にもここに、私が作った『わかめ大使』というキャラクターの図案がある」
コン「ダッサァ~~~!」
一護「やめろって!」
コン「なんだよ、ダセーからダセーっつってんだろぉ~?」
一護「だからホントのこと言うんじゃねえよ大声で!」
実はこの『わかめ大使』、「死神図鑑ゴールデン」等にも登場している。
◇七番隊
商品には
狛村隊長を模したキャラクターを付けたいと思い隊長のイラストを描いた射場さん。
しかし、できたのは
かわいいワンちゃんの絵。
「駄目じゃあぁ~!どう頑張ってもワシの筆じゃあ、隊長の威厳と力強さがだせん…!」
「という訳で、隊長ォ!何卒アドバイスを一発!」
「フム……………顔の横に、『ワン』と書いてみてはどうだ?」
思わずアゴが外れる射場さんだった。
「隊長ォ~~~!」
◇八番隊
発起人である七緒ちゃん所属の隊。
京楽隊長は器を二重にして上に
花ちらし寿司、下に
飲み物を入れて売ることを提案した。
彼にしてはやけにまともだったため、「どうかされました?」と聞かれる。
「(アダルトなBGM)ムフフ…何言ってるの七緒ちゃん、こういうのはちゃんと作らないともて」
「もて?」
「…いや~、副隊長の七緒ちゃんの顔に泥を塗ることになっちゃうからねェ~」
そんな訳で下に入れる飲み物を決めることになったが…?
「そこにこそ我が一番隊の特製抹茶を!」
「入れませんよ」
「今流行りの、コラボレ~ション!」
「入れませんってば、帰って下さい!」
「ここで引き下がっては総隊長としての沽券に関わる!」
「そんな大袈裟なこと言っても聞きませんから!」
◇九番隊
実は料理が得意だと言う檜佐木。
「実は、とか取ってつけたような設定はいいですから、とりあえず簡単におにぎりでもお願いします」
おにぎりを作り、「どうだ!」と自信を見せる。
そんな彼に対する七緒の反応は…
「普通ですね、何かもっと、こう、檜佐木さんらしさが欲しいところですね」
「じゃ、とりあえず『69』って入れときます。はい、次」
◇十番隊
「た~いちょッ!かき氷なんてのはど…って、どこ映してんのよ!」
ぶん殴られる一護とコン。
コン「それみろ怒られたじゃねぇか!」
一護「おめーが撮れって言ったんだろ!」
「隊長!かき氷ってのはどうですか~?」
これに対し「その祭り、冬なんだろ?」と返す
日番谷隊長。
「あら、それじゃ隊長、
氷出す以外に何か芸あるんですか~?」
そして乱菊さんはいろいろなシロップを作りいろいろなかき氷を出すことを提案。
この時のデフォルメがかわいい。
乱菊→グレープ(た・べ・て♡)
日番谷→メロンソーダ(オマエのハートを氷づけだぜ)
恋次→オレンジ(食え!蛇尾丸!)
一護→ストロベリー(今、魂のスプーンを振り下ろす!)
「(メロンソーダに対し)どっから来たんだ、その色」
「(恋次と一護に対し)色的には逆じゃねえか?つーか、黒崎は護廷隊じゃねえ!」
他にも
砕蜂→ハニーレモン
浮竹→宇治金時
白哉→みぞれ
更木→トマトケチャップ
を提案している。
「全部決まったら呼んでくれ…」
「隊長の身体から絞り出した氷を堪能させてア・ゲ・ル!」
◇十一番隊
「ニャハ♪こうやってね、剣ちゃんの人形に挿して売るの~!」
一角と
弓親に披露するやちる。
手元にある
更木隊長の顔人形には、みたらし団子が沢山挿してある。
「いやいや、売れないっすよ、それは…」
「ヤなら、つるりんの頭に挿して売ろうか~?(笑顔)」
「これでいきましょォォ~…」
「リクエストがあれば、つるりんの頭にも挿すよ~?」
◇十二番隊
さすが
マユリ隊長と言うべきか、
毒キャンディーなんて危なっかしいものを出品しようとしている。
①アメの中に毒を混ぜておいたヨ!
味はリンゴ味だヨ!
「さすがです、マユリ様」
②効きが悪くても中に入ってるラムネが追いうちをかけるヨ!
なんとも食欲をそそるペイントだネ!
味はリンゴ味だヨ!
「素晴らしいです、マユリ様」
③それでダメでも棒が毒ガムになってるからこれでトドメだヨ!
味はリンゴ味だヨ!
「最高です、マユリ様」
「フッフッフッ、これで祭りの客どもも一網打尽だヨ」
「完璧です、マユリ様」
阿近「…おい鵯州、後で材料を食えるモンに差し替えとけ、いいな?」
鵯州「…!(頷き)」
◇十三番隊
浮竹隊長は「みんな」で写真を撮り、それを包みにして売り出すことを提案した。
十三番隊らしいということで仙太郎と清音にも好評。
「じゃあオレは、『他のみんな』を呼んでくるよ」
「分かりましたァ~!…………他の…みんな…?」
隊長の言う『他のみんな』とは、他の隊の隊員のことだった。
「ほらほら、並んで並んで!ホラ、チーズ!」
白哉「撮るのが早い、浮竹」
「ハッハッハッ、スマン!じゃあもう1枚!中身は何がいいと思う?」
やちる「わたあめ~!」
「そうかそうか、草鹿はわたあめがいいか~!じゃあ、わたあめにしような!」
「お~い、入らないのか?清音!仙太郎!」
写真には
隊長も
副隊長もその他の皆さんも、このストーリーに出た死神の8~9割方が集合している。
右上には丸い枠も確認できる(浮竹隊長自身と雛森?)。
【エピローグ】
場面は戻って再び屋外。
ルキアが締めの言葉を話す。
「いかがでしたか?どの隊もステキな商品が目白押しですね!」
「それでは皆さま、私たち護廷十三隊が作りました、心尽くしの品々、何卒よろしくお願いいたします!」
ちなみに商品の一部は会場で実際に販売されている。
売ったらヤバいのもあるので、あくまでも一部。
こうしてアニメ版『カラブリ!護廷十三屋台大作戦!』は幕を閉じる。
その場に取り残される一護とコン。
一護「え?………あれ、誰もいねえぞ!」
コン「おい一護!下見ろ下!」
一護「え!なんだこれ!?なんでテロップ流れてるんだよ!?」
コン「ん~まさか、これで終わりじゃねえだろうな!?オレ達の出番!」
- マユリのキャンディーって実際にどこかでみた覚えが・・・ -- 名無しさん (2014-12-07 09:40:26)