「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー

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「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー - (2015/01/05 (月) 10:07:50) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/01/05 (月) 10:05:56
更新日:2024/03/29 Fri 18:49:21
所要時間:約 6 分で読めます












ゼニスが世界をゼロに塗りつぶそうとしたのも、最初は、仲間を守りたいという気持ちからだった。









概要


「破滅」の頂 ユートピア・エヴァーとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DMX-13「ホワイト・ゼニス・パック」にて収録。レアリティはスーパーレア。

初の無色ガーディアンであり、現在までブロッカートップレベルのパワーを持つ。


解説


「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー SR 無色 (12)
クリーチャー:ガーディアン/アンノウン/ゼニス 17000
ブロッカー
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、次の相手のターン、相手のクリーチャーはすべて可能であれば攻撃する。
自分の他のクリーチャーが相手のクリーチャーとバトルする時、かわりにこのクリーチャーがバトルする。
バトルゾーンにある自分のクリーチャーを相手が選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
T・ブレイカー
エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)

ゼニス恒例の召喚時限定cipは存在。

そのcipは《ファントム・ベール》を相手に放つといった能力。
弱くは無いが、他のゼニスの方々と比べると少し貧弱なイメージが付きまとう。

この能力をユートピア・エヴァーのメイン能力として考えない方が良い。

無理して膨大なコストを支払って召喚する利点があまり存在しない。
しかし逆に言えば、従来のゼニスとは違い、踏み倒しに慎重にならずとも良いということでもある。
このクリーチャーはコストが重いが、積極的に踏み倒しを行えるのだ。

メインの能力は「相手クリーチャーのバトルする対象をこのクリーチャーに変更させる」能力だろう。

このような能力を持ったクリーチャーは火文明などにもいる。
だがユートピア・エヴァーはゼニスであり、パワーが17000と非常に大型。
並大抵のクリーチャーならたやすく葬り去れるため、確定除去に近い動きが行える。

ただ唯一残念なのが、置換能力は強制。

万が一、自身よりパワーが高いクリーチャーが自分のクリーチャーに攻撃した場合、強制的に敗北する。
スレイヤーやバトルに絶対勝つクリーチャーが攻撃してきた場合も同様。
まあ、エターナル・Ωがあるからそこまで痛手ではないが…


ブロッカーを持っていることも魅力。

一見ブロッカーと聞くと、最近は破壊されやすい印象を持つ人もいるだろう。
でもこいつはそんな心配はいらない。何故ならアンタッチャブルだからである。

アンタッチャブルなら《超爆デュエル・ファイアー》のような全体除去は怖いかもしれない。
確かにそれだと除去はされるが、ゼニスである以上エターナル・Ωを持っているため、全体除去に対しても耐久性は抜群。

エターナル・Ωとブロッカーはここまで相性が良いのだと思い知らされる。


つまり、バトルゾーンに置いた時点で自分の守りを相当固い状態にできるのだ。

しかし、ユートピア・エヴァーは他のゼニスよりイマイチ印象が薄いイメージがある。
このゼニスがあまり話題に上がらなかったのは、同時収録のスーパーレアが《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》だったからか…


相性の良いカード


無情秘伝 LOVE×HATE R 無色 (9)
呪文
アタック・チャンス-《「無情」の極 シャングリラ》
クリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
バトルゾーンに自分のゼニスがあれば、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。

DMR-08で登場した無色のアタック・チャンス呪文。

ユートピア・エヴァーを踏み倒すのに適している呪文だろう。
この呪文のもう一つの能力である、ゼニスがバトルゾーンにあれば山札バウンスを行う効果も踏み倒した瞬間から発動できる。

光の使徒メリーアン R 光文明 (5)
クリーチャー:イニシエート/ハンター 4000
このクリーチャーが破壊された時、「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。

DMR-01で登場したイニシエート/ハンター。

上手く破壊に成功すれば、ユートピア・エヴァーと組み合わせられる。
ヒラメキ・プログラム》をメリーアンに使ってみるのもアリか。
ユートピア・エヴァーだけではなく、コスト6のクリーチャーも出すことができる。

偽りの名 オレオレ・ライオネル SR 光文明 (7)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/アンノウン 8500
ブロッカー
このクリーチャーが攻撃する時、相手とガチンコ・ジャッジする。自分が勝ったら、「ブロッカー」を持つクリーチャーが出るまで自分の山札の上からカードをすべてのプレイヤーに見せ、そのクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。その後山札をシャッフルする。(ガチンコ・ジャッジ:各プレイヤーは自身の山札の上から1枚目を見せ、それを一番下に置く。そのカードのコストが相手以上であれば、自分の勝ちとする)
W・ブレイカー

DMR-05で登場したエンジェル・コマンド/アンノウン。
アタックトリガーでガチンコ・ジャッジを行い、自分が勝てば山札の上からブロッカー1体をコスト踏み倒す。

ガチンコ・ジャッジとやや不確定気味の効果だが、勝利すればユートピア・エヴァーを踏み倒せる。

愛々の守護者チョップルン C 光文明 (3)
クリーチャー:ガーディアン 4000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
このクリーチャーがブロックした時、バトルの後、このクリーチャーをアンタップする。

DMR-05で登場した最軽量の無限ブロッカー。

無限ブロッカーとユートピア・エヴァーを組み合わせると恐ろしい光景を作れる。
ユートピア・エヴァーの置換効果でほぼバトルに負けないであろう無限ブロッカーの完成である。

特にチョップルンはガーディアンであるため種族的にも相性が良い。

偽りの名 ゾルゲ SR 水/火/自然文明 (8)
クリーチャー:アンノウン 8000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある他のクリーチャーを1体選んでもよい。そうした場合、その2体はバトルする。
W・ブレイカー

社会のダニ。

ゾルゲの効果で、クリーチャーを出す行為が擬似的な17000火力。
相手の殆どのクリーチャーを壊滅させられる。


関連カード


「無情」の極 シャングリラ ≡V≡ 無色 (11)
進化クリーチャー:ガーディアン/ゼニス 17000
超無限進化・Ω-ガーディアンを1体以上自分の墓地、マナゾーン、またはバトルゾーンから選び、このクリーチャーをそのカードの上に重ねつつバトルゾーンに出す。
メテオバーン-このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。
T・ブレイカー
このクリーチャーがタップされている時、相手のクリーチャーは攻撃できない。
エターナル・Ω

DMR-08で登場したエピソード2のラスボス。

ユートピア・エヴァー同様、こちらも大型ゼニスであり、ガーディアン。
背景ストーリーではおそらくユートピア・エヴァーの出現直後に登場したと思われる。


背景ストーリー


鬼丸とベートーベンが激突を繰り広げている最中に突如として出現。
ゼニスを持ったガーディアンの登場により、ついにガーディアンという種族に不穏な空気が表れ始めたのだ。

そんな中、鬼丸の放った一撃がベートーベンの鎧を破り《真実の名 修羅丸》が登場。

希望の双子がついに再会し、兄弟の絆を取り戻す。
「祝」の頂 ウェディング》《「呪」の頂 サスペンス》も消え、戦いが終わるかと思われたその時……


補足


名称の『ユートピア(utopia)』は『理想郷』・『エヴァー(ever)』は『ずっと、常に』と言った意味。

冠詞はそれとは真逆な『「破滅」の頂』であり、少し奇妙さを感じる。
これは「破滅しゆく相手の上に、自分の理想郷が存在しつづける」という意味が込められているのだろうか。

そしてシャングリラの思想である『全てを無にする=世界滅亡』という考えにも共通する面もある。
ちなみに、シャングリラという名前にも『理想郷』または『桃源郷』という意味合いもあり、ユートピア・エヴァーと似ている。









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