Dirty Deeds Done Dirt Cheap(ジョジョの奇妙な冒険)

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Dirty Deeds Done Dirt Cheap(ジョジョの奇妙な冒険) - (2016/12/16 (金) 23:34:18) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/01/17 Sat 01:35:50
更新日:2023/12/09 Sat 16:01:17
所要時間:約 6 分で読めます









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何なんだ!?こいつはッ!!
こいつの能力は!?・・・
「透明」になるとか「変身する」・・・とか

そんなんじゃあない・・・・・・


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『Dirty deeds done dirt cheap』
"いともたやすく行われるえげつない行為"






Dirty Deeds Done Dirt Cheap(ダーティ・ディーズ・ダン・ダート・チープ)』とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』に登場するスタンド能力。
意味はジョジョ風に意訳すると「いともたやすく行われるえげつない行為」。
通称「D.D.D.D.C」または「D4C(ディー・フォー・シー)」と呼ばれる。

スタンド像はウサギのような長い耳をはやした人型をしている。
分類は近距離パワー型。
本体はアメリカ合衆国第23代大統領ファニー・ヴァレンタイン

スタンド名の由来は、AC/DCのアルバム『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』。



■パラメータ


破壊力…A
スピード…A
持続力…A
射程距離…C
精密動作性…A
成長性…A


■能力



あ・・・ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「おれは 大統領に旗で挟まれたと
思ったら もう一人のおれと出会っていた」

な・・・何を言っているのか わからねーと思うが 
おれも 何をされたのか わからなかった・・・
頭がどうにかなりそうだった・・・
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ・・・



一言でいえば、今いる世界とは別の次元に存在する「隣の世界」を、同じ場所に同時に出現させることができる能力を持つ。
そしてD4Cのみが、その多次元との間を自由に行き来することができる。
そもそもこのPart7自体、歴代ジョジョシリーズのパラレルワールドともいえる世界を舞台にした物語であり、その性質を具現化した、ある意味メタ的要素も含んでいるスタンド能力である。

他次元で生きている人間は基本となる世界で生きるものとほとんど変わらないが、思想、性格、目的、ひいてはスタンド能力等に微妙に誤差が生じている。
基本となる世界」は、「聖なる遺体」が存在する世界であり、多次元を移動できるD4Cの能力も、この「基本となる世界」にしか存在しない。
他の次元では単なる近距離パワー型スタンドだったりする。

能力の発動条件は、自分自身を何かと何かで挟むこと
ドアの隙間に入り込んだり、旗を被ったりして発動する以外にも、誰かにのしかかられたり、水を浴びたりするだけでも発動条件は満たされる。
「歩いても足音が鳴らない」という大統領夫人の発言の理由は、足音を「靴」と「床」で挟んで異次元へ送っているためである。

無論、誰かを挟んで異次元へ送ることも可能で、大統領の手にかかれば一瞬で

どジャアァぁぁぁ~ン

・・・と、異世界に放り込まれてしまう。
「D4C」の手を借りずに元の世界に戻るには、入ってきた場所と同じ場所で何かに挟まれる必要がある。
異次元から連れてこられたものを、元の世界へ帰す場合も同様である。


ただし、一つの世界には同じものは2つ以上存在することができない。
もし、全く同じ2つのものが出会ってしまうと、身体がスポンジのように粉々に砕けていき、最終的には塵となって消滅する。
同じもの同士で触れ合わせれば、その分だけ身体が崩れていくスピードは速くなる。
単行本19巻タイトルの「お金持ちにはなれない」というのはこの能力の性質を如実に表している(平衡世界からお金を持ってきても、それは消滅するためお金持ちになれない)。

この例外は本体である大統領のみ。
彼だけは同じ次元に何人存在していても、何人と出会おうとも消滅する危険はない。
Dioとの戦いでは2人の大統領を連れて帰ってきて、彼とホット・パンツを袋叩きにしようとした。
故にどれほどの致命傷を負ったとしても、「即死」でなければ何度でも平衡世界の自分と入れ替わって戻ってくることができる。
さらに別次元から連れてこられた大統領でも、入れ替わる時に前任の大統領の記憶や経験、スタンド能力を受け継ぐことが可能。
事実上「不死」に近いスタンド能力である。

しかもパンチなどの「面」攻撃はD4Cの特性上効果が薄いため、手刀などの「線」や突きなどの「点」の攻撃がD4C攻略には望ましい。
さらにジョニィAct.2の穴も挟んで消す事が出来ない為弱点ともいえる(後述のラブトレインが発現していなければ普通に倒されてた可能性も)。

能力としてはすごいのだが、歴代ジョジョボスの中では今一強くはない。
実質無限コンティニューは面倒とは言え、大統領自身の身体能力やスタンド自体の戦闘力は普通でありディエゴより劣っている。
歴代ボスキャラが「時を止める吸血鬼」「究極生命体」「時を爆破させる殺人鬼」「時を吹っ飛ばすマフィアのボス」「時を加速させる神父
……などとチートすぎるからなのだが。



・・・・・・だが






「害悪なる」ものは遥か向こうの!
どこかの誰かへ!!吹き飛んだッ!!

おそらく害悪は「ろ過」されて
その『スキ間』へはこの世の『良い事』だけが残るッ!!

『遺体』を手にした者だけの特権ッ!!







■D4C-ラブトレイン-


パラメータ

破壊力…A
スピード…A
持続力…A
射程距離…C
精密動作性…A
成長性…C


ルーシー・スティールを「遺体」化させることにより発現した、「D4C」の新たなる能力。
名前の由来は、フィリーソウルを代表するシンガー、ザ・オージェイスの曲「Love Train」。

「遺体」を中心に広がる、光り輝く「隙間」を作り出す。
その「隙間」は、基本世界の中にあって、その世界とは次元の異なる場所を作り出すものである。
この中に、「遺体」が認める人物が入り込むことで、「遺体」の所有者にとって「吉であるもの」だけを引き寄せ、「害悪」となるものを弾き飛ばす能力を持つ。

つまりこの「隙間」の中にいれば、大統領は何者からの攻撃も受け付けなくなる。
「要するにただの絶対防御じゃないの?」と思われたそこの貴方、早合点をしてはいけない。
この能力の恐ろしさは絶対防御などでは断じてない。
この「隙間」は、「害悪」となるものを「防ぐ」のではなく、「弾き飛ばす」のである。

では弾き飛ばされた「害悪」はどこへいくのか?
それは、今この場にある世界とは別の、どこか遠い場所にいる全く無関係な人間がその「害悪」を肩代わりすることになる。
この能力の状況下で、大統領を殺せば殺そうとするほど、世界中の誰かが死ぬ。
まさに「いともたやすく行われるえげつない行為」といえよう。

また、本体にとって「害悪」をもたらすであろう存在となるものは、自動的に排除するようになっている。
ほんのかすり傷であったり、周囲にある木材などが「害悪」の身体中心めがけて集まっていくようになり、やがては心臓をえぐって標的を殺害する。

ただし、隙間は基本世界とは次元が異なる場所にあるため、攻撃する際にはこの隙間から出なければならず、その間は攻撃も通るようになる。
あくまでこの「ラブトレイン」は「遺体」を起点に発現している能力であるため、「遺体」が大統領と反対側に動けば、大統領はその動きに引きずられる形となる。
本体と「遺体」の距離が離れれば、「遺体」化した人間は息を吹き返す。





「陽」のあたる所必ず「陰」があり・・・
幸福のある所必ず反対側に不幸な者がいる・・・
「幸せ」と「不幸」は神の視点で見ればプラスマイナス「ゼロ」!
「安定した平和」とは!
平等なる者同士の固い「握手」よりも絶対的優位に立つ者が治める事で成り立つのがこの「追記・修正の現実」!!

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