D.D.D(ログ・ホライズン)

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D.D.D(ログ・ホライズン) - (2021/11/03 (水) 13:14:26) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/02/02 (月) 00:45:33
更新日:2023/12/23 Sat 23:22:49
所要時間:約 4 分で読めます



D.D.Dとはログ・ホライズンに登場する組織名である。


【概要】
作中の人気MMORPG『エルダー・テイル』におけるアキバ5大戦闘系ギルドの一角であり、
『大災害』以降は、混乱の中で拠り所を求めた他の中小ギルドを吸収したことで所属メンバー約1500名と、他の戦闘系ギルドの追随を許さない数を有している。
ギルド名の由来は、ギルドマスターのクラスティが名前決定時に適当にキーボードを押して入力されたのが『D』で、1文字では決定できなかったので『D.D.D』にしたとされている。
クラスティが「ユーザー側がゲームの仲間を探すシステムを越えるシステムを作り、それでレイドを制覇したら面白いだろう」と思いついたことで作られたギルドで、
ゲーム時代では所属メンバーの交流は主に外部サイトやボイスチャットで行われていた。
クラスティ発案の人材配置システムによって、。第一~第三レイド師団とそれらを統括する「レイド師団」、「レイドジェネラル」、「レギオンリーダー」、「レイドチーフ」など戦闘の規模に応じた細かい役割分けがされており、ギルドマスターがいなくでも十分戦闘を行えるほどである。また、人数制限のあるレイドにおいて実際の戦闘グループとは別の人員を用意し、高所などから戦場全体を観測し、念話による戦闘管制を行うという戦略を取り、ゲーム時代はクリア不可能といわれていたレイドを〈大災害〉以降いくつも攻略するなど確かな実績を持っている。
『質の黒剣騎士団』に対して『数のD.D.D』とも称されるほどの規模を持つが、単に数頼りという訳ではなく大規模戦闘初心者に対する教導にも力を入れている。
また、メンバーは、ギルドマスターであるクラスティなどの幹部勢を筆頭にして、攻めに特化した守護戦士、後衛職でありながら最前線で戦う吟遊詩人や神祇官、HPが低いのにあえてHPが少ない状態で戦う法儀族など、職業や種族のセオリーからかけ離れた戦い方をするメンバーの比率が、他のギルドよりも多い割合で存在している。
当然だが、このような型破りなスタイルをゲームで貫くのは並大抵のことではなく、それを余裕でこなす幹部達の腕がいかに高いかが窺える。
組織の運営はクラスティに加えて彼を補佐する3人の女性『三羽烏』を中心に行われて入れている。

クラスティが行方不明になってからは脱退者が続出し、ギルド崩壊の危機に瀕している。



【主要登場人物】

★ギルドマスター
  • クラスティ
CV:櫻井孝宏
職業:守護戦士、サブ職:狂戦士、種族:ヒューマン
D.D.Dのギルドマスター。ゲームキャラは眼鏡をかけた知的な美青年の外観をしている。
他のキャラの盾役である守護戦士でありながら盾の装備を使わず、現在確認されている装備の中でも最大級の威力とHP吸収能力を備える幻想級の両手斧『鮮血の魔人斧(デモンアックス)』を愛用し、攻撃を重視したスタイルを取っている。その戦い方から「狂戦士」の2つ名を持つ。24人で行うフルレイド2を4つ束ねたレギオンレイドの指揮を経験した数少ない冒険者でもある。
口伝『空を征く瞳』、『追憶の断裁』を持つが、後者は仲間にも伏せている。
常に冷静沈着で非常に優秀な人物だが、一方で非常にいたずら好きで子供っぽい一面を持ち、ギルドメンバーやレイネシアをからかって楽しむこともしばしば。
また、「狂戦士」の異名のとおり相当な戦闘狂。シロエたち曰く「アキバで一番何があっても平気な人」。
通称「妖怪メガネ」「鬼畜メガネ」「エリートメガネ」。アニメで戦闘中に見せる彼の顔はどう考えても味方側の人間の顔じゃない。
『大災害』によってゲームの世界に閉じ込められた状況下でもさほど動じることはなく、寧ろ仲間達が自分無しでも十分動けるため退屈気味で現状にやや不満だった模様。
その優秀さから、円卓会議の議長も務めることになり、大地人の姫・レイネシアとも冒険者の男性のなかでは特に深く接していた。
11~12月頃東北へ遠征中、オウウの山中で三佐が持っていた武器のフレーバー・テキストの現実化による暴走に巻き込まれた結果、どこかに転移して行方不明となっている。
現実世界ではどこぞの企業の重役。本名は鴻池晴秋。ゲームでの名前は、『ザ・シンプソンズ』のキャラからとってつけたらしい。また、ブラコン気味の妹がいる。
再登場時には「頼れる味方が帰ってきた!」「あいつがまさかの最強の敵に!」のどっちになっても不思議じゃない感じだっのだが、なんと中国サーバーに飛ばされてカナミ一行と合流していたことが明かされた。
ただし、『カラミティ・ハーツ』の効果で起きたであろう『魂冥呪』と呼ばれるバッドステータスのせいで記憶を失い、回復呪文・施設・物品・自然回復などによるHP回復が不可能になり、
念話機能の停止、サーバを越した移動不可能など、深刻な影響を受けている。


★三羽烏
D.D.Dの運営を担う女性。メンバーの脱退などによって何名かの代替えが行われている。

  • 副長
以前勤めていた女性が現実での婚活のために脱退したことにより、現在空席状態。


  • 高山三佐(たかやまみさ)
CV:名塚佳織
職業:吟遊詩人、サブ職:剣聖、種族:狼牙族
ゲームキャラは整った容貌だが化粧っ気がなく目つきが鋭い外観をしている。厳格な言動と相まってギルド内では男性メンバーを中心に恐れられており、愛称も「三佐(さんさ)」と軍人めいている。一方で時折天然染みた言動を見せることもある。彼女が功績を挙げたギルドメンバーに手描きのイラストを付けたアイテム「頑張りましたカード」はギルドメンバーに大好評である。
瞳は黒に少し青みが入っていて、褒められると嬉しいお気に入りのポイント。
武器は軍用両手鎌『カラミティ・ハーツ』だが、ゲーム時代では飾りにすぎなかったフレーバーテキストの現実化という現象が起こった結果、『カラミティ・ハーツ』の「厄災を起こす」というテキストによって武器が暴走して転移現象が起こり、三佐を助けようとしたクラスティが行方不明になり、自身も片腕損失という重傷を負った。
この片腕損失は特殊バステ扱いで冒険者の技術でも治療できず、現在は、『グランデール』と『ロデリック商会』の共同開発製品である義手をつけている。
片腕を損失してから、念話で映像を送信する口伝『伝令神の網』に開眼している。
行方不明となった片腕は同じ転移に巻き込まれたクラスティのもとにあると思われるが・・・・・。
現実世界では保育士。


  • リーゼ
CV:村川梨衣
職業:妖術師、サブ職:軍師、種族:ハーフ・アルヴ
D.D.Dの入団初心者などに大規模戦闘の基本的な戦術や連携を教えるための教導部隊の隊長。お嬢様風の金髪縦ロールで口調もお嬢様風だが、それはいわゆるゲームにおけるなりきり「ロール」であり、幼馴染のユタと2人きりのときや、激情にかられたりテンパった時などに地が出る。クラスティに恋心を抱いており、普段のロールも彼にふさわしい淑女となろうとしたことがきっかけ。
大人ぶっていることは少なくとも幹部勢にはばれており、(愛情を持って)からかわれることもしばしば。
三羽烏のなかでも特に記憶力に優れている。また、口伝『賢者の石版(ケイローン・タブレット)』によって、戦闘中に目を凝らすことで対象とした敵の被ダメージやデバフの状態を文字情報として確認できる。
指揮能力も非常に高く、アキバの殺人鬼騒動ではレベルも所属もバラバラなメンバーをまとめ上げ、チートキャラを打倒する作戦を立案し、作戦の全体指揮を務めた。
男性に若干の苦手意識があるが、あこがれの相手であるクラスティと、現実で顔見知りのユタだけは別。
現実世界ではお金持ちの女子高生で、普段から両親や教師に対し聞き分けのいい優等生を演じてる生活を送っていたらしい。
クラスティが行方不明となったことで不安定になったギルドを支えるために奔走する。




★その他の幹部格
  • リチョウ
職業:格闘家、種族:猫人族
D.D.Dの最古参の幹部。外見は猫人というより虎に近い。
メンバーのなかでも年長者なほうらしく、後輩に適切なアドバイスを送る。
口伝『月女神の熱狂(アルテミス・フィーバー)』の使い手であり、理性と引き換えに絶大な戦闘力を発揮できるが、連携に支障をきたすため、本人の性格上あまり使いたがらない。
元々は『小説家になろう』の二次創作作品「D.D.D日誌」のキャラだったが、アニメ化に伴い公式に逆輸入された。
殺人鬼騒動においてアカツキの特訓に参加している。


  • ユタ
職業:武士、種族:ヒューマン
リーゼの副官を務める少年。赤髪にそばかすの容姿をしている。武器は2本の刀で、戦闘時は目元に仮面のようなものを装備する。
特技はツッコミであり、メンバー達のボケを拾わずにはいられない。別名D.D.Dの良心。
過去に所属していたギルドを、悪女のせいで解散に追い込まれたことがトラウマとなり、女性不信の傾向がある。
上司のリーゼとは現実の幼馴染であり、彼女のロールプレイでボロが出そうなときはフォローに回るなど、察しがいい。
特に、人に対する観察力はリーゼや他の幹部勢からも高く評価されている。
D.D.Dの憧れの的である三羽烏の副官ということで、リーゼ以外の三羽烏とも接する機会が多く、周囲からは妬みの対象となっている。
自己評価が低いが、本来はD.D.Dの幹部に相応しい実力者でアニメ版では殺人鬼騒動においてアカツキとの特訓で、彼女を2対1とはいえ軽くあしらうほどの実力を見せている。
現実では編み物を趣味にしている高校生。酒癖の悪い姉がいる。
元は二次創作「D.D.D日誌」の主人公格だが、アニメ化により逆輸入された。小説には未登場だが男が苦手なリーゼが男物のマフラーを所持しているという描写で、遠まわしに存在が示唆されている。
さすがままれ先生は分かっていらっしゃる。


★ざ・らいとすたっふ
D.D.Dの名物ダメ人間達。腕は立つが性格的にダメ人間達。全員二次創作作品「D.D.D日誌」から逆輸入されている。

  • 孤猿 (こえん)
職業:暗殺者
D.D.D資材管理部の施設係。通称「ゴザル」。
黒装束と小太刀の典型的忍者スタイルで、語尾に「ゴザル」をつけるロールを行っている。
ユタとは現実でも友人関係にあり、彼が女性不審を拗らせて魔法使い(ゲームの職業じゃないほう)になることを心配している。
アニメではアカツキの特訓にユタと共に付き合っていたり、『呼び声の砦』攻略作戦にリチョウと一緒に参加するなど、ざ・らいとすたっふの中でも見せ場に恵まれている。
サブキャラとはいえ、海外では「Kitsunesaru」と音読み訓読みガン無視な呼び方をされているとか。


  • セバス・チャン
職業:格闘家
外見は無精ひげとスーツのナイスミドルだが、事あるごとに脳内会議を始める変態。
現実ではサラリーマン。
通称「俺会議」。


  • クーゲル=シュライバー
職業:妖術師、種族:法儀族
自称『憤怒の魔炎の魔狩人(ラースフレイムシュライバー)』。通称「厨ニ」。言動が痛い。
体力が低い法儀族でありながら、HPが少ない状況で真価を発揮する特技を中心に戦うスタイルで、単純な腕はギルドでもトップクラス。
ちなみに名前はドイツ語でボールペンを意味する。


  • アラクスミ
職業:盗剣士
通称「MAJIDE」。踊り子風装備をしたエキゾチックな美女の容姿だが中身は♂。
アニメでは、ゲームキャラと現実のプレイヤーとの性別の差のたとえ話に登場。


★その他一般メンバー
  • ユズコ
職業:召喚術師
D.D.Dのなかでは新参な方の少女。天然で無自覚に人の傷口をえぐる。実は腐女子。
アニメでは殺人鬼騒動で「水楓の乙女」の一員として参加し、サラマンダー(馬や牛並みの大型種)を召喚してネルレスと戦った。
二次創作「D.D.D日誌」からの逆輸入。




★元メンバー
  • 櫛八玉
職業:神祇官、種族:エルフ
前述したD.D.Dの元副長。現在は『太陽の軌跡』というギルドを立ち上げ、ギルマスを務めている。
巫女服の上に神祇官が装備できる最強クラスの幻想級鎧『源氏の鎧』と、装備者は武士と同等の武器装備が可能になる幻想級の篭手『源氏の篭手』を装備し、
中衛or後衛支援系職業なのに戦闘の最前線に立って指揮を執る戦闘スタイルから「突貫黒巫女」「レイドランクの黒姫」の異名を持つ。
彼女の活躍を描いた『辺境の街にて』は、その人気の高さから『ログ・ホライズン 外伝 櫛八玉、がんばる!』という題名で書籍化された。


  • ヤエザクラ
職業:妖術師、サブ職:貴族、種族:ハーフアルヴ
櫛八玉とはゲーム内外において10年来の付き合いのベテランプレイヤー。現在は『太陽の軌跡』に所属。
『大災害』時に新規作成したキャラクターでログインしていたため、腕は高いがキャラのレベルは46と低い。
面白そうなことや儲け話になりそうな事があると、周りを巻き込んで大騒ぎを起こすトラブルメーカーであるため、三佐と衝突することも多かったらしい。
ちなみに彼氏持ち。


  • ダルタス
種族:ヒューマン、職業:守護戦士
元D.D.Dの新人。現在は『太陽の軌跡』に所属している。大災害時点のレベルは52。
ヤンキー気質で、大規模戦闘系ギルドに所属していることを鼻にかけて中小ギルドや無所属のメンバーを見下していたが、
大災害直後に、あろうことか櫛八玉に因縁をつけた挙句、惨敗して改心した。(ダルタスはクシと面識がなかった)
その後、クシをD.D.Dに引き戻したい高山三佐の差し金で、クシの下につくことになった。





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