「修羅」の頂 VAN・ベートーベン

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「修羅」の頂 VAN・ベートーベン - (2018/06/19 (火) 00:15:48) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/02/08 Sun 10:37:48
更新日:2024/03/29 Fri 18:51:36
所要時間:約 3 分で読めます













修羅と鬼、双子の力がついに揃った!






《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》は、デュエル・マスターズのクリーチャー。

概要


「戦慄」の頂 ベートーベン》が《真実の名 修羅丸》に戻る途中の姿であり、まだドラゴンの時。
通称「修羅VAN」「VAN」「VAN様」

「修羅」の頂 VAN・ベートーベン 無色 (11)
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 14000
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーをすべてバトルゾーンから持ち主の手札に戻す。
相手がコマンドまたはドラゴンをバトルゾーンに出す時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに出すかわりに墓地に置く。
T・ブレイカー
エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)

DMX-13「ホワイト・ゼニス・パック」のスーパーレア枠であり、入手は困難。
だがその入手難度に見合った強さを持つ。

まず、召喚時限定cipではあるが相手のクリーチャーをオールバウンスする。
「かの有名なキング・アトランティスと同等の能力を相手だけに与える効果。デュエル終盤は重たいクリーチャーが多いので、バウンスされると再召喚までのテンポ・アドバンテージが…」

VAN「いやいや、そんなちゃちなもんじゃないって」
プレイヤー「というと?」

なんとこいつ、全体バウンス持ちにも関わらずコマンドとドラゴンが場に出ようとした時、かわりにそれを墓地においてしまう。
場にそもそも出せないのである。つまるところ強力な効果持ちのコマンドやドラゴンたちも手札で腐る、というわけ。

ある意味ではキング・アトランティスの持っていた「Cip持ちを再利用される」というデメリットをコマンドとドラゴン限定ではあるがシャットアウトすることができるのである。おまけにエターナル・Ωを持っているため下手な除去ではまた全体バウンスが飛んでくるという鬼っぷり。

【連ドラ】をはじめとした、ありとあらゆるドラゴンデッキや各種コマンドを切り札にしたデッキはまさにこれ1枚で存在意義を否定される。
これをあえて【連ドラ】全盛期に出してくるあたりがウィザーズとタカラトミーの本気を伺える。

なお自分もコマンド・ドラゴンなので、自分自身ドラゴンをサポートするタイプのデッキに投入できる。
踏み倒した場合はオールバウンスする効果は発動しないが、常在効果だけでも連ドラに投入するメリットがある。
…というか、自分がVANを出していれば相手はVANが出せないので「お守り」としても好まれていたのである。
今は《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》の登場でその意味での投入はめっきり減ったが、現在でも一部のデッキには積まれる。

また、《龍覇 ザ=デッドマン》を主軸にしたデッキでは、5コストで効果を発動できるため、相手のドラゴン封じに使える。
なおザ=デッドマン自体がドラゴンで、ザ=デッドマンを主軸にしたデッキはやはりドラゴンをメインとしたデッキである。
なんでこいつドラゴンデッキに同型メタとして積まれることが多いんでしょうねえ…。

なお【ターボゼニス】では意外と相手のVANにひっかかって出せなくなりがちなこいつよりは、
「祝」の頂 ウェディング》のほうが好まれやすい。無論相性が悪いわけではないので、こちらにも考慮の余地はあるか。

メタ

基本的にコマンドやドラゴンを主軸にしなければどうということはないのだが、
デュエル・マスターズの二大花型であるコマンドとドラゴンをメインにしないでデッキを組むのは
ウィニーを軸とした場合ならともかく、重量級に頼るデッキでは難しい。

そのため、例えばそもそも離れなかったり、置換効果で居座るタイプ(ギャラクシー系列)なんかは優秀だろうか。
他にはcipをトリガーさせない《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》もメタとしては優秀。

そして一番優秀なメタは、自分自身である。
このため、両方にVANがデッキに入ってることが判明した瞬間、早出し合戦になってしまうことも。

一時期はドラゴンサーガ、革命編とドラゴンとコマンドがフィーチャーされていたということもあって、強力なドラゴンやコマンドが跋扈していた中この効果により強く立ち回ることを可能にしていたため非常に高騰していたが、DMX-22「超ブラック・ボックス・パック」において再録されたため多少は落ち着いた価格となった。
…だが、この効果故に再びドラゴンやコマンドが環境に現れた時にはまた活躍することが約束されたクリーチャーでもあるため、値段、そして何よりデュエル中の不意の登場に関しては油断ならない。

組み合わせ

龍世界 ドラゴ大王 火文明 (10)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン 13000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体と、相手のクリーチャーを1体、バトルゾーンから選んでもよい。その2体をバトルさせる。
ドラゴンではないクリーチャーがバトルゾーンに出る時、バトルゾーンに出るかわりに持ち主の墓地に置かれる。
T・ブレイカー

偽りの王(コードキング) ナンバーナイン 光文明 (9)
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン 9000
相手は呪文を唱えることができない。
W・ブレイカー

この3体が並んでいると、当時のカードプールでは《疾封怒闘 キューブリック》以外で突破できないという強固なロックが完成する。3体必要とはいえかつて猛威を振るった、かのキング・クイーンロックよりもさらに突破が困難となったロックである。
ただし現在では置換効果に関するルール変更によりS・バッククリーチャーのコストとして《斬隠蒼頭龍バイケン》を捨てる場合のマッドネス発動、《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》のDスイッチといった突破手段が存在する。
なお《偽りの王 ナンバーナイン》は《光神龍スペル・デル・フィン》でも代用可。
全員コマンド・ドラゴンであるため、並べるのは容易で、【ライゾウ連ドラ】やデッドマンデッキなどで実現可能。
《運命》を軸にした【ベートーベン連ドラ】や【ラララオプティマス】でも出せてしまう。
殿堂ゼロデュエルでは【エンペラー・キリコ】でも並ぶ。なんだこれ。

しかもキューブリックや《陰陽の舞》が規制されたことで追い風が吹いてたりする。えげつないなこいつら…
3体揃えなきゃいいんだろ、と思うかもしれないがどの2体が並んでもかなり凶悪なロックであり、案外看過できない。

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