しまかぜ(近鉄特急)

「しまかぜ(近鉄特急)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

しまかぜ(近鉄特急) - (2015/02/18 (水) 23:44:45) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/02/18 (水) 18:11:26
更新日:2024/02/20 Tue 13:30:33
所要時間:約 4 分で読めます




「プレミアムな風に、乗ろう」


「しまかぜ」とは、近畿日本鉄道が運行する特急車両・50000系の愛称である。

(出典:Wikipedia)

2013年に伊勢神宮で行なわれる式年遷宮に向け、新しい観光列車を発表した。アーバンライナー以来となるマーケティング調査を行い、

広々とした座席空間

快適さを追求したプレミアムシート

様々な旅のスタイルにこたえるバリエーション豊かな客室

気持ちよくご乗車いただくための設備、サービス

を開発コンセプトにし、プレミアムな観光特化の特急「しまかぜ」(近鉄50000系)が誕生した。
名前の由来は「志摩に吹く風の爽やかさと、車内で過ごす時間の心地よさ」から名づけられた。


開業当初は近鉄名古屋・大阪難波発着しかなかったが、2014年に京都発着の列車が増備された。


【車両の特徴】
6両固定編成。なお、編成向きは他の近鉄特急車両とは異なり、伊勢中川~賢島間で6号車が賢島方面に向くように統一されている。
前面は他の近鉄特急車両とは異なり、曲線ガラスではなく大型ガラスを多数組み合わせている。そのためか、鋭角的な先端形状と合わさって鋭い顔つきになっている。
車体はクリスタルホワイトと「伊勢志摩の晴れやかな空」をイメージしたファインブルーの組み合わせで、境目には金帯が配されている。
2号車と5号車には「しまかぜ」のロゴと、心地よい風をイメージした流れるようなマークがプリントされている。
車内もプレミアムの名に恥じない非常に豪華な作りになっている。

プレミアムシート車(1・2・5・6号車)
1・6号車の先頭は展望仕様のハイデッガー構造。2・5号車は平屋になっている。
シートピッチは脅威の1,250mmで、新幹線のグランクラスに匹敵(1,300mm)する快適さである。デラックスシートなんて相手にもなりません。
リクライニングは電動、最近の特急列車では常識化しつつあるコンセント、エアクッションなどが常備されており、まさに至福のひと時が楽しめるだろう。
定員は先頭車で1両あたり27名、平屋の中間車でも30名となる。

グループ席車(4号車)
和風個室・洋風個室が1室ずつ、サロン席が3室用意されている。定員は個室が4名。サロンが6名。
和風個室は掘りごたつ、洋風個室はL字型のソファーが置かれている。
また、4号車には喫煙室(しまかぜは全席禁煙)と化粧室も設けられている。

カフェ車(3号車)
近鉄が大好きなダブルデッカーのカフェ車両となっている。
1階に8席、2階に13席設置され、伊勢の海を堪能しながら食事が楽しむことが出来る。
飲食だけでなく、伊勢土産も購入できたりするぞ!


【料金】
プレミアムな車両ゆえに乗車券+特急券+しまかぜ特別車両料金がかかる。
とはいえ人気が非常に高く、プラチナチケット化しているのも事実。


【停車駅】
○近鉄名古屋発着
近鉄名古屋-近鉄四日市-伊勢市-宇治山田-鳥羽-鵜方-賢島

○大阪難波発着
大阪難波-大阪上本町-鶴橋-大和八木-伊勢市-宇治山田-鳥羽-鵜方-賢島

○京都発着
京都-近鉄丹波橋-大和西大寺-大和八木-伊勢市-宇治山田-鳥羽-鵜方-賢島


2014年3月には21020系(アーバンライナーNEXT)に代わり、お召し列車として使用された。
この際、三種の神器も動座することとなったため、御料車の隣の車両を安置スペースとして使用されている。

また、近鉄50000系は2014年にブルーリボン賞を受賞している。


追記・修正はプレミアムな風に乗りながらお願いします。



この項目が面白かったなら……\ポチッと/