Saint October

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Saint October - (2015/03/10 (火) 21:16:34) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/03/10 (火) 19:38:25
更新日:2023/05/17 Wed 19:28:36
所要時間:約 15 分で読めます





巷で噂のゴスロリ少女探偵団


『Saint October』(セイントオクトーバー)とは、コナミデジタルエンタテインメント企画・製作のテレビアニメ。
略称としては、『セイオク』と呼ばれることが多い。2007年1月から同年6月まで放送。

ちなみに制作発表時のタイトルは『Saint October ~深淵の戒律~』で、監督は金崎貴臣となっていたが、
放送開始時には『Saint October』のみに変更され、監督は佐藤まさふみが務めていた。

漫画版も存在するが、細部の設定が異なる。
なお、原案には漫画版のほうが近いらしい。

各話サブタイトルは、「ロリ○○!」「超○○○○!」をテンプレとして構成されている。
コナミから発売される本のタイトルも同様の形式である。

例:「ロリ誕生! 少女が超ゴスロリに」(第一話サブタイトル)


変身シーン

いわゆる魔法少女物ではあるが、アニメにおける変身魔法少女物での見せ場とも言える変身シーンが、
ギリシャ神話や旧約聖書などの内容を彷彿とさせる独特の演出となっていて妙にグロい。もしくはエロい


葉山小十乃:剣を天空にある球体に突き刺す→中から墨汁黒い液体が流れ、剣と腕を伝って体中に染みわたる
      →刺したところ以外からも液が漏れ顔に垂れる→口に垂れてきたのを飲み込む→服が黒く染まる
      →球体から大量の液体が流れ落ち、画面を黒く染める→剣でそれを切り裂く。

白藤菜月:球体の上に立っている菜月が上ってきた小さいもう一つの球体を抱きしめる
     →それをつぶすと中からケフィア白い液体が飛び散り、服を白く染める→舐 め る
     →下の球体からも白い液体が間欠泉のように飛び出し、画面を白く染める→ヌンチャクで殴る。

聖三咲:果実をもぎ取って食す→果汁が血の様に顔や服に飛び散る→両手で果実を握りつぶし、体に塗りたくる
    →上から左目に果実が落ちてきて潰れ飛ぶ→上から果実が大量に降り積もり、画面を赤く染める→弓で画面を打ち抜く。

本作のシュールなギャグや展開と意外とシリアスな展開をある意味で象徴するものかもしれない。


オープニングテーマ
「Wheel of fortune」(第1話 - 第25話)
歌 - ゴスロリ少女探偵団(片岡あづさ・福井裕佳梨・小林ゆう)
作詞 - 藤林聖子
作曲 - 高木洋

エンディングテーマ
「未知なる場所へ」(第1話 - 第10話、第12話 - 第13話)
歌 - 福井裕佳梨
作詞 - 森由里子
作曲 - 高木洋

「空のコトバ」(第14話 - 第25話)
歌 - 小林ゆう
作詞 - 森由里子
作曲 - 高木洋

「Mellow Stereo」(第26話)
歌 - ゴスロリ少女探偵団
作詞 - 藤林聖子
作曲 - 高木洋



完全に余談だが、コナミが原作だからかはさだかではないが、遊戯王関係で声優をやったことがある(もしくは後にやることになる)人が多い。
とくに放送時期が近い遊戯王デュエルモンスターズGXに出演した面々が多く、作中でもそれっぽい小ネタがあったりする。



登場キャラクター


ゴスロリ少女探偵団

白藤菜月が「黒木探偵社」を事実上乗っ取る形で立ち上げたグループ。
それぞれがユアンから授けられたカードの力で変身してリバース社の刺客と戦う。

ちなみにヒロイン3人の名前「聖三咲」「葉山小十乃」「白藤菜月」の一文字を取って並べると
作品のタイトル「Saint October」を直訳した「聖十月」となる。
同様に「コトノ」「ナツキ」「ミサキ」の最初の一文字を並べると「コナミ」となる遊びがある。


葉山 小十乃(はやま ことの)/黒ロリ
CV:片岡あづさ

本作の主人公。コレクト学園中等部に通う14歳。身長は154cm、血液型はA型。
ネコミミ風の黒いリボンがトレードマーク。これは変身後も残る。

見た目などはいたって普通の少女だが、実は「黒木探偵社」に所属する少女探偵。
幼い頃両親に捨てられ、孤児としてヨシュアに育てられる。「両親に会いたい」という想いから、両親の謎を知るために少女探偵となる。

落ち着きがなく少々天然ボケだが、明るい性格で正義感が強い。
しかし、過去の体験から「親」や「保護者」などの話題になると思考がネガティブになる。

甘いものが大好きで、ヨシュアの作るケーキを楽しみにしている。
謎解きは得意だが勉強は苦手な上、なにもないところで転ぶほどの運動音痴。
また音楽と美術といった芸術系が得意だが、料理、掃除、洗濯など家事一切は全く出来ない。

アルカナシティで多発していた幼児誘拐事件の捜査中、偶然出会ったユアンを助けたことから、
「JUDGEMENT(裁き)」を下せる唯一の存在である剣使い『黒ロリ』に変身するカードNo.11「正義」の能力を授かった。

ちなみにタロットカードでジャッジメントである「審判」のカードは作中に登場していない。
なぜ「正義」の能力がジャッジメントなのか、なまじ「審判」のカードがあるため疑問に思う人もいるかもしれないが、
これは「正義」の大アルカナが意味するものが「裁判の女神」であるからだろう。剣を持っているのもタロットのイラストからだと思われる。

まぁ、後述する能力的には「正義」「審判」どちらの正位置、逆位置の意味にもとれるが……

ちなみに作中で敵の戦いでは束縛される事が妙に多い。それはもう定期的に束縛される。
束縛後に「振り回される」、「溶鉱炉の熱にあてられる」など、直接攻撃でない散々な目に合わされることもある。


必殺技である「JUDGEMENT」の能力は、対象者をカードの力から解放し精神を浄化させる力。
剣で上述の変身シーンにも出てくる墨汁をX字に顔に塗りたくった後、体中をそれで染めることで浄化する。

しかしこの力は同じ対象が二度受けると、文字通り完全に消滅させてしまうという恐ろしい面もあった。
ユアン曰くは「JUDGEMENTに二度目はない」、アッシュ曰く「一度目は執行猶予のようなもの」とのこと。

「JUDGEMENT」の能力は上の「一つ目のジャッジメント」のほかに全部で4つある。
第12話で真実を知って落ち込んだ後に第13話でユアンから心の闇だけを浄化する2つ目の「JUDGEMENT」の能力(許しの力)を授かった。
3つ目は2つ目より多くのカードを一気で浄化する事ができる「強力のジャッジメント」
4つ目は1度目で完全に消滅させる「究極のジャッジメント」


聖装(サークリッド)時の台詞は、
「深淵に眠りし根源の光よ 罪を贖う聖なる力よ 背徳という名の鎖を解き放ち 今こそ我を導きたまえ サークリッド! 黒ロリ参上!」


白藤 菜月(しらふじ なつき)/白ロリ
CV:福井裕佳梨

コレクト学園中等部に通う14歳。身長は153cm、血液型はB型。
小十乃の親友兼クラスメイトで、彼女と同じ「黒木探偵社」に所属する少女探偵。
また、小さい頃から芸能界で活躍しているアイドルでもある…が、本編中に芸能活動の描写は全くない。
金髪のお団子ツインテールと八重歯がチャームポイント。漫画版では一人称が「ボク」で、アニメ版では「私(わたくし)」

傍らには常に執事・リチャードが待機し、送り迎えはリムジンという完璧なお嬢様。
お嬢様ゆえやや世間知らずで、表面上はおっとりした性格だが、
言動はややきつく根はわがまま。実は小十乃の前では猫をかぶっているが、甘いものがかかわるとそれが剥がれる。

上記の環境に加えアイドルという事もあってもともとクラスでは浮いた存在だったが、
小学生の頃、小十乃だけが普通に話しかけてきてくれてために、以来彼女に懐く。
その懐きっぷりははたから見れば異常で、部屋に小十乃の写真や人形などを大量に飾る等、
一歩道を違えればヤンデレに分類されかねないほど、過剰なまでに小十乃のことを溺愛している。

だが、別にレズビアンというわけではないらしく、恋愛として好きな対象は男性。


理数系に強いメカオタクで吸血鬼ホイホイや猫探知機など、ときどき変な発明品を作るが効果は疑問。

リバース社社長・クルツがユアン捜索のために怪物に変身させた黒猫(後のジュペリ)に小十乃が襲われた際、
ユアンからカードNo.18「月」の能力を授かり、ヌンチャク使い『白ロリ』に変身する。

その戦闘方法は結構えげつなく、さらにカードの力で与えられた武器以外にも、自作らしいチェーンソーなどを持ち出して戦うこともある。
しかし、元から戦いに慣れている赤ロリやジャッジメントの力を持つ黒ロリと比べると決め手がなく、戦闘では目立てないことが結構多い。

聖装時の台詞は、
「永久(とこしえ)の純白の光よ 光臨の胎内に眠りし慈愛の力よ 銀の鎖の道を辿りて 今こそ我を導きたまえ サークリッド! 白ロリ参上!」


聖 三咲(ひじり みさき)/赤ロリ
CV:小林ゆう

第5話より登場。14歳。身長は158cm、血液型はO型。
黒ロリと白ロリが再戦を挑んで来たエルロックに苦戦していた所へ乱入し、ピンチを救ったボーイッシュな少女。
ちゃん付けで呼ばれるのが嫌いで、「ちゃんはよせ」が口癖。後に小十乃たちと同じクラスに転入した。

漫画版では左目の下に十字架模様のペイントを施している他、
実は可愛いもの好きなうえ、雷が悲鳴を上げるほど大の苦手という一面を見せる。
また、「帽子」がトレードマーク。三咲は野性味のある大人っぽさや、しっかりした面を持っている。


成績は極めて優秀で、授業料が免除されている特待生。
また、身体能力も極めて高い野生児でもある。……体育?の時の行動からして意外と目立ちたがり屋かも?

戦闘スタイルは格闘技ではなく、野生の本能まま戦う我流。戦闘待機ポーズは猫っぽい。
またイモリを捕まえて食べたりするサバイバル派で弁当もイモリを捕獲して焼いたり大根丸かじりなどだが、人のものを羨ましがることはない。
なお、彼女もヨシュアのケーキを大変好んでいる。同時に3人の中では一番緊張感があるが、食べ物には釣られやすい。

リバース社の刺客・星蘭との戦いで黒ロリ、白ロリと共にピンチに陥っているところで
ユアンから弓矢使い(初期設定・漫画版では二挺拳銃「ピースブレイカー」使い)である『赤ロリ』に変身するカードNo.8「力」の能力を授かった。

赤ロリに変身した場合は元から高い身体能力を活かした格闘戦の他、弓矢での強力な一撃「レッドブラッドアロー」を使う。


聖装時の台詞は、
「地平に昇る生命の光よ 諸人に宿りし戦いの力よ 悪しき芽を踏み断ち 今こそ我を導きたまえ サークリッド! 赤ロリ参上!」



探偵団関係者


ヨシュア
CV:小野友樹

27歳。身長は179cm、血液型はA型。小十乃の保護者的存在で、彼女が暮らす修道院の神父。
小さい頃に修道院の前に捨てられていた小十乃を引き取り、父親代わりとして彼女の面倒を見ている。
小十乃を実の娘のように溺愛しており、やや過保護なまでの愛情を注ぎ、小十乃のこととなると周りが見えなくなってしまう。

功士朗とは占い師・アルティスタとともに高校、大学の同級生であり親友。視力がかなり悪く、眼鏡がないとほとんど何も見えない。

基本的に温厚で聡明だが、功士朗のことはイジメ相手と思っている節があり、
かなりぞんざいな扱いをしている。しかしそれはそれは絶対的な信頼の裏返しでもある。好きな人ほどいじめたくなるウンタラカンタラ

料理はプロ顔負けの腕前で、彼の作るケーキは子供達にも大人気。彼がケーキを作ら(れ)ない日は主に菜月が暴走する。
見ただけで女性のスリーサイズを正確に見抜く謎の能力を持っている。


ユアン
CV:鈴木真仁

10歳。身長は143cm、血液型はA型。
名前以外の全ての記憶を失っており、小十乃に保護され、彼女やヨシュアと共に修道院で暮らす少年。
動物によく懐かれる。普段は甘えん坊で活発な少年だが、上記の通りいろいろと不思議な行動をとるが……


黒木 功士朗
CV:川本成

27歳。身長は180cm、血液型はB型。
元刑事であり、超常現象を専門とする『黒木探偵社』を総括する若き所長。

攻撃力も守備力も低いレベル1らしい。おそらくヴォルカニック・バレットなんだろう。

小十乃達の起こす騒動の始末に常に追われている。
生来の悪運に加え、ヨシュアが功士朗をぞんざいに扱う影響からか子供達にも下に見られており、
毎回さんざんな目に遭わせられる、登場人物きっての苦労人。

探偵業や捜査に関しては熟達していて小十乃たちにアドバイスすることも多いが、あまり取りあって貰えない。
一人暮らしのため家事は一通りできる。

実のところ探偵業自体は白藤家がバックについている慈善業務であり、
報酬は依頼者からではなく白藤家からの支給という形で支払われている、いわば雇われ探偵。
したがって、彼は菜月の言うことには逆らえない。

小十乃たちが「ゴスロリ少女探偵団」を立ち上げてからは、探偵事務所まで乗っ取られてしまった。


アルティスタ
CV:細野佑美子

的中率98.5%を誇る凄腕の占い師でヨシュアと功士朗の学生時代の友人。
アルカナシティで占いの館を開業しているほか、自分のテレビ番組も持っている。
昔は功士朗と交際していたが、世界中の占いを勉強するために別れていて、今では完全に過去のこととして割り切っている。


ニケ
CV:中川里江

小十乃のペットのオカメインコ。インコのわりにはかなり丸っこい。
そこそこ知能が高く、オウム返し以外にも簡単な会話が可能。
小十乃にはよく懐いているが、ヨシュア等にはよく暴言を繰り返して酷い目に遭っている。
ひまわりの種が好物。


ジュペリ
ユアンの飼っている黒猫。3話からメインキャラクターとして登場したが、実は1話にも登場している。
6話以前は名前がなかったが、7話で「ジュペリ」と命名された。
ちなみに個別の声優はなく、鳴き声は実際の猫からサンプリングされたものが使用されているらしい。


リチャード
CV:松山タカシ

白藤家で働く執事である初老の男性。菜月の破天荒な行動に毎回悩まされてはいるが、
第19話では無人島に取り残された菜月たちを助けに来るなど、菜月に対する忠誠はかなりのものである。


帝 猟兵(みかど りょうへい)
CV:豊永利行

第4話より登場。身長は158cm、14歳。コレクト学園中等部で小十乃・菜月と同じクラス。
スケートボードが得意。

授業態度は不真面目だが成績はかなり優秀。
さらには美男子ゆえにクラスの女子には人気があるが、本人にあまり関心はない様子。
周囲からの評価も高く、探偵団メンバーでは菜月や三咲からもかなり高評価を得ている。

しかしその一方、いつも小十乃をからかったり弁当をつまみ食いして楽しんでいることから、小十乃からは目の敵にされている。



リバース社


クルツ
CV:津田健次郎

身長は185cm、血液型はA型。一人称は『僕』。
わずか23歳にして、アルカナシティの経済を支配する巨大企業・リバース社のCEOとなった風雲児。

その正体は世界を統べる"支配"の石板の化身。
カードNo.4「皇帝」の力を持ち、その力とリバース社の権力を利用して世界征服を企んでいる。
それゆえ計画の邪魔になる「JUDGEMENT」の力を持つ黒ロリとユアンを抹殺すべく捜し求めている。

「そうすれば偉そうに見えるから」という理由で、唐突な思いつきにより黒猫を探させたり、
ヒゲを生やしてみたり、怪獣の着ぐるみを着て町の模型を破壊するなどと毎回妙な行動を繰り返すが、すぐに飽きてやめてしまう。
極めて行き当たりばったりで飽きっぽい性格。口調もやや子供っぽい所がある。

その反面、部下を使い捨てることにまったく心を動かさないほど極めて冷徹な面もある。
プライベートは先述の通りかなりやりたい放題だが、必要な場面では計算高さと狡猾さを発揮して、人を騙し利用する悪役らしさを見せる。

普段着ている派手な服装は、特にたいした意味はなく自身の威厳を表すためのもの。

中の人が中の人なせいで、高ぶった時の「カード」の言い方がどうしてもあの人の声に聞こえる。


アッシュ
CV:子安武人

身長は182cm、血液型はB型。37歳。リバース社の社長秘書。
肩書きは秘書だが、クルツ留守中の指示は全て代行する。カードNo.5「教皇」の力を持つ。

常に何を考えているのか分からない表情をしているが、クルツに対してだけは忠実で、その命令には絶対服従する。
考え方もクルツと同様であり、冷酷非道で一切の私情を挟まず要職にあろうが使えない社員は容赦なく切り捨てる。

ヨシュアとは過去に何か因縁があるらしく、その正体は……


エスメラルダ
CV:江里夏

身長は147cm、血液型はAB型。エルロックの妹。
クルツの力に呼応して邪悪化し、アッシュによりリバース社へ招かれて猟兵の部下になる。カードNo.15「悪魔」の力を持つ。
道具入れにもなるピンクの大きなドリルツインテールと八重歯、お尻に生えた悪魔の尻尾が特徴で語尾に「でち」をつけて話す。
性格は単純でかなり積極的かつ短絡的、なおかつドジッ子。兄と同様に何故かスズメと会話が出来る。


ソフィア
CV:宍戸留美

身長は160cm、血液型はA型。20歳(初期設定では16歳)
カードNo.2「女教皇」の力を持ち、カードの能力によりテレパスやサイコキネシス等の超能力が使える。
クルツの指示の元カードの力を悪用する、リバース社の裏事業部「ひみつ部」の部長だが、
黒ロリ達が現れてから失敗続でき、その上部下にも恵まれず、終いには部長の地位を剥奪されてしまった。

童顔やアルコールを飲めない体質にコンプレックスがあり、それを理由に「ガキ」扱いされるのが大嫌い。
やや妄想が激しい傾向がある。


カフカ
CV:清水宏ナノーネ

身長は150cm。リバース社社員で、ソフィア直属の部下。
カードNo.12「吊された男」の力を持つ。あれ、それって万丈目の(ry

天井から紐で吊されたかかしのような姿をした吸血鬼
一応、性別は男性だがオカマ言葉を使い、可愛いものが好き。たまにだがナノーネも使う。
ちなみに吸血鬼ではあるが吸血鬼の典型的な弱点であるニンニクや十字架、聖水などはまったく効かない。

リバース社というよりソフィアのほうに絶対の忠誠を誓っており、ソフィアには有能な部下として信認されていたが、あまり頭は良くない。

体は木で出来ていて指先から葉っぱを生やして髪型や衣装が若干異なった分身を作り出す能力を持っている。
だが分身体は本体よりもさらに頭が悪くなる。ぞんざいに倒される事も多い。

またこの手の能力にしては珍しく直接精神が繋がっているわけではないらしく、本体とはトランシーバで通信をしていた。
ちなみに分身が倒されても本体には影響はない。


エルロック
CV:前田剛

第1話、第5話に登場。リバース社の社員。スズメと会話できる能力を持つ。
カードNo.1「魔術師」の力に操られ、ユアンを探し求める社長の命令で、
少年を狙った連続誘拐事件を起こすがユアンの力で変身した小十乃に敗れ、逮捕・投獄される。

第5話でクルツに呼び戻され釈放。
投獄生活ですっかり改心し戦うことを拒んだが、郷里の妹(エスメラルダ)を盾に取られる形でクルツが再生したカードの力により凶悪化。

黒ロリ達にリベンジを挑み優勢に勝負を進めるが三咲の乱入で形勢逆転され、
二度目の1つ目のジャッジメントを受け消滅してしまった(ちなみにこの時にはまだ小十乃は1つ目のジャッジメントの真実を知らない)。

一見軽薄そうだが、本来の性格は故郷の妹を気遣い、獄中ではスズメのスズ吉・おスズと仲良くなるなど根は善人。

中の人が中の人のせいでユアンとの会話はそっちの人からするとどことなくシュール。


スズ吉・おスズ
CV:平野貴裕/沖佳苗

第5話と第14話以降に登場。獄中でエルロックと仲良くなった雄と雌のスズメ。後に結婚したらしい。
後にエルロックの仇を討つため、その妹であるエスメラルダに協力するようになる。


エディ塚原
CV:上別府仁資

第3話より登場。身長180cm、53歳。リバース社の清掃員である初老の男性。
クルツの頼んでいた黒猫を最初に見つけてきたところで初登場。カフカとは仲がいいらしくよく相談に乗ったりしている。

一見、ごく普通の気のいいおじさんのようだが、クルツの力やリバース社の暗部を知りつつも社員として働いている謎の多い人物。
その正体は……


フィレーナ
CV:並木のり子

リバース社芸能部所属のタレント。カードNo.6「恋人」の力を持っていた。
人気が低落傾向にあり、テレビドラマのレギュラー出演を条件にユアンを捜索・急襲するが、
学校を抜け出して現場に駆け付けた小十乃に1つ目のジャッジメントを受けて敗れた。


星蘭(せいらん)
CV:茅原実里

リバース社裏事業部所属のソフィアの部下。カードNo.17「星」の力を持っていた。
クルツの要請を受けて派遣された中華風美少女闘士で、竜巻を発生させる「タイフーン拳法」を使う。
カフカとは違い、きちんとコレクト学園の生徒に変装出来るくらいの容姿をしている。
人の話をあまり聞かず、また思い込みの激しい性格で、頭の中身も少々軽い。


スタルク
CV:かねこはりい

ボウリング好きな大柄で朴訥な男。クルツとのボウリング勝負に負けたことからリバース社の契約社員になる。
カードNo.7「戦車」の力を持っていた。敗北後はリバース社を辞職し、コレクト学園の用務員に採用された。


その他


ケイコ・グリーン
CV:中川里江

アルカナシティ・ATVニュースの美人キャスター。
キャスターの割に砕けた口調で話し、大したニュースがなく暇な時はフリートークなどもしたりする。
第24話でカードの力に操られ、クルツの演説を放映した。中の人的にはセトとキサラなのだが関わりはこのくらい


セシル
CV:井口裕香
第10話に登場。小十乃たちの隣のクラスに在席するコレクト学院の女生徒。
思い込みと妄想癖が激しく、猟兵に一目惚れして小十乃を一方的に逆恨みしていた。


瀬尾 椿(せお つばき)
CV:瀬尾智美

身長は165cm、24歳。コレクト学園教師で、小十乃たちの担任。
担当教科は数学で授業は厳しく、数学が苦手な小十乃にはいつも頭を悩ませている。
交際中の彼氏がいるが、多忙の為なかなか会うことが出来ないらしい。


死神
CV:上田燿司(上田陽司)

第15話に登場。アルカナシティで行列の出来るケーキショップを経営している寂しがり屋の死神。カードNo.13「死神」の力を持つ。
軽い雰囲気でもれっきとした神様で、黒ロリ達のこともきちんと把握している。
また、神様と言うこともあり、カードの力を得た者であろうといかなる攻撃でも傷つけることが出来ない。
その仕事柄、人間からは忌み嫌われている存在だが、あくまで寿命が来た魂だけを回収するのが仕事のため、自ら殺生をすることはない。


H・P・ロマノフ(ひろし・ぴろしき・ろまのふ)
CV:井上優

額に十字傷のある由緒正しい血筋のツキノワグマ
三咲の知り合いで、温厚な性格をしている。人語も理解でき、人を襲うようなことはない。
また、移動にグリーン車を使うなどなぜか人間くさい一面も持っている。

のちに黒木功士朗とともにチーム太陽を結成する


追記・修正してくれないとジャッジしちゃうんだから!

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