はたきおとす(ポケモン)

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はたきおとす(ポケモン) - (2017/04/19 (水) 08:25:46) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/04/12 (日曜日) 23:36:29
更新日:2024/01/11 Thu 19:58:37
所要時間:約 4 分で読めます




【はたきおとす】
タイプ:あく
分類:物理
威力:20→65(XYから)
命中率:100
接触:○
範囲:単体
PP:20→25(XYから)
追加効果:相手の持ち物を落とし、そのバトルの間だけ持ち物の効果を得られなくする。
更に道具を持った相手には1.5倍のダメージを与える(XYから)



◆概要

第三世代より登場した、悪タイプの攻撃技。
ダメージを与えた後、相手の道具をその戦闘が終了するまで効果を使えなくする追加効果を与える特殊な効果を持つ技。

登場した頃はレベルアップで覚えるポケモンは少なく、後の作品ではいくらか追加されている。
また、ブラック・ホワイト以降の新規ポケモンは自力で覚えるものが居ない。
その割には遺伝技や教え技では覚えるポケモンは200匹近くおり、あくタイプやかくとうタイプを中心に、時たまくさタイプなども覚える。



◆教え技

【プラチナ】
場所:212番道路
交換条件:青のかけらと赤のかけらが各4個ずつ

ハートゴールド/ソウルシルバー
場所:バトルフロンティア内の民家
交換条件:40BP(バトルポイント)

ブラック2/ホワイト2
場所:セイガイハシティ
交換条件:黄色のかけら4個

オメガルビー/アルファサファイア
場所:バトルリゾートの教え技屋台
交換条件:12BP


◆対戦では

威力はたったの20と連続ヒット技の単発ダメージ並みと非常に低く、ダメージよりも追加効果が主体としていた。
「たべのこし」「くろいヘドロ」などを用いて耐久戦を行うポケモンのメタとなっている。
しかし、似たような効果を持つ「トリック」と「すりかえ」の方が幅をきかせていた為、どうにも不遇の技であった。


しかしXYからは、その性能に大幅なテコ入れがなされた。
威力は65と、前作の3倍以上と強化。
さらに相手が道具を持っていた場合だと威力が1.5倍になり、数値の上では97.5になるという強力な追加効果が加わった。

タイプの面でも、XYでは今まであくタイプを半減して来たはがねタイプの耐性が弱体化したため、等倍で通る様に。
同様の理由で選出される機会が上昇したゴーストタイプにも元から効果抜群と、大きな追い風を受けた。

道具を使った戦法のポケモンを切り崩すには非常に有効なのは相変わらず。
特に、BWでの「しんかのきせき」の登場により、相手の道具をどうにかする技の需要は高くなっていた。

XYでは教え技のシステム自体がないも同然だったが、ORASでは復活したのも大きい。

これらの点により、不遇技から一転、あくタイプのメインウェポンとなったのは勿論、サブウェポンとしても有力な選択肢に。



シザリガー「はたきおとす!」

スイクン「カゴの実が…!!これじゃあねむるの、眠り状態を回復できなくなってしまった…」



しかし、欠点も存在する。
それは持ち物が使えなくなる効果は、この技の処理終了から発揮される事。
よって、ダメージ発生時に発動する「ゴツゴツメット」のダメージは受けるし、「きあいのタスキ」「じゃくてんほけん」も発動してしまう。

そうそうない話だが、抜群半減の効果を持つ「ナモのみ」を持った相手に使うと、攻撃の前に道具を消費するために使用不可に出来ない。
更にナモのみの効果で威力が半減するので、実質的には相性等倍=威力65の技となる。



ローブシン「はたきおとす!」

ギルガルド「いたっ!!」

ギルガルドは弱点保険で攻撃と特攻がぐぐーんと上がった!!

ローブシン「…え?」



また、「メガストーン」や「Zクリスタル」、一部ポケモンのフォルムチェンジ用アイテム(ギラティナの「はっきんだま」など)などは落とす事が出来ず、威力にも補正がかからない。
はたきおとす側からすればデメリットだが、これらのどうぐを使う側からすればメリットだろう。
特にメガストーンとZクリスタルは現環境の主軸であり、はたきおとすの採用率を大きく減らす要員となった。
それでも「しんかのきせき」持ちポリゴン2ラッキーの対策等、依然として「はたきおとす」が役立つ場面も少なくない。

ちなみに特性「ねんちゃく」のポケモンは持ち物を落とさない効果の為に落とせないが、威力に1.5倍補正が常時掛かる。
特性が「かるわざ」のポケモンの場合は、特性が発動してしまう。


◆主に対戦で覚えているポケモン

最高火力をたたき出せるため採用率が高く、比較的クセがないのも利点。
特に適応力シザリガーの威力はそのまま命を叩き落すレベルである。

苦手なエスパーゴーストへの新たな対抗技として採用されやすい。
ランクルスヤドランなどの「しっぺがえし」が通じにくい連中には有効。

ノーマルを無効にするゴーストタイプの対策で採用される。
また、鋼タイプに等倍も大きい。

テクニシャン補正は受けないものの、あくタイプとの相性が良いため採用されやすい。


他にもライチュウウツボットなどと意外な連中が使ってくるため、道具を要にしてるポケモンは頭を入れておきたい。
教え技での習得者が多いが、カイリキーシザリガーヤミラミモジャンボなど自力orタマゴで覚えるポケモンもそこそこいるため教え技が使えない環境でも油断は禁物。



追記、修正は手持ちポケモンに「はたきおとす」を覚えてる方でお願いします。


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