登録日:2015/06/26 Fri 00:57:07
更新日:2024/03/26 Tue 18:18:18
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かいけつゾロリ(きむらひろきの漫画)とは、
今は亡きコミック雑誌「コミックブンブン」で連載されていた漫画版の
ゾロリのことである。
なお、このストーリーは原作およびアニメ作品とは完全なパラレルワールドになっている。
■概要
そもそもコミックブンブンは2004年から2009年まで創刊されていた漫画雑誌であり、
その看板キャラ(コロコロで言う
ドラえもんみたいなものである)こそゾロリであった。
そのゾロリの漫画はゾロリ一味とゾロリママぐらいしか定番キャラは登場せず、知名度はかなり低い。
■ストーリーの内容
物語はゾロリ一味が超時空マシンに乗って色々な童話や絵本の世界を冒険し、
回転塔の真っ白い本を埋めていくという
仮面ライダーディケイドのようなロードムービーなストーリーに近い。
だが、何故かSF的な展開も多く含まれており、一部のストーリーは想像もできないオチだったりする。(まあゾロリだし)
■漫画版のみに登場するレギュラーキャラクター
- コンロン博士(超時空マシンの設計者で、ゾロリ達の冒険に自分の夢を託す)
- ケイツ(カエルの男の子で、ゾロリを一方的にライバル視している)
- ケルミはだかの王さま編から初登場!ケイツの妹のカエルで夢はゾロリと結婚すること)
- ゴルゴル(ケイツの仲間で常に無口な凄腕スナイパー(水鉄砲))
- おたまちゃん(ケイツのバイオ技術で誕生し、水をかけると増える生物)
■補足
コンロン博士に関しては実はこのきむらひろき版かいけつゾロリの物語全てに
大きく関わるキーパーソンを握っていた裏設定が存在していたが、本来この設定が漫画連載期間中は描かれていなかった。
その理由こそがコミックブンブンの打ち切りにあり、ブンブンが廃刊にならず物語が継続的に続いていれば描かれていたはず。
事実上お蔵入りだ。
第1章の浦島太郎編から第8章のアラジンと魔法のランプ編まではほぼ一話完結であったが、
第9章のジャックと豆の木編から新たにゾロリ達に立ちはだかる謎の存在「ヤミ」の登場により
それまでの一話完結でありながらも状線が繋がれた一連の雰囲気が出始めていった。
またこの頃から画風や内容の濃厚さが各段と上がり、原作やアニメ版以上にシリアスな内容となっていった(ギャグは相変わらずだが)
更に、原作のゾロリの悪役キャラはどこか憎めない部分が多かったが、本作は純粋な悪役キャラが多い。
そしてなにより目をつけてほしいのがオリキャラ達である。
ゾロリのストーリーにはお約束の擬人化した動物キャラが登場するのだが、そのキャラ(特にヒロイン)達が、
大事なことなので2回(ry
これにはケモナーに走った子供たちもいるだろうか……
また、終盤のストーリーは
打ち切りが近づいているのか慌ただしい展開が多いものの、ややシリアスな展開が繰り広げられている。
■ゾロリが冒険した世界
◇浦島太郎の世界(ゾロリとうらしま太郎)
かいけつゾロリとイシシ、ノシシが、超時空マシンに乗って、うらしま太郎の世界にやってきた!!
深海王国から竜宮城の乙姫さまを救うため、ゾロリたちの大冒険がはじまる!!
◇桃太郎の世界(ゾロリともも太郎)
鬼が島にたどり着いたゾロリたちは、正体を隠し、鬼の大将の食事係になる。
その一方でゾロリは「鬼が島」を「ゾロリが島」にしようとたくらむが……!?
◇白雪姫の世界(ゾロリの白雪姫)
魔女のおきさきに魔法をかけられて、
怪物にされてしまった家来たちを救ってほしいと、
白雪姫から頼まれたゾロリだけど……!?
◇かぐや姫の世界(ゾロリのかぐや姫)
ゾロリはかぐや姫をおよめさんにするために、
「おむこさんチャンピオン大会」に
出場することになったけど……!?
◇赤ずきんの世界(ゾロリの赤ずきん)
たどり着いたのはなんとおやじギャグが禁じられた町!!
はたしてゾロリたちは、おやじギャグらないでいることができるのか……!?
◇おむすびころりんの世界(ゾロリのおむすびころりん)
冒険を夢みるピン太の作った巨大おむすびを追いかけて、やってきたのはナゾの地底王国!?
◇はだかの王さまの世界(ゾロリのはだかの王さま)
お城で開催されるファッションコンテストに、超一流デザイナー・ゾローリオとして
参加したゾロリは、わがままな王さまのプッチをだまして優勝したのだが…
◇アラジンの世界(ゾロリのアラジンと魔法のランプ)
第28代目のアラジンと出会ったゾロリは、魔法のランプを奪ってやろうとたくらむのだが、
アラジンと魔法使いの戦いに巻き込まれて大さわぎに!
◇ジャックと豆の木の世界(ゾロリのジャックと豆の木)
別世界で封印した魔女の復活を知ったゾロリは魔女の呪いをとくため、
大きな豆の木を登って巨人たちが住む天空の町をめざすが……。
◇眠り姫の世界(ゾロリの眠りの森の姫 なお、コミックはブンブンの廃刊によりここで打ち切り)
呪いによって100年間眠りつづけている自分の体から抜け出したという、
オーロラ姫の心と出会ったゾロリは、姫の体を目ざめさせる4つの奇跡の石を探すが……。
(これ以降は単行本未収録ストーリーです)
◇うさぎとかめの世界
舞台は時代劇漂う和風の世界。飛脚屋会社の「カメ屋運送」は同じライバル社である「特急便 うさぎ組」のズル
によりお客の利用や評判がガタ落ちになっている事を聞いたゾロリ。
カメ屋の活気と信頼度を取り戻す為ゾロリ達はカメ屋と協力してウサギ組との対決に挑むのだが…。
◇さるかに合戦の世界
舞台はドームに囲まれた近未来都市の世界。そのドームの中でゾロリ達は盗賊キーモンと出会い、
ピンチを救ったのを機に彼と手を組み盗賊稼業を始める事に。
この章が連載中にコミックブンブン廃刊の発表。結果打ち切りとなり計4回分の連載で幕を下ろした
なお、これに限ったことではないがブンブンコミックスは全て絶版であり、この漫画版ゾロリも入手するのが非常に難しい。
そのためオークションではかなりの値がついている。
どうしても読みたいのなら国会図書館に行くなど頑張ろう。
追記・修正は冒険しながらお願いします。
- 懐かしい……また読みたいなー -- 名無しさん (2015-06-26 02:09:44)
- ブンブンコミックス絶版なのか…知らなかった 確かに古本屋でも見かけること殆どないし -- 名無しさん (2015-06-26 03:09:34)
- 浦島編のラストで世界を渡る石が消えて二度と童話の世界に行けないことが分かっていても「・・・ああ、いつか必ず来るよ!」と言うシーンで泣けた -- 名無しさん (2015-06-26 13:35:16)
- この漫画に出てくる「ケイツ」っていうキャラ知ってるか?本作におけるゾロリのライバル的ポジションなんだけど -- 名無しさん (2015-06-26 16:20:58)
- 見てきたけど、確かにゾロリキャラとは思えないタイプの正統派な絵柄なんだな。いいね。 -- 名無しさん (2015-06-26 16:50:02)
- ↑2 「ゲロゲロって言うなゲロ」だっけ -- 名無しさん (2015-06-26 19:27:11)
- 懐かしい・・・ -- 名無しさん (2015-06-26 21:51:53)
- ケイツもゴルゴル(だっけ?)もケイツの妹も良いキャラしてたなぁ -- 名無しさん (2015-06-26 22:17:45)
- たしかこの漫画と同時にアニメが始まったけ? -- 名無しさん (2015-06-26 23:33:32)
- ↑まあ看板だしな。コロコロでいう所のドラえもん、ボンボンでいう所のガンダム。 -- 名無しさん (2015-06-27 17:47:08)
- ネットで調べたけどこの話の展開は、ゾロリがヒロインに惚れる→フラグ立てる→失恋する というのがお決まりみたい -- 名無しさん (2015-06-27 20:03:26)
- うわぁぁぁブックオフで売らなきゃよかったぁぁぁあ!! -- 名無しさん (2015-06-30 04:34:48)
- 復活ボンボンもあるんだからポプラ社もはよ復刻版だせや -- 名無しさん (2015-07-11 20:27:46)
- なんというかこの漫画の悪役キャラが純粋なんだよな。原作だとどこか憎めないのが多いのに -- 名無しさん (2016-05-06 21:03:10)
- ウサギとカメ編はラストのスケロクさんの話しがいい味出してる -- 名無しさん (2016-06-26 18:31:39)
- ラスト3編あたりから買う周期がまちまちになって展開あまりわからないんだよね…もっとガッツリ親にねだるべきだったわorz -- 名無しさん (2016-10-17 20:21:55)
- きむらひろきってコングルgoodの? -- 名無しさん (2016-10-17 20:28:23)