Banquet of the golden witch(うみねこ)

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Banquet of the golden witch(うみねこ) - (2016/06/19 (日) 01:22:33) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/12/26 (土) 16:22:30
更新日:2024/04/03 Wed 11:43:15
所要時間:約 ? 分で読めます




難易度は互角。
あなたにとっても魔女にとっても互角なのです。





概要


Banquet of the golden witchとは、07th Expansionによる同人ゲーム、うみねこのく頃にのEpisode3(第三章)のタイトル。
2008年8月15日のコミックマーケット74で販売された。
現在は他の出題編同様、EP4に収録されている。

本エピソードでは、容疑者の一人右代宮絵羽に焦点を当て、これまでただの「嫌味な女」の印象が強かった彼女の内面に迫っており、
親族たちの事情も徐々に明らかになっていく。
また、幻想描写も、魔女の眷属の新キャラが多数増えたことによりより魔法バトルものとしての側面が強化され、
最早ゲーム盤世界は「ファンタジー」ものの印象が強くなっている。
反面、赤字による情報提示の推理合戦が本格的なものとなっており、今回は解答側も赤字を利用して真相絞り込む戦法を駆使しており、
前回よりも推理面はとっつきやすい。



あらすじ


無限と黄金の魔女・ベアトリーチェとそれに巻き込まれた右代宮戦人の、六軒島を舞台にした殺人ゲームも、いよいよ第3戦目となった。

今回もまた、前2回と同じように、六軒島が台風に閉ざされ、真里亞を通してベアトリーチェからの手紙が届き、
隠し黄金の存在で親族の不和が煽られるという、お決まりの流れだ。
ただ一つ、当主長女・絵羽が、次期当主の座への執着を人一倍示し、碑文の謎を解くことに躍起になっていることを除いては……。

そして一日目の晩、巻き起こる殺人。
金蔵と使用人5人が(前夜のやけに壮大な魔法バトルの末に)殺され、6つの密室でそれぞれ死体で発見される。
戦人はいつものように、「かつて存在していたらしい金蔵の愛人ベアトリーチェ」が、島の19人目の人間と疑うが、
直後の楼座の衝撃的告白と、ベアトの「この島に19人以上の人間は存在しない」の赤字で即座に否定される。
完全にファンタジー路線に話が傾きかける中、途方に暮れる戦人だが、ベアトの師匠・ワルギリアが出した助言で、
最初の連鎖密室殺人に、推理であと一歩のところまでベアトを追い詰めることに成功する。

一方ゲーム盤では、大人たちが主導となって生存者がゲストハウスに籠城することに。
そこで絵羽は、暇潰しに解いていた碑文を、周囲が出したヒントを頼りに答えを導き出すことに成功する。
ついに、念願の200億円の黄金の隠し場所を発見し、狂喜する絵羽。
だが遅れて解いた楼座が現れ、彼女のさりげない脅しで黄金は兄妹で山分けということで落ち着く。

…しかし、絵羽の中に住む、当主への執着を具現化した「中学生の絵羽」は黄金を諦めなかった。
そして、ベアトリーチェは彼女に、碑文の謎を解いた功績を讃え、「黄金の魔女」の称号を継承する。
当主の指輪を手にした彼女は感涙し、「エヴァ・ベアトリーチェ」の名を与えられ、一件落着…。

というわけにはいかなかった。
実在を持ったエヴァは、無限の魔女の力に溺れ、黄金を独り占めするべく残る生存者たちをありとあらゆる手段で殺していく。
ついに失望し勝負を降りるとまで言いだした戦人を見て、彼女を諌めるベアトだが、エヴァは遂に先代ベアトにまで牙を剥く。

そして次々と起こる殺人と、混濁する意識の中、絵羽は無意識のうちの自分の殺人を疑い、恐怖していく。

「無限の魔女」の本当の意味を思い出し、後代の暴走を止めようとするベアトと、彼女の姿に心を打たれる戦人。
新たなる魔女に、二人はどう立ち向かうのか?

……そして物語は、新たな駒を迎える。




登場人物


≪メタ世界≫
魔女との推理合戦の、通算三戦目に挑む無能高校生。
次々と繰り出されるファンタジーバトルの数々と赤き真実に最早お手上げ…と思いきや、敵の寝返りでようやく幻想の法則と推理のコツをつかんで
真相に迫っていく。
今回、ついに残虐な魔法殺人を嬉々として行い、自分に屈服を迫るベアトを見限ってしまうが、
改心した彼女に改めて惚れ直し、ライバルとして認め新しい魔女に対抗していく。

相変わらずの外道顔芸魔女。
かつては形あるものを蘇らせる無限の魔法に心を躍らせ魔女を志した幼女も、今やすっかりド外道ド鬼畜のウシチチ女と化してしまった。
曰く、金蔵に召喚された後ホムンクルスとして生まれ変わったという。
戦人を屈服させたいと言いつつも、彼との推理合戦を楽しんでいる節があり、無視されると落ち込む。
その件と、執事とお師匠の助言も相まって、初心を思い出して、真の「無限の魔女」として、死者を蘇らせたり殺人事件の火消しに奔走。
今までと打って変わって、可愛らしさを全開にするが…。

  • ロノウェ
ソロモン72柱の大悪魔の一人で、ベアトの執事。
妙な笑い方をするお茶目な完璧執事。
常に主を立たせ、自らは影に回る。

  • ワルギリア
ベアトの師匠の先代ベアトリーチェ。
幼女だったベアトに魔法の極意を教えたが、弟子はすっかりひねくれられ、魔法も自分を軽く超越される。
八方塞がりの戦人に同情し、彼に助言を与えてサポートする。
一方、戦人に振り向いてもらえずいじけるベアトにも「北風と太陽」を例に出してアドバイスするが…。

今回は大体の関係性が見え可愛らしさも出てきた。
長女ルシファー(傲慢)、次女レヴィアタン(嫉妬)、四女ベルフェゴール(怠惰)が目立っている。

ペンドラゴンの近衛兵を務めるウサ耳姉妹兵。
今回は45と410が登場。
後半における射殺要員。

  • ベルンカステル
ベアトの対戦相手の奇跡の魔女。エヴァの継承式の立会人。

  • ラムダデルタ
ベアトの後継人の絶対の魔女。エヴァの魔女継承の推薦人。


≪六軒島≫
  • 右代宮絵羽
今回のゲームの主役。
幼い時から上昇志向が強く、自分を磨く努力を忘れなかったにも関わらず、女であることを盾に、父や兄からは見下され、当主になる夢も叶わなかった。
そのため、親族会議で蔵臼に会う度に機嫌が悪い。
本来は夫と息子を心の底から愛する良妻賢母である。しかし、息子に次の当主にするという夢を託していることに内心罪悪感を抱いている。
そんな中、ベアトリーチェの手紙で自分に当主相続権のチャンスが巡ってきたことを機に、兄を出し抜いて当主の座を手に入れることに執着する。
そして、黄金の在り処を突き止めてそれを秘密にするが、原因不明の高熱に冒され殺人事件も発生し、次第に現実と妄想の区別がつかなくなっていく。

  • エヴァ・ベアトリーチェ
絵羽の心の中に住んでいた、彼女が思い描く「完璧な当主として相応しい自分」の姿。
中学生時代の絵羽の姿をしており、絵羽が挫ける毎に現れ彼女を鼓舞する。
絵羽が碑文を解けたのも彼女のヒントがあってのことで、黄金を山分けすることになった後もそれを諦められず、宿主である絵羽から抜け出し独立した存在となった。
そこで、碑文の謎を解いた功績としてベアトリーチェの名を継承され、新しい魔女として生まれ変わる。
だが、手に入れた魔女の力に溺れ、勝手気ままに生き残りを惨殺しては散々いたぶって殺すという残虐な本性を露にし、殺人事件をさらに混沌化する。

  • 右代宮戦人
今回は殺人事件でそれほど出番がないが、次々と親族が殺される状況下で、絞り込まれる犯人を指摘せざるを得なくなる。

  • 右代宮秀吉
親族前では人当たりが悪い妻・絵羽の本来の優しさを知っており、彼女をフォローする役目にまわっている。
殺人事件の中、寝込む妻を優しく介抱し、もう一人の妻であるエヴァにも体を張って説得しようとするが…。

  • 右代宮蔵臼
若い頃は次期当主を自負し、女である妹・絵羽を見下し馬鹿にし続けていた。
しかし事業に失敗し、ベアトリーチェの手紙で次期当主の座すら危うくなり狼狽する。
妹の切迫した状況を見て、弟妹たちに傲慢だった自分を恥じるが…。

  • 右代宮夏妃
右代宮家の家督を売買することに断固反対を主張。
下ネタに赤面する姿が可愛らしい奥様。

家督よりも大金の方が魅力的らしい。
突然現れたファンタジー美少女たちに臆することなく、抜群の銃さばきで西部劇さながらの決闘を演じてみせる。
若い頃は女遊びが酷く、取り巻きが大勢いたらしい。

持ち前の聡明さで大人たちの意見をまとめる。
実は留弗夫とは最初の恋人だったが、前妻に彼を取られた挙句、彼の子供を死産してしまう。
以来再婚してもなお戦人の存在ゆえに前妻の影に嫉妬し続けていた。
前2作までのクール美女とは一転し、黒い一面を覗かせた。

中学時代に六軒島の森にある離れ小屋「九羽鳥庵」で「ベアトリーチェ」なる人物に会ったと、親族会議で告白。
そこでベアトリーチェは死んでおり、その亡霊の影に怯えている。
絵羽が黄金の隠し場所を見つけたところを目撃しており、彼女を脅して黄金を兄弟で山分けすることを提案するが…。

  • 右代宮朱志香
次々と起こる殺人事件に冷静さを失い、不自然に生き残った絵羽を疑い彼女に掴みかかった際に目を撃たれ、失明してしまう。

婚約したての恋人・紗音を失い落胆していたところ、ベアトに誘い出される形で彼女の蘇生を願う。
そして、ベアトの魔法で死から蘇った紗音と再会するが…。

魔女に精通している者らしく、偽物の絵羽を一目で見抜いた。

  • 右代宮金蔵
かつて「ベアトリーチェ」という愛人を六軒島に住まわせていた。
第一の晩で即生贄に選ばれ、高笑いしながら焦げ肉と化す。

六年前の親族会議で、戦人に「いつか白馬に乗って迎えに来る」と言われたらしい。
譲治からの婚約指輪をもらった直後に生贄に選ばれる。
七姉妹の攻撃から魔法を使って弟を守るが、その甲斐なく散った。
その後、改心したベアトの反魂の魔法によって蘇生するが…。

  • 嘉音
朱志香への恋心を露にし、七姉妹に勝負を挑む。
死後、ベアトによって魂を復活させられ、怯える朱志香の傍に寄り添う。

  • 呂ノ上源次
生贄に選ばれ、弄ばれる紗音と嘉音に引導を渡し、潔くその身をベアトに差し出した。
まさに執事の鑑だろう。

  • 熊沢チヨ
ワルギリアの依り代としての正体を現し、弟子に真っ向勝負を挑む。

魔女の影に怯えながら、警備していたところ、情けない最期を迎える。

  • 南條輝正
これまでに引き続き検死を担当。
病弱の孫がいるらしい。

  • ベアトリーチェ
真里亞の薔薇を新しく蘇らせ、彼女を喜ばせる。
後代・エヴァのやらかしを諌めようとするが舐められてしまい…。

  • ベアトリーチェ(九羽鳥庵)
かつて中学時代の楼座が、九羽鳥庵で出会ったという謎の美女。
現在のベアト曰く、金蔵に召喚された後、秘術によって封印され、魂だけの存在になった後ホムンクルスの肉体に封じられた存在だという。
現在とは異なり、魔女の記憶を持たず外の世界を知らない純真無垢な性格。
「外の世界に出て、人間としてやり直したい」という願いとともに楼座に連れられ屋敷を出るが、途中の崖に差し掛かった際に足を滑らせ転落死してしまう。
この後、魔女の記憶を取り戻した彼女は、魂だけの状態で、森の中で魔女の力を貯え続けていたという。

  • 右代宮明日夢
留弗夫の前妻で、戦人の実の母親。
霧江と同じ日に戦人を懐妊しており、6年前に病死している。




事件概要


  • 第一の晩
10月4日深夜、金蔵の部屋に現れたベアトリーチェによって魔法により金蔵は焼死。
異変を聞きつけた紗音、嘉音、源次と戦闘になるも三人は死亡。
見回り中の郷田はあっさり死亡、熊沢はワルギリアとしての正体を明かし、ベアトと戦闘になるも死亡。
5日朝、会議を小休止した大人たちは屋敷の悪臭に気付き、屋敷の部屋の扉6つに魔法陣を発見する。
それぞれの部屋には前述の6人の死体がそれぞれ発見され、それぞれがマスターキーと、別部屋の固有の鍵を連鎖状に封鎖してあった。
つまり、完全な密室が6部屋ありその鍵は別部屋に封印されている連鎖密室である。
発見場所は、順に(紗音→1F客間(客室の鍵)、熊沢→2F客室(控室の鍵)、郷田→3F控室(貴賓室の鍵)、源次→2F貴賓室(ボイラー室の鍵)、金蔵→地下ボイラー室の中のボイラー(礼拝堂の鍵)、嘉音→礼拝堂(客間の鍵))である。

  • 第二の晩
薔薇が見たいと騒ぐ真里亞を落ち着かせるために庭園に出た次女親子。
そこへエヴァが現れ二人を魔法で甚振った挙句惨殺。
その後、ベアトによって二人は比較的綺麗な方法で殺害される。
楼座は庭園の柵が喉に刺さった状態で、真里亞は手による絞殺死体で発見された。
この間、絵羽は高熱を出して秀吉に付き添われながらベッドで横になっていた。

  • 第四~六の晩
霧江の提案で、屋敷に食糧を取りに行くことにした秀吉、留弗夫、霧江。
そこでエヴァと会敵し、七姉妹と戦闘になる。七姉妹を辛くも撃破したものの、シエスタ姉妹の狙撃で留弗夫、霧江は死亡。
エヴァを説得しようとした秀吉も死亡する。
異変に気付いた絵羽と戦人が様子を見に行くと、屋敷広間にて三人の死体を発見。
留弗夫は頭をアスモデウスの杭で、秀吉は胸をベルゼブブの杭で、霧江は腹をマモンの杭でえぐられていた。

  • 第七、八の晩
大人三人がゲストハウス居間にいたところ、コーヒーを入れると言って絵羽が居間を出た直後、エヴァが魔法で蔵臼夫妻を絞殺。
絵羽が戻った頃には二人の死体は魔法で持ち去られた後だった。
その後、離れの東屋にて二人の絞殺死体が発見される。
蔵臼は膝をルシファーの杭で、夏妃は足をサタンの杭でえぐられていた。

  • 第九の晩
譲治はベアトに導かれ窓からゲストハウスを魔法で抜け出し、紗音の遺体の傍で反魂の儀式に協力。
紗音は蘇生するも、直後、シエスタ姉妹の射撃で二人同時に射殺。
その後、紗音の死体のそばに横たわる譲治の射殺死体が発見される。
現場には魔法陣の上に謎の数字「07151129」が書かれてあった。
さらに、両親と想い人が死んで半狂乱となった朱志香が、絵羽と揉み合いになって目が負傷し、混乱に陥る一同。
南條は朱志香を使用人室で休ませるが、部屋を出た直後エヴァに鉢合わせして殺害される。
なお、この南條殺し、エヴァによって全ての犠牲者は死亡しており、生存者の絵羽、朱志香、戦人は殺していないと赤で示されており、
作中最大の難問として有名。
逃げた絵羽を戦人は追い、消去法から彼女を犯人と特定するが、本性を現した絵羽に射殺される。

  • 第十の晩
視点である戦人が死亡したことにより、詳細は不明。
朱志香は嘉音の魂に導かれ使用人室に留まったまま行方不明。
生還したのはただ一人、右代宮絵羽。



CS版


PSP版とPS3版に収録されている。


漫画版


月刊ガンガンJOKERに連載されていた。
全5巻で、作画は夏海ケイ。
大人組の作画がEP1に比べて格段に上達しており、非常に魅力的に描かれている。


アニメ版


第12~第18話で描かれた。


小説版


講談社BOXで上下巻で発売。



余談


他EPに比べ、比較的易しいと評判の本EPだが、初期構想では最大の難解EP「Land of the golden witch」として製作される予定だった。
作者の竜騎士07曰く、前作「ひぐらし」の『綿流し編』で「魅音が犯人で決まり」とされるのと同様に、
「これを発表すると犯人が●●だという説で特定されてしまう」らしい。
しかし、前作のあまりの難関さに音を上げたファンが続出したため、大幅に難易度を落とし、「Land」はお蔵入りになったとのこと。




勝者は、新しき黄金の魔女、エヴァ・ベアトリーチェ。
時間内に、黄金の謎を解いたため。
17人は全員死亡。
うみねこのなく頃に、生き残れたのはたった一人。























ウソだって、ベアト…俺のことを騙してたなんて…ウソだと言ってくれ、ベアト!!




残念でしたァ、魔女はァ、改心なんてしませェん☆





  • ベアトリーチェ
改心していたなんてそんなわけなかった
一度は戦人を助けるため、自ら南條殺しのトリックを暴き、エヴァを倒すも、魔女としての姿を失ってしまったが、
自分を「本当の魔女」と認める戦人の言葉で復活し、死人を蘇らせ全ての駒が幸せに暮らす黄金郷を完成させる。
そのまま戦人を騙して魔女と認めるサインをさせようとしたが、謎の少女の乱入で全ておじゃんに。
今までの改心したような態度は、戦人をその気にさせる「北風と太陽作戦」(要はツンデレ)だったのだ。
しかし、バラす直前に悲しい顔を浮かべており…?
そのまま少女を巻き込んでの第4のゲームへと移行させようとする。
そんな彼女だが、大魔女ラムダデルタの後見があっての魔女らしく、正体は「ただのニンゲン」らしい。
そのため、ラムダには頭が上がらない。
どうやら、真の姿が露見されることを恐れているようだが……。

  • ワルギリア
ベアトに北風と太陽作戦を吹き込んだ張本人。
戦人にサインを迫る際は本性を出して顔芸炸裂した。

  • 右代宮戦人
エヴァのトリックを暴きギリギリまで彼女を追い詰めるが、南條殺しのトリックを暴けず窮地に。
そこで自分を犠牲にしたベアトに心を打たれ、彼女を「本当の魔女」として認め、親族たちが生き返った理想世界である黄金郷を完成させ、安堵する。
しかし、ベアトを魔女を認めるサインをしかけたところで謎の少女の言葉で正気を取り戻し、ようやく自分が騙されていたことを知った。
お気の毒。

  • ラムダデルタ
普段はおちゃらけた態度だが、今回残酷な本性を表す。
ベアトの、ゲームに勝つ気がないような態度に不信感を抱いており、「勝っても負けてもどうでもいい」と疑っている。
彼女の真の目的は「ベルンカステルをワンサイドゲームで半永久的に拘束すること」であり、彼女とのゲームに異様なまでの執着心を抱いている。
そして、勝てなかった場合は容赦なくベアトを元のみすぼらしい姿に戻すと宣言する…。










ああ駄目ね、全然駄目。

迎えにはリムジンをよこして頂戴。皆も一緒だから。





留弗夫と霧江の娘で、戦人の義理の妹。
1986年10月4日、お腹を壊して母の実家に預けられたため親族会議には参加しなかった。
しかしその日の「とても不幸な事故」によって右代宮家は全滅し、唯一生き残った絵羽に引き取られる。
だが心を病んだ絵羽に憎まれ、虐げられる生活を送る。
そして12年後の1998年、死の間際の絵羽に「嫌がらせ」として右代宮家の家督と財産、魔女の称号を与えられる。
六軒島の真実も知ることも出来ず、絶望した彼女の前に現れた魔女・ベルンカステルによって、戦人を奪った元凶・魔女ベアトリーチェを倒す手助けを頼まれる。
彼女と契約し、12年前の真実を知る代わりに、家族と再会できる世界を用意するというのだ。
ベルンの話に乗った彼女はビルの屋上から飛び降り、メタ世界にて12年前の姿そのままの兄・戦人と再会し、仇敵たるベアトリーチェと対峙する…。

  • 右代宮絵羽
親族会議の事件で唯一生還し、右代宮家の全てを相続した。
しかし、怪事件の生還者としてマスコミの注目を浴びるだけでなく「事件の黒幕」としてのレッテルまで貼られ、次第に心を病んでいった。
引き取った縁寿にも憎しみの目を向け、病に冒された後も被害妄想に苦しみ、最期は彼女に、「自分と同じ苦しみを味合わせる」ために右代宮家の全てを相続させた。
そして、12年前の真実は一切彼女に語らず、高笑いしながらこの世を去った。

  • ベルンカステル
戦人では埒が明かないと思ったのか、12年後の縁寿を新たな駒としてベアトの対戦相手に持ってこさせ、彼女を1998年の魔女「エンジェ・ベアトリーチェ」として認める。
どうやら彼女も、ゲームに本格的に参戦するらしい。






以下、判明している謎のネタバレ(漫画版を基にした)




追記修正するのが遅いわよぅ、Wiki籠りくぅんッ…!!

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