さかなクン

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さかなクン - (2014/06/22 (日) 00:02:58) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/19(月) 20:31:31
更新日:2024/03/19 Tue 07:41:02
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  ( ・ω・`) ギョギョ~ッ


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(ヲ >◯< ∠三)
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さかなクンとは、重度のさかなオタクが転じて、
イラストレーターから人気タレント、果ては大学准教授にまで上り詰めた人物である。
何気にドランクドラゴンの鈴木拓とは中学校の同級生。


※ネタバレ
本体は頭部のハコフグ_


■TVチャンピオン5連覇
彼がその名を知られるようになったのは、今は懐かしいTVチャンピオン。
その「第3回全国魚通選手権」において、大学講師等も参戦しているなかで当時高校3年生で準優勝したのを皮切りになんと同番組を5連覇。

あまりに強すぎる為後半では勝負にならず、はれて殿堂入りとなった。

これ以降さかなクンの名が知られるようになり、多数の番組で強烈なインパクトを残していった。

さらに2006年にはなんと東京海洋大学客員准教授へと就任している。


■クニマスの再発見
田沢湖に生息していた魚「クニマス」は既に絶滅したものと思われていたが、2010年にさかなクンらの海洋チームによって再発見された。

元々は京都大学の教授にクニマスの絵を頼まれた為、似た種のヒメマスを描く為に各地から取り寄せたところ、クニマスそっくりの魚を発見。
京大教授と共に詳しく調べたところ、本物のクニマスと判明したのである。


翌日の天皇誕生日にて行われた記者会見にて「この度のクニマス発見に東京海洋大学客員准教授さかなクンを始め多くの人が関わり…」と
天皇陛下直々に言葉を頂いた程である(ちなみに天皇陛下御自身も魚類学者である)。

因みにこの授賞式の前、天皇陛下が「さかなクン」と呼ぶのか「さかなクンさん」と改まるのか一時期ちょっとした話題になった。
皆今度からネタで言うなよ? 真剣に考えて、な?


■全盛期のさかなクン伝説

上述のようにさかなクンはただ魚に詳しいタレントなのではない。
以下はコピペとして広まったさかなクンの伝説の一端

  • 父親は囲碁棋士。さかなクンさん自身の棋力もプロ棋士レベル
  • 「左ヒラメに右カレイ」というヒラメとカレイの見分け方を発見したのはさかなクンさん(小4の夏休みの研究)
  • 中学時代は「水槽学」と間違えて「吹奏楽部」に入部。しかしソロサックスで金賞を受賞した
  • 世界でも珍しいカブトガニの人工孵化を中学三年生の時に成功(「水槽小っちゃくてかわいそうだなあ」という理由で「決まった時間に外に出してあげた」のをカブトガニが「潮の満ち引き」と誤認した)
  • 大学教授等も出場していたTVチャンピオンにて、圧倒的な差を付けて5連覇。ついには殿堂入り
  • さかな漢字258文字検定1級保持者(1級の合格者は2009年現在でさかなクンさん1人だけ)
  • 魚を食べる事に関しても大好きで、ひそかにギネスの「人類で最も多くの魚類を食べた」記録保持者(3228種)
  • 浜崎あゆみに対して「【鮎】という魚の偉大さとは不釣り合いだから改名しろ」と一刀両断
  • ディスカバリーチャンネル、「深海の謎を追え」ではイギリスのチームが何か見つけるがそれが何が分からない時のクルーの会話
    「今のはなんだ?」
    「分からないね」
    「あれで分かるのは日本のサカナクンサンだけさ」
  • その番組の紹介では、頭にユニークなハットを被ってる変わり者だが、魚のことなら世界で三本の指に入る知識を持ってると言われた
  • フグの毒、テトロドトキシンに対して抗体が出来ているただ1人の人間としてWHO(世界保健機関)に記録されている「その毒の抗体なら既に持っている!」
  • さかなクンさんの初代本体(上の帽子)はサザビーズオークションに出品され、約340万円で落札された(因みに落札金は全額寄付した)
  • 松方弘樹が巨大クロマグロを釣り上げたのは有名だが、それを落札したのはさかなクンさん
  • 釣りバカ日誌には初代から特別監修としてさかなクンさんの名前(本名)が載っている
  • 実は現存の約1割の魚の発見者がさかなクンさん。まさに現代版トリコ

■いじめられている君へ
そしてさかなクンは人格者でもあった。
以下は2006年の朝日新聞に掲載されたコラムであり、その内容はネットで広く読まれるようになっている。


いじめられている君へ
~広い海へ出てみよう~
東京海洋大客員助教授・さかなクン

中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。
突然のことで、わけはわかりませんでした。

でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。
せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。
けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。
助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。

広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。

中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。
でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。
話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。

ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。
大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。
外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう。



本名は宮澤 正之


追記・修正お願いします ギョギョー!


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