しなの鉄道線

「しなの鉄道線」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

しなの鉄道線 - (2020/08/21 (金) 21:07:51) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2016/05/19 (木曜日) 22:10:10
更新日:2023/06/16 Fri 19:16:11
所要時間:約 5 分で読めます




しなの鉄道線(しなのてつどうせん)は、軽井沢駅と篠ノ井駅(実際は長野駅)を結ぶしなの鉄道の鉄道路線である。

*1


元はJR東日本信越本線の一部で、1997年10月01日の北陸新幹線(当時は長野新幹線)部分開業に伴う信越本線の経営分離を受けて誕生した。
信越本線の内、長野県南部の部分を管理・運営する。

○線路概要

信越本線から一番早く分離された路線であり、長野駅への通勤路線と軽井沢、小諸、上田、戸倉への観光路線の役割を受け持っている。
また、第3セクター移管後に信濃国分寺駅、テクノさかき駅、屋代高校前駅、千曲駅を新設するなど利用客拡大を図っている。

◯運行形態

基本的に1時間に1~3本程度運行されていて、全線通しの他に軽井沢~小諸間及び小諸・上田・戸倉~長野間の区間運転もある。
因みに全線が信越本線に乗り入れ長野駅まで直通する為、篠ノ井発着の始発・終着列車は存在しない。
また、信越本線を介して北しなの線との直通列車も下り2本、上り1本設定されている。

☆使用車両

しなの鉄道115系…全線で使用。JR東日本から3両編成11本、2両編成7本譲渡されたが、3両編成のうち1本は廃車となっている。
また、3両編成1本は観光列車「ろくもん」用に改造されている。
*2

「ろくもん」Ver
*3

「あの夏が待っている」Ver
*4

信州色Ver
*5

◎駅一覧

軽井沢北陸新幹線乗り換え。長野県最東端の駅。
別荘や避暑地として有名な軽井沢町の代表駅で、軽井沢アウトレットの最寄駅。
因みに旧駅舎は北陸新幹線が部分開業した時に解体され増築部分を撤去された上、(旧)軽井沢駅舎記念館に移築された。
かつて繋がっていた横川方面はバスでの連絡となっており、線路は途切れている。

中軽井沢…軽井沢町の中心市街は当駅周辺。
1956年までは「沓掛駅」という名称だった。
因みに一度星野リゾートに駅業務を委託したにも関わらず、再び直営化した事がある(現在は簡易委託)。
何か余程の事でもあったのだろうか?

信濃追分…周辺には大学や高校の寮・セミナーハウスが多い。

御代田…御代田町唯一の駅。
スイッチバック駅だった名残でD51が静態保存されている。

平原…普通のみ停車。駅舎が貨車の無人駅。
小海線三岡駅が徒歩圏内。

小諸…小海線乗り換え。
小諸市の中心駅で「しなのサンライズ」の始発駅。
一時は佐久平駅と新幹線停車駅を争った事もあるが敗北し、かつての信越本線時代の面影は…。
駅自体が小諸城を分断する形で建設されており、小諸城の最寄駅である。
因みに小諸城こと懐古園はアニメ「あの夏で待っている」の舞台として登場した。

田中…東御市の中心駅。宿屋をイメージした駅舎。

大屋…日本初の請願駅(1896年開業)。そのため近代化産業遺産群33に含まれている。

信濃国分寺…2002年開業の線内一新しい駅。
その名の通り八日堂こと信濃国分寺の最寄り駅。

上田…北陸新幹線、上田電鉄別所線乗り換え。
長野県第3の都市かつ東信地方の中心都市である上田市の代表駅で全列車停車。
当駅で折り返す列車が多く設定され、またしなのサンセットは当駅始発・終着である。
徳川軍を2度に渡ってフルボッコにした真田昌幸と信之、信繁兄弟の居城として有名な上田城の最寄駅。
因みにアニメ「サマーウォーズ」の舞台である事からこの駅も登場する。
後、意外な所では実延長(重複部分を除いた実際の長さ)が日本一短い(7m!)県道である長野県道162号の最寄駅でもある。
というか駅前にある。

西上田…一応貨物駅なので側線が残っている。

テクノさかき…1999年開業のしなの鉄道としては初の新駅。
精密機械工業の会社が集中する金井中之条工業団地の最寄駅。

坂城…坂城町の代表駅。石油貨物列車も発着する。

戸倉…戸倉上山田温泉の最寄駅。
車両基地がある運行の拠点ともなる駅で、当駅で折り返す列車もある。

千曲…市名と同名だが特に何もない。

屋代…千曲市の中心駅で、駅も中心街に位置する。
過去に長野電鉄屋代線と接続していて、長野電鉄への甲種輸送による車両受け渡しもここで行われていた。
桃鉄シリーズの千曲駅はここがモデル。

屋代高校前…屋代駅の北隣で、その名の通り長野県屋代高等学校・附属中学校の最寄駅。
2001年開業。

篠ノ井…信越本線篠ノ井線乗り換え。線路名称上の終着駅。
一応、しなの鉄道の終点駅&信越本線との境界駅だが、ほとんどの列車が両路線に直通する為、途中駅という印象が強い。
ここから信越本線に入る。

〜信越本線区間〜

長野…北陸新幹線信越本線飯山線、しなの鉄道北しなの線、長野電鉄長野線乗り換え。
長野県の県庁所在地&第1都市の長野市の代表駅かつ県内最大のターミナルにして運転系統上の終着駅。
因みに善光寺御開帳の1936年に合わせて作られた旧駅舎(3代目)は仏閣型の日本風デザインで有名だった。
しかし、1998年の長野オリンピック開催が決まり、新幹線開通時に4代目の新駅舎が完成したことにより取り壊されてしまった…。
保存要求も受け入れられなかったらしい…。
その後北陸新幹線の延伸開業に合わせて再度改築され、善光寺をイメージした駅舎に生まれ変わっている。

追記・修正宜しくお願い致します。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/