Delver-Blade

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Delver-Blade - (2016/06/26 (日) 12:56:26) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2016/6/15 (日曜日) 10:42:23
更新日:2022/02/18 Fri 07:44:17
所要時間:約 4 分で読めます



Delver-Bladeとはマジック:ザ・ギャザリングのデッキ。
世界初の禁止プレーヤーを出しかけたデッキとして有名である。

良くCaw-Bladeと比較されるが
  • 装備品を重視したデッキ構成
  • 色が白青と共通
  • 禁止カード議論が浮上すること
ぐらいの共通点しかない。
向こうはギデオンや全体除去まで入れた中速コントロールデッキだが、こちらは4マナが重いとまで言われるウィニーに近いデッキである。

キーカードは名前にもなっているこちら
Delver of Secrets / 秘密を掘り下げる者 (青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードを公開してもよい。これによりインスタント・カードかソーサリー・カードが公開された場合、秘密を掘り下げる者を変身させる。
1/1
Insectile Aberration / 昆虫の逸脱者
〔青〕 クリーチャー — 人間(Human) 昆虫(Insect)

飛行
3/2

実質1マナ3/2飛行という頭の悪いハイスペックな秘密を掘り下げる者に装備品を付けてぶん殴る。
相手の妨害については

Mana Leak / マナ漏出 (1)(青)
インスタント

呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(3)を支払わないかぎり、それを打ち消す。

Vapor Snag / 蒸気の絡みつき (青)
インスタント

クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。それのコントローラーは1点のライフを失う。

で捌き、相手に何かさせる前に倒す。というのが基本の動き。
しかしこのデッキで真に壊れていたと言われるのは秘密を掘り下げる者でも剣でもなくこちら

Runechanter's Pike / ルーン唱えの長槍 (2)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは先制攻撃を持つとともに+X/+0の修整を受ける。Xは、あなたの墓地にあるインスタント・カードとソーサリー・カードの総数である。
装備(2)

Geist of Saint Traft / 聖トラフトの霊 (1)(白)(青)
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit) クレリック(Cleric)

呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
聖トラフトの霊が攻撃するたび、タップ状態で攻撃している、飛行を持つ白の4/4の天使(Angel)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。戦闘終了時に、そのトークンを追放する。
2/2

元々秘密を掘り下げる者を変身させるためにインスタント・ソーサリーが大量に詰め込まれているため、ルーン唱えの長槍が育ちやすい。
それに除去耐性である呪禁を持つトラフトの相性は異常な物だった。
ブロックで討ち取ろうにも付与された先制攻撃で肉壁にしかならず、また上からは変身した昆虫の逸脱者が3点クロックでプレッシャーを与えてくるという地獄絵図。
デッキ名に騙されてるけど、なんでトラフトが刷られたのか…とヤソは後日マナバーン紙の対談で漏らしている。

で、このデッキはデッキの基本骨格が完成してからの7GPで5勝を上げ、ナベが禁止候補になるほどの壊れデッキという印象が強いが、結局スタンダードを完走。
その原因はプレイングが異常なほど難しい。というのがあるだろう。
軽量ドローが多いとはいえ、土地を限界まで切り詰めているため、事故を起こしやすい。
そしてどこにカウンターを当て、どこでカウンターを構えずにターンを渡すのかという判断で裏目になりやすい。
とりあえず作れば勝てる、というデッキじゃなかったのがCaw-Bladeとの違いだったのだろう。

  • 余談
ナベが使った最終形ではメインデッキに剣が1本も入らなかった。しかもサイドにも1本のみ。
割と初期より剣よりもDelver-Pikeっつーた方が正解なデッキなのにBladeにされたのは、やはりCawの印象が強かったということか。
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