SCP-654-JP

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SCP-654-JP - (2016/11/12 (土) 00:35:36) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2016/09/16 Fri 01:27:59
更新日:2024/04/28 Sun 12:43:51
所要時間:約 4 分で読めます




「SCP-654-JP-1は周りの風景と合わさって、宇宙にポツンと浮かぶ地球のようだった。……場違いなことを言うかもしれないが、地球の中には地球があるんだと、そう思った」

SCP-654-JP マトリョーシカ



はじめに
SCP-654-JPとは、怪奇創作サイトThe SCP Foundation日本支部版で作成された記事の一つ。オブジェクトクラスは既存のSafeでもEuclidでもKeterでもない、Juggernaut。このSCPは地球空洞説の「凹面地球説」を元に作成されている。特徴として「難解さ」と「壮大さ」があげられる。A~Fの世界が存在する。

以下にSCP-654-JPの内容を時系列に記載していく


A世界(補足情報なし)
A世界の情報はデータが転送されておらず、発生時期や主な出来事は不明。梨枝博士の調査書類によると「地球の外側に何も無く、地球内部に宇宙がある」とのこと。


B世界(補足B)
25■■年頃に異常性が発生。主な現象は山中に建設された礼拝堂付近の上空を肉眼で視認すると、進行性の精神異常を受ける。月や星を穴、雲や波浪をひび割れのように感じる認識障害を併発する。地震が発生すると、異常性の範囲が拡大する…らしい。A世界とは異なり情報が残っており、データ転送が行なわれたと思われる。


C世界(補足C)
24■■年頃に異常性が発生。こちらではSCP-654-JPによる影響が、B世界よりかなり進行している。少なくとも日本人のほとんどが、精神異常と認識障害に暴露している。C世界での財団は世界終焉シナリオを想定して、オブジェクトの無力化を急募している。
海底からSCP-654-JP-1が浮上。機動部隊-や“杞憂”を派遣し、調査を行なう。調査員の一人にインタビューを行なったが、その記録はない。


D世界(データ破損)
23■■年頃に異常性が発生。データがごっそりなくなっているが、おそらく、B・C世界での出来事を経過した後だと思われる。C世界では調査員のインタビューは消失していたが、D世界では残っている。
インタビュー内容を大雑把にまとめると、

1.海底からSCP-654-JP-1が出現
2.SCP-654-JP-1上空に大きな裂け目と、ひび割れが発生
3.空全体が宇宙空間のようになる
4.SCP-654-JP-1が地球そっくりになる


E世界(補足E)
22■■年頃に異常性が発生。654-JPに他オブジェクトを登録すると、「補足B・補足C・データ破損」の内容に変化した。654-JP記事のデータベースにはA、B、C、[データ破損]、E、F」の6文字のみで構成されている。E世界では、SCP-654-JPは正式オブジェクトとして認定されていない。しかし、礼拝堂上空に異常性が発生。B世界ほどではないが、SCP-654-JPの影響を受けている様子。


F世界(SCP-654-JPナビゲーター)
21■■年頃に異常性が発生。突如654-JP記事が出現した。654-JP記事は「B、C、[データ破損]、E」で構成されている。654-JP記事ページ前に閲覧制限をもうけている。



・解説
上の文を読んだ人は、「何となくわかるような分からないような(´・ω・)」といった顔になってないだろうか?
わかりやすく言うと、「地球(SCP-654-JP)が割れると中に入っていた次の地球(SCP-654-JP-1)に移行する」というもの。
Aが割れてBに、Bが割れてC、CからDにといった風にマトリョーシカ状に繰り返している。地球(SCP-654-JP)から次の地球(SCP-654-JP-1)の移行は、全て同じ次元で行われていると思われる。

ここからは個人の解釈になるが、各世界ごとに「F(いきなり出現し)→E(準オブジェクト指定)→B(正式オブジェクト)→C(SCP-654-JP-1出現)→D(インタビュー開始)」の順番で異常性が進行。最後のF世界(現存する財団世界)まで影響が及んでいる、ということではないだろうか?
ちなみにF世界にはSCP-654-JP-1(次の世界)が無く、地球(SCP-654-JP)の破壊が起きた場合、深刻な状態を迎えることが予想される。
エージェント七瀬の7(Fは6番目のアルファベット)と、A世界の情報が消失している二点から、F世界では「F→E→B→D→A(消滅)」の順序を辿るではないかと推測される。
なお、 SCP-654-JP記事 にはオブジェクトクラスや博士の名前など細かいネタが仕込まれている。一度読んでみるといいだろう。


ちなみにF世界(現存する財団世界)での異常性発生時期は、21■■年。いまから約80年後にSCP-654-JPの影響が出ることになる。


財団の明日はどっちだ?


追記・修正は杞憂しながらお願いします。



SCP-654-JP - マトリョーシカ
by to2to2
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