さよならを教えて 〜comment te dire adieu〜

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さよならを教えて 〜comment te dire adieu〜 - (2015/03/16 (月) 15:15:46) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/12/02(水) 23:22:20
更新日:2024/04/09 Tue 17:14:41
所要時間:約 4 分で読めます




「そうです。彼女が僕の畏敬する天使様なのです」



2001年3月2日に発売されたCRAFTWORK最後にして史上最強最悪の鬱ゲーであり狂気・電波ゲーム。

キャッチコピーは「言葉・男・狂気・少女・さよなら」で、その名の通り、
「狂信(ファナティック)」=「人間の狂気」
をテーマにした作品。



純粋にグロが多いのもあるが、このゲームは人間が不快になるツボを的確に示しており、また次第に現実と妄想が区別出来なくなる様な巧みな演出が成されている。
子供が見たら確実に泣き、普通の人でもかなり不安定になる。

あまりの鬱ストーリーに、

ご注意
・現実と虚構の区別が付かない方
・生きているのが辛い方
・犯罪行為をする予定のある方
・何かにすがりたい方
・殺人癖のある方
※このソフトには精神的嫌悪感を与える内容が含まれています。
上記に該当する方はご遠慮くださるよう、あらかじめお願い申しあげます。

という注意書きがある。

また、CD本体にはネガティブな単語がびっしりプリントしてあって怖い。


だが、合う人には神ゲー。
評価を点数にすると
「0点か100点のどちらか」
とまで言われる程極端に分かれる。


ただでさえ生産数が少ない事に加え会社自体が潰れた為に現在では最高レベルのプレミアが付いている。
下手すれば中古でも六桁を行くとまで言われている。
余談だが発売当初はあまりのイミフぶりとグロさによりクソゲー認定されていた為、ワゴンで¥980~¥1480で投げ売りされていた時期がある。
まさかそれが40倍以上に高騰すると一体誰が想像出来ただろうか?



エロゲは数在れどここまで極端なケースはさよ教以外に見られない。


このたび、BD-PGで販売が決定New!
パッケージやディスクの再現など、続報が期待される。


【あらすじ】
「今日もまた退屈な実習生の一日が始まる……」
教育実習生として訪れた主人公が黄昏に染まる校舎で様々な少女達と交流するお話。















【ネタバレ】










上記のいかにもエロゲのお約束的な設定は主人公の妄想である。
実際は主人公はキ○ガイなので大学病院に収監されており、校舎と思って病院内を徘徊している。
勿論ヒロイン達も本当はカラス、野良猫、ホルマリン漬けの臓器標本、ゴミ捨て場の人形などである。

メインヒロインである巣鴨睦月だけは本物の少女。
重度の鬱で入院していたが、主人公との交流(ただしかみ合っていない)を通じて回復し、退院した。
また色々と相談に乗ってくれる大森となえは保健医ではなく主人公の主治医。
主人公に現実を認識させようと、かの有名なスーパーマリオを例にこの状況を説明するのだが、
主人公は「畜生、あの女……! マリオの偉業を否定しやがって!」と暴走し、一番好感度の高いヒロインとくっついてしまう。
その後はヒロインによって展開は違うが、主人公がトラウマや過去をエグられ精神崩壊に近い衝撃を受ける。





平常心でプレイするのはまず困難なゲーム。



追記・修正は幻覚を見てからお願いします。

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