SCP-239

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SCP-239 - (2021/10/29 (金) 16:34:31) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2016/12/14 Wed 00:25:39
更新日:2024/02/14 Wed 12:39:14
所要時間:約 27 分で読めます




叶わない夢は絶対にない。だからこそ厄介なのだ。


SCP-239はシェアード・ワールド「SCP Foundation」に登場するオブジェクト(SCiP)である。
オブジェクトクラスはKeter。
項目名は『The Witch Child(ちいさな魔女)』。


概要

SCP-239は8歳の幼女で、身長は1m、体重は20kg。金髪で灰緑色の陰がちらついた瞳をしている。
本名Sigurrós Stefánsdóttir(シガーロス=ステファンスドッティル)。
彼女からは未知の放射能が発生しているらしく、低濃度では特になんとも無いが、
仮に高濃度であった場合は素粒子レベルまで分解してしまうようだ。

これだけだと放射能を出すだけのふつうの幼女だが(普通の概念が壊れる? いやいやSCiPですし)
この子は「自分が思う通りに世界を作り変える」という現実改変能力を有している。
この能力を持ったSCP自体は他にもいるが、彼女の場合は本人も無意識に発動してしまう。Keterなのは当然であろう。

SCP-1973-JPと違い際限なく思い通りにできるし、それこそ目の前の人を「ともだち」にすることも容易である。
類例にSCP-531-DやSCP-11111-Jなどが挙げられそうなレベルのやばい存在だが、それらのDecommissionedやJokeのSCiPとは違い、彼女は『幼女』であることが特徴である。
…すなわち、自分の能力が際限なく思い通りに使えるとは認識できておらず、見えている世界にしか能力を行使しない。
あるDクラスが彼女をうっかり傷つけた際は彼をただただ遠くにやりたいと願ってどこかに消したらしく、
彼女が罪悪感に苛まれて戻ってきて欲しいと願いようやくそのDクラスは戻ることができた。
意識のある間は完全に無敵で、SCP-148*1を除いては彼女の体に注射針ひとつ刺せない。
発見時はまだ赤ん坊で病院にいたが、どうやら説明不能な爆発を起こして病院を機能停止にさせている。
…もしかしたら爆発自体は彼女の仕業じゃない可能性も捨てきれないが(後述)。

そのため財団は彼女に「君は魔女なのだ、そして教えられた魔法しか使えないのだ」と教えることで、
彼女の能力をある程度限定的に行使できるようにした。
これによりある程度収容しやすくなったものの、もともとが危険すぎるため(自分の能力の強さに気付けば世界をまるきり自分のものにすら変えられる。)
対象を平静でいさせる努力がなされていた。


事件239 B クレフ-コンドラキ

この状況を分析した結果、SCP-239が収容状況を受け入れることは不可能であり、その能力が保安上のリスクと成り得るとの結論が得られた。SCP-953*2のような他の収容中のSCPを彼女に使用する等の提案は今までも行われてきた。しかし、これらの提案は、現実改変型SCPを管理する財団の能力を過小評価しているという事実のリマインダとしてしか機能していない。

従って、私は次の事を提案する。SCP-239を通常の武器で殺傷することは出来ない。そのため、SCP-148を用いた短剣を製造し、SCP-239が眠り、能力が無効化されている間にこの武器でもって処分を行う。SCP-239が目覚めて処分に抵抗する危険性、および失敗した際の被害を最小限に抑えるために、適切な職員がSCP-668*3を携帯しておくことを推奨する。

この手順のもう一つの危険性は、SCP-239が目覚めた際に職員を友達や"良い人"と認識する可能性だ。この場合、現実はその認識に沿うように改変さる。私がこの手順を実行する事に志願するのはこのためだ。私の人事ファイルには、私の[削除済]が現実改変後でも活動を継続する事が可能であると示されている。

─クレフ

クレフ博士はSCP-239の収容状況に対して懸念を表明しており、彼女を『終了』させるべきだと考えていた。
そこでO5に提案を送ろうとしたのだがクレフ博士とあろう人が
まさかの機密文書を「平文で送る」というミスをしてしまい、結果として彼女の担当スタッフたち、
そしてコンドラキ博士はクレフ博士を止めようとした。

また、SCP-239もクレフ博士のことを「大まどうしクレフ」として認識しており、
クレフ博士が自分を殺しに来たことをどこで知り得たかは不明だが自身の収容サイトを迷路にしてクレフ博士が進むのを困難にした。
多くの収容サイトの職員がクレフ博士を妨害しにやってきていたが、クレフ博士もクレフ博士で元GOCのエージェントとしての力で
職員たちに麻酔弾を浴びせたりして侵入。

ここからはじまる一連の騒動がすさまじいのである。

注意:以下の文章が書かれた当時、まだ『たのしいざいだん(lolFoundation)』の名残があり、そのため相当数のArchivedオブジェクト(-ARC)およびDecommissionedオブジェクト(-D)が登場します。


サイト-17に侵入することに成功したクレフ博士だったが、あるべきところに壁がないなど、以前のサイト-17とは構造が変わっていた。
地図が役立たないことを確信したクレフ博士は当初、SCP-239の影響と考えたが、その場に突如、
「三人のコンドラキ博士を同伴した」コンドラキ博士が登場。
…無論ブライト博士ではないので、3人は幻想蝶の創りだした幻覚である。
コンドラキ博士は蝶々に砂糖水をあげていた際に、蝶々がクレフ博士の反乱を察知、コンドラキ博士を誘導してくれたようである。
前述のメッセージを読んでしまっていたコンドラキ博士は、クレフ博士を止めるべく誘導に従い行動を開始*4
このあとデータが欠損しているが、クレフ博士によって幻覚のひとりを作っていた蝶々は殺され、コンドラキ博士はダメージを負ったようだ。
ただこの際にコンドラキ博士はカメラのフラッシュに細工をしていたらしく、クレフ博士の目がやられてしまった。

そこでクレフ博士はコンドラキ博士を完全に追っ払うべく、セキュリティチームを無力化しつつ(サラッと書いてるけど目が潰れている状態である)
SCP-091-ARCこと樹の精霊の収容違反を引き起こし、財団をパニックに陥れて、自分が止められるまでの時間稼ぎを図った。
樹の精霊の異常性によってクレフ博士の全身の90%に花が咲き、そのフェロモンによって蝶々は幻覚を解いてしまう。
(だがこのせいで、クロウ教授とギアーズ博士にバイオハザード警告という形で事件への注目を引いてしまう。)

その場にSCP-336”リリス”が到着、クレフ博士になにやら説得を試みるが、クレフ博士は当然聞く耳を持たない。
そこでリリスは変声機を外してクレフ博士の体を割き始めた(この部分はリリスの性質上音声を切っているため何を話したかは不明)。
後にクレフ博士は逃げ切ったものの、痛さのあまり涙を流して倒れこんでいる。

ケイン教授はこの時点でSCP-244-ARC(エッグウォーカー)にのってコンドラキ博士の補佐に向かうが、
途中でSCP-122-Dが邪魔してきたのでクリスタルモジュールで固体結晶に変化させて殺してしまった
一方、クレフ博士もコンドラキ博士に一度こそ勝利したが蝶々が未だまとわりついていた。
リリスのせいで花が枯れたらしい。蝶々をまこうとしている間にSCP-547-D(大自然の怒り)が収容違反しており、
あたり一面が燃え上がりクレフ博士も火傷を負う。この人よく死なないな。クレフ博士はSCP-547-Dを殺害し、先を急ぐ。
この騒動の最中にオブジェクトが2つも終了したんですがそれは…。

…と、ここでなぜかブライト博士(inアフリカ系アメリカ人女性)がなぜかこの状況下にわざわざサイト-17に、
しかもなぜか複数のオブジェクトをバッグに詰め込んで来訪。
そのまま勾留され、ブライト博士が接触を禁じられているオブジェクトが存在するサイト-17になぜ来たのかを問われるが、
本人も覚えておらず、しかも自分がサイト-17に来ていたことも忘れていた。そんな状態のブライト博士を自由にさせるわけにもいかない…はずなのだが、
ブライト博士が立ち上がるとなぜか職員は彼に鞄を返却し、解放してしまった。二人共SCP-239の影響下なのだろうか?
ブライト博士はそのまま(コンドラキ博士や蝶々やリリスに襲われ、体中の花が枯れ、更に火傷まで負った状態の)クレフ博士の前に現れ、
どうやらクレフ博士になにかしらのイタズラを仕掛けようとしたらしい。ホントこいつろくなことをしない
クレフ博士はブライト博士の残機の頭に鉛玉をプレゼント。ブライト博士は「笑いながら」死んだ。
クレフ博士はブライト博士の鞄からSCP-776(ダイス災害)を出し、洪水を発生させた後、その洪水をダイスによって凍らせ、自分の追手を阻んだ。

さてコンドラキ博士である。彼は一時的にどうやらクロウ教授のSCP-244-ARCによって何かしらの薬を打たれ、その場で昏倒。
その後目覚めた彼は宿舎に入ってカメラの三脚(これも異常物品らしい)を持ち運び、その道中、ギアーズ博士とSCP-239が歩いているのに出くわす。
なにかしら話していたようだが、そこにクレフ博士が登場し、クレフ博士VSコンドラキ博士第2ラウンドが開始。
当初銃でコンドラキ博士の三脚によるフェンシングに対抗していたクレフ博士は、弾を撃ち尽くしたためその場でテレキル合金製の剣を取り出して戦闘を続行*5

クレフ博士は(ここまでにこの騒動で二人を殺しながら)「お前を殺すつもりはないんだ」と叫び、
対するコンドラキ博士も(結構前科があるのに)「俺だってお前を殺す気はねえよ!」と返す。
だがこのタイミングでクレフ博士は「自分はSCP-239に何かされかけた」ことを示唆した。
…が、「マジックミサイルえいしょう!」という声とともに二人は吹っ飛び、あたりがぶっ壊れる。

ギアーズ博士は一計を案じていた。ギアーズ博士はコンドラキ博士やクロウ教授みたいに戦闘技術があるわけではないので、
クレフ博士を止めるために戦闘以外で何かしようとし…考えついた方法が、これ。

<Dr. ギアーズ>: クレフ博士は偉大なる闇の攻撃を受けました。我々の世界に到達した無定形の悪魔の集団です。それらがクレフ博士を乗っ取り、少数の魔女と魔術師にのみ魔法の力が残されました。クレフと彼を操る悪魔を制圧するため、私も上級顧問魔導師の1人として剣士コンドラキと共に派遣されました。私とSCP-239が共同作業を行うことによって緊急用スペルブックを発動させる事が出来るからです。緊急用スペルブックは、偉大なる闇が付近に存在する場合に限り、2人の魔術師が同時詠唱を行うことで発動することが可能なのです。

<O5-██>: …それで彼女は君を信じたのか?

<Dr. ギアーズ>: その通りです。失礼ですが、彼女は8歳なのです。彼女が質問したのは、自分も剣術を習ってもいいか、ということだけでした。

<O5-██>: 正気か…皆殺しという事態にだって成り得たんだぞ!彼女に教えた"緊急用スペル"とは何だ!?

<Dr. ギアーズ>: 皆が最初に習う、最も基本的で小さなスペルから始めました。

<O5-██>: …それは?

<Dr. ギアーズ>: マジックミサイルです。

…SCP-239の将来の収容違反を懸念してやってきたクレフ博士相手に、SCP-239を収容違反させるという意趣返し。
ギアーズ博士自身に意趣返しであった自覚はなさそうだが。やっぱりこの人も十分に問題児であった。
マジックミサイルをSCP-239に「教えてあげた」ギアーズ博士は、彼女に一緒にマジックミサイルを発射するように命じ、
はたして彼女はそのようにした。そのあと、ギアーズ博士は今度は悪魔を追い出す呪文を『教えた』。
そしてギアーズ博士は攪拌棒をクレフ博士に向け、SCP-239も真似して持っていた”魔女の杖”を構えた。
クレフ博士から黒い影のようなものが飛び出て、クレフ博士は叫びを上げ昏倒。黒い影はドラゴンになった。
コンドラキ博士は混乱していたが正気を取り戻し、その場をクレフ博士を抱えて後にした。
当然、残されたクロウ教授がこの『クレフ博士を操っていた』ドラゴン(勿論そんなわけないのだが)を退治するはめになった。
かわいそうに。まあなんとか倒したようだが。ってか普通に異常生物生みだされてるよなあ…。
(サイト-17はこの時点でめちゃめちゃなので確保も収容も保護もできるわけがないのだが)

その後ギアーズ博士はSCP-239を誘導してサイトの避難室に駆け込む。この時点で8歳の幼女であるSCP-239はひどく息を切らしている。
彼女に避難室にある”スペルブック”を指し示し、彼女がそれを開くと、ギアーズ博士は次の魔法の準備としてアイテムを取ってこさせる。
彼女がアイテムを探すために後ろを向いている間に――

ギアーズ博士は素早く注射器を取り出し、速やかにSCP-239の首の付近に注射した。

SCP-239は叫び声をあげて倒れ、ギアーズ博士は防災用毛布を彼女にかけて抱え上げ、ともに避難室を後にした。

この大騒動はこれで終わったものの、サイト-17は大部分が使い物にならなくなり、保管していたKeterオブジェクトは全て別のサイトに移送、
Euclid以下のオブジェクトは状態如何で移送または破壊した。
保安要員たちは80%が無力化され、うち30%は長期入院を必要としたため、一時的に他のサイトから救援を招いた。
SCP-239はこの事件で間接的にいくつかのSCiPと職員を殺害し(実際にやったのはクレフ博士だったり他の人やオブジェクトだったりするが)
その能力の危険性を証明したため、永続的に昏睡状態に置くことにした。

途中のダイス災害は結果的にクレフ博士が有効利用してしまったが、どうやら似たようなことを
ブライト博士がクレフ博士に狙っていたことらしく、後に財団はブライト博士を表彰している。
…ということはつまり…(後述の考察に繋がる)。
ブライト博士だけではなく、ドラゴンを倒したクロウ教授、クレフ博士と戦ったコンドラキ博士、
そして当然SCP-239の無力化に成功したギアーズ博士は表彰を受けている。
逆にいくらブライト博士の残機だったとは言え職員を一人殺害し、オブジェクトも一人殺害した上、
女性型オブジェクトのいくつかに問題のある接触を試みたことや、そもそも何かしらの異常性を発揮している可能性があることから、
クレフ博士のEuclid分類が検討されたようだ。今更かよ
ついでにクレフ博士がどこからともなく出したテレキル合金製の剣もSCP-1023-ARCとして研究されることに。

現状の我々の分析に基づけば、剣は完全なまでに普通ですよ。SCP番号をdecommissionに移し、
クレフ博士の白衣(存在してませんが)をSCPに割り当て直したらどうです? - アンドリュー博士

起きたことに基づけば、これは全くもってして普通ではない。SCP番号をrecommissionに移す。
アンドリュー博士のご家族にはお悔やみの言葉を送っておきなさい。 - O5-11

ただし結局剣は破壊された模様。アンドリュー博士可哀想。


事件とSCP-239に関する余談

  • SCP-239の収容に際してはすでに述べたとおり、『スペルブック』を財団職員が指し示し、彼女に「あなたは教えられた魔法しか使えないのだ」と思わせることで対策をとっていた。
    だがどうやら彼女は職員たちに禁止された「禁じられた呪文」の練習をしているらしく、担当職員がクレフ博士に救援を求めた。
    これにたいしてクレフ博士は『魔法学校の先生たちの言うことを聞かないなら、凄く恐ろしく凄く厳格な魔導執政官が偉大なる大魔導評議会からやってきて、約束を破って悪戯ばかりする魔女に罰を与えると彼女に言うといい』と提案。
    後にクレフ博士は実際にSCP-239が「死んだ小鳥を生き返らせる呪文」で小鳥を蘇らせる(もちろん魔法ではなく彼女の現実改変能力の行使である)のを叱ると、SCP-239はまだ幼女であるために叱ったクレフ博士に激しい恐怖感と嫌悪感を抱いた。
    クレフ博士はサイト-17に普段いないため、彼女に嫌われる役としては適任だと自負していたようだが、後にその判断が誤っていたことを彼は身を持って気付かされた。

  • 上記の『事件293 B クレフ-コンドラキ』の起きる前、クレフ博士は唐突に彼女を殺そうと思い始めた。
    どうやらSCP-239は厳罰の意味を取り違えたらしく、クレフ博士がSCP-239を殺そうとしていると思うようになったのである。
    そしてそのせいでクレフ博士に現実改変能力が無意識に行使されそのような影響が出てしまったのだ。
    それに気付いたクレフ博士は、「俺を止めてくれ、でないと俺は彼女を殺しちまう」というメールを送ろうとするが、途中でふと、「待てよ、こんな遠くにいる俺に現実改変能力を行使できるなら、彼女の影響力を俺達財団は見誤っているのでは?ならむしろ本当に殺したほうがいいんじゃないのか」と考えた。
    そしてクレフ博士は、その結論ですら、「彼女の現実改変能力によって自分が決意させられた」ことを強く認識しており、わかっててあえて彼女に動かされるままになったのである。コンドラキ博士に「自分も彼女の影響下だ」と発言したのはそれである。

  • サイト-17といえば、ブライト博士はサイト-17の人事局長である。このことから、彼もサイト-17にかつてより関係を持っていたのだろう。ブライト博士が接触してはいけないオブジェクトがサイト-17にあるらしいが(彼の性質上、相当数のオブジェクトが該当すると思われるが)SCP-239とも面識があった可能性が高い。その場合、SCP-239はブライト博士(と一度は勾留したのにオブジェクトまみれの鞄を返却してブライト博士が本来入ってはいけないサイト-17への入場を認めた職員)にも影響を及ぼしたのではないかと考えられる。はたしてブライト博士はクレフ博士を静止しようとし、それは上手く行かなかったが財団からは表彰されている。

  • つまり財団は抑え込めてると思っていたが、実際には全然抑え込めておらず、見えている範囲じゃなかろうが面識さえあればどうとでもなってしまう可能性が指摘されている(今となっては確かめようがないが)。ある意味、SCP-1973-JPなんかよりよほど恐ろしい現実改変者である(あちらはあちらで、全体のレベルを下げてくるから始末に負えないが)。

  • 事件の間に、SCP-336”リリス”はSCP-091-ARC(樹の精霊)に近づき、「あなたは封じ込められなければならない」と発言。クレフ博士があなたがいなくて寂しがるでしょうねと言うと、樹の精霊は自分もクレフ博士と離れるのが寂しいと発言したようである。

  • ギアーズ博士は後に「彼女に注射するのは困難ではありませんでしたか」とインタビュー時に問われ、「そのようなことは何度もしてきたから緊張はしなかった」と述べたが、「そういう意味で聞いたわけではないのはおわかりでしょう?」と問われると、「他に選択肢があれば、そちらを選んだだろう」と、遠回しに彼女を騙すような形をとったことを嫌がっている。
    最後に彼女に注射をする際に何か話しかけているように見えたがと問われ、ギアーズ博士は「……おやすみと、いい夢を見れますようにと言いました。」と返している。

  • ちなみに事件の後にコンドラキ博士がクレフ博士にインタビューを行っているが、その最中クレフ博士はコンドラキ博士を怒らせるようなことを言ったために首を折られており、この件で別になんの責任もとらなくていいと言われた。まあクレフ博士の発言がひどすぎた。
    ここまでやらかして仲は最悪だろうと思いきや、その後SCP-531-D(ドリーマー)を終了させることで協力し、友情を結ぶ。その後別の作者のTaleではクレフ博士とコンドラキ博士が協力して事件293 B クレフ-コンドラキの続きとしてSCP-239の終了、そしてSCP-963――つまりブライト博士の終了に挑む。

  • サイト-17といえばジェラルド博士もいるサイトであるが、巻き込まれている様子は見られない。あの一人ダイハードのジェラルド博士がこれに巻き込まれないはずがないので、別のサイトにいたか、その時は財団加入前だったのかもしれない*6

  • 何気にこのレポートの付属文書として『追加報告 239-B-77, ORIAと事件との関連性について』という文書がある。外宇宙からは一切見れない(=そういう記事自体はWikiにはない)ので全く良くわからないが、どうやらORIAとこのオブジェクトには何かしらの繋がりがあるのだろう。ありえるとしたらSCP-239がいた病院が爆発したきっかけがORIA繋がりだったのかもしれない。

  • え?SCP-122-DとSCP-547-Dの扱いが雑?言うな。SCP-547-Dについてはレポートの後半のほうで「機動部隊Ω-7に所属するには若すぎる」と彼にクレフ博士は伝える予定だと発言しており、恐らくは(外宇宙のDrClef氏は殺害する気まんまんだったろうが)クレフ博士としてはやむなく殺した感じだろうため救われているとは思う。SCP-122-D?あっちはまあ…元記事が本当に酷すぎるし…。ちなみにこのあとクレフ博士とコンドラキ博士が友誼を結ぶのがSCP-531-Dの終了であり、またこのTaleではArchivedオブジェクトがてんこもりになって登場しているため、このTaleが書かれた2008年当時のSCP創作というものがどういったものだったのかが窺い知れる貴重な資料でもある。SCP-239とギアーズ博士の話はシリアスなんだが。





……追記と、修正がされますようにと言いました。


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