Prototype(石川智晶)

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Prototype(石川智晶) - (2016/03/15 (火) 18:12:11) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/01/22 (日) 18:13:09
更新日:2020/07/25 Sat 19:56:18
所要時間:約 3 分で読めます




Prototype boy 明日の理想だけで
語り継ぐような美談にもならないけど
この身体を失いそうなギリギリの場所が
哀しいくらい似合ってる


「Prototype」とは、『機動戦士ガンダム00』セカンドシーズンの1期エンディングテーマ。
作詞・作曲は共に石川智晶、編曲は西川マサラ。
この体制は「もう何も怖くない、怖くはない」に引き継がれる。
石川智晶による土6・日5アニメのタイアップは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の「君は僕に似ている」から3年振りとなった。

全体的に悲壮感が漂う歌詞と曲調が特徴。
後述のED映像からも、作中の登場人物達がこれから迎えるだろう過酷な運命を連想させる。

なお、CMではアレルヤ・ハプティズム役の吉野裕行がナレーションを担当した。


<アニメーション>
今後の展開を予想させるようなアニメーションが印象に残る。


Aメロで、夕日の中。戦士達の墓標とも言うように無数の銃が薔薇の花を纏い突き刺さっている中に佇む刹那。
やがて夕陽を背にして、彼は歩き出す。…草花が兵器に宿る澄み渡る未来は、まだ訪れない。

続いて、森の中でガラスケースを見つめるアレルヤ。ここは、どこかの研究所だったのだろうか。

場面は切り替わり、雨の中で初代ロックオン…ニール・ディランディの墓に背を向けて歩き出すティエリア。
空白の4年間の内、墓参りに行っていたのかもしれない。

Bメロに差し掛かる頃、2代目ロックオン…ライルが登場。
一瞬振り返ったと思うと、再び背を向けて雪の中を去っていく。
その後ろにはかつて…家族が居たはずの食卓がある。その家族が座っていたであろう席に飾られた4つの花がその空虚さを物語る。

歩いている刹那の影には、無数の映像が映る。まるで過去を振り返るように、4年前の戦いが映っていた。


サビの部分では、無数の場面に切り替わっていく。

MSの上で誰かと対面する刹那。

水溜まりに映る墓に敬礼をするアンドレイの姿。

ライルとシーツで隠れて見えない女性アニュー。

水面に横たわるアレルヤとマリー。そこには空を飛ぶ多数のアヘッドとGN-XⅢの姿が映っている。

拳銃を持ったルイスの腕を掴む沙慈の腕。彼の腕にはかつて彼女に贈ろうとした指輪がペンダントとして絡みついている。

イノベイター達に囲まれたティエリア。それを映す割れた鏡がまるで自分を否定する様に彼は鏡へ銃を向ける。

吹き飛ばされそうな風の中、子供達を守ろうとするマリナ…。

そして荒野の中、ガンダムマイスター達は歩き出す。
アレルヤ、ティエリア、ライル、刹那の順に集まっていき、彼らは空を見上げる。

空の雲が円形に割れ、エンジェルラダーが差し込まれていた。
まるで、世界の終わりを告げるかのように…。


サビの部分で流れた幾つかの場面の続きは、2期ED「trust you」で解明されることになる…。



因みに各キャラクター達の背景に登場する花は


刹那:薔薇
花言葉は情熱 愛情 貞節

アレルヤ:タツミソウ
花言葉は私の命を捧げます

ティエリア:カモミール
花言葉は親交 あなたを癒す 逆境に負けない強さ

ライル:ダリア
花言葉は移り気 不安定 華麗

マリナ:サンダーソニア
花言葉は純粋な愛 福音 望郷


となっており、それぞれを象徴する意味となっている。




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  • 刹那はバラではなく椿ではないでしょうか -- 名無しさん (2016-01-06 05:30:00)
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