ACE COMBAT 04 shattered skies

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ACE COMBAT 04 shattered skies - (2018/09/16 (日) 10:18:00) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/11/21(日) 21:54:11
更新日:2024/04/03 Wed 11:49:29
所要時間:約 6 分で読めます






小惑星ユリシーズ(1994XF04)の落下から4年後。
もともと隕石を撃ち落とす目的で作られたエルジア軍の制圧兵器「ストーンヘンジ」は対空砲としての真価を発揮し、大陸の空を支配していた。
ISAF(独立国家連合軍)は「ストーンヘンジ」の空爆を試みるが、これに失敗。
逆に大陸の主な拠点を失い東海岸よりノースポイントへ撤退する。
ここで残存兵力の再構成をはじめたISAF総司令部であったが、
すでに大陸のほとんどを手に入れたエルジア軍は接収したリグリー飛行場に爆撃機を集結し
ノースポイントをその射程にとらえていた…







『ACE COMBAT04 shattered skies』はナムコが2001年に発売したフライトシューティングゲームである。
ゲームコンセプトは"IT'S CHANGING EVERYTHING AGAIN"(意訳:すべてが変わる、再び)。PS2初のエースコンバットである。
テーマカラーは青。
PS2初期のゲームにも関わらずほぼ完成したグラフィックと操作性、戦略性が高いスコアアタック、適度な熱さ・悲しさ・爽やかさのシナリオは非常に評価が高く、
「エスコン最高傑作」と呼ばれることも多い。中には絶賛を通り越して神格化する困ったチャンもいるが、まぁそれほどよくできたゲームってことさ。


  • <<あらすじ>>
ユージア大陸東部を支配する軍事大国 エルジア共和国 と大陸西部諸国は、長らく「武装平和」と呼ばれる緊張状態が続いていた。
そんな折、1999年7月に小惑星ユリシーズがユージア大陸に落着し、このままでは地球の破滅が避けられない事が判明する。
大陸諸国はこれを避けるために協力し合い、ユリシーズ迎撃のために超巨大レールガン ストーンヘンジ を建造、
その迎撃により地球滅亡こそ回避したものの被害を完全に抑え込むには至らず、ユリシーズの落着は大陸中で50万人もの犠牲者と数千万人の難民を生む。
大陸各地の難民の最大の受け入れ先として期待されたエルジアであったが、エルジアもまたユリシーズの破片が首都に直撃した事で、
数万人の犠牲者と政治・経済両面の混乱が発生しており、大量の難民の受け入れなど到底不可能であった。
しかしエルジアが難民受け入れを拒否してもなお、難民達はエルジアの受け入れ再開を期待して国境に居座り続けた。
そればかりか、NGO団体が「人道的人命輸送」と称して無計画に大陸中の難民をエルジア国境に集結させた事でエルジア国境はスラム化し、環境が悪化して行く。
大陸中の難民を押し付けられた格好となったエルジアは遂に堪忍袋の緒が切れ、西側諸国に侵攻を開始する。
さしあたり、まずはストーンヘンジとそれが設置されている中立国サンサルバシオンを制圧する。
西側諸国もエルジアに対抗するために多国籍軍 ISAF を結成するが、強大なエルジア軍と、巨大対空砲として稼働し始めたストーンヘンジを前に劣勢になって行く。
精鋭パイロットを動員した決死のストーンヘンジ破壊作戦も失敗に終わり、遂にISAFはユージア大陸を放棄、北東の島国"ノースポイント"へ撤退する。
ISAFはそこで戦力の再編成を開始、まず空軍を編成するが、それは機種もコールサインすらも統一されていない、生き残りをただ集めただけの寄せ集めであった。
――最早ISAFの敗北を疑う者は一人も居なかった。
2004年9月19日。ISAFの敗戦を間一髪で救ったパイロットが、反撃の狼煙を上げるまでは。



  • <<登場人物>>

英雄は確かに存在する。俺達の目の前にな。
独立国家連合軍(ISAF)所属のパイロット。
主人公でありプレイヤーの分身。
最初はただの一パイロットに過ぎなかったが度重なる出撃と黄色中隊との戦いを経ることで徐々に頭角を表す。
敵味方からも一目置かれるどころかISAFのシンボルとなるほどの戦果を挙げ「リボン付」「死神」と恐れられることになる。
戦後に行われた分析ではその作戦遂行能力は一個飛行隊に匹敵するとまで評価されるようになる。
本当に人間k(インカミンミッソー、ミッソー!
歴代主人公勢の中でも人気が高く後のシリーズでもF-22のカラーリングバリエーションには必ずメビウス隊仕様が存在する。

  • スカイアイ
今日は俺の誕生日だ。勝利をプレゼントしてくれ!
ISAF軍所属のAWACS。
共に空を翔るナイスガイ。ストーンヘンジの着弾までの時間を教えてくれる優しい奴。
彼に素敵なバースデープレゼントを送ろう。

  • 「私」
――僕らの町を出て行け 侵略者め!
サイドストーリーの主人公であり戦災孤児。
サイドストーリーは成長した彼のナレーションで進行する。
大陸の中心に位置する都市サンサルバシオンの郊外に住む普通の少年だった。
物語の始まりに『13』の数字が付いた戦闘機に撃墜された機が自宅に墜ち、家と家族を同時に失う。
唯一の親族である叔父のもとに身を寄せ日銭を得るため、そして仇である『13』を探すため得意のハーモニカを手に酒場に足繁く通っていた。
『13』を見つけた後は機会を探していたがその内に隊員達と過ごす時間を心地よく感じてしまうようになる。
決心して銃を手にして『13』を襲おうとするが『黄色の4』に見咎められ仇を討つことを諦めてレジスタンス活動を始める。
しかし『13』に見つかり見逃されたことでそれも終わりを迎える。
その後は叔父が蒸発したのを切っ掛けにサンサルバシオンから撤退する黄色中隊に付いていき、そしてファーバンティにて酒場の娘と共に『13』の最期を見届けた。

  • 黄色の13
称えるに値する。
エルジア共和国軍のアクィラ隊、通称黄色中隊を率いるエルジア空軍のエース。
己の戦果よりも僚機を欠かさず帰還することを第一に考える隊長。
また、民間人を巻き込む自軍や基地を襲撃するレジスタンスには怒りを露にし、無敵の黄色中隊に泥をつけたメビウス1を好敵手として称賛する誇り高き軍人であるが、上記の少年の発言に「そんなに俺たちが憎いのか」と返すなど、言い換えれば自分もまた、サンサルバシオンからすれば侵略者の一員に過ぎない事を完全には自覚できていない節がある。
戦況の悪化に伴い隊員が次々に引き抜かれるも任務に従事し、最期はエルジア首都・ファーバンティの上空でメビウス1との熾烈な空戦の末散った。
彼もメビウス1と並んで人気が高く毎回Su-37には黄色中隊のカラーがある。
おそらくモデルは「黄色の14」の異名を持つドイツ空軍のエースパイロット"ハンス・ヨアヒム・マルセイユ"。

  • 黄色の4
了解。撃墜します。
数いる隊員から13が四人を選んで出撃する黄色中隊にあって常に二番機として飛ぶ女性パイロット。
13と同じく軍務には忠実だが仇を討とうとした少年を押さえ見逃すなどの優しさもある。
レジスタンスの攻撃により負傷した上に機体が整備不良のまま出撃しストーンヘンジ防衛戦にて戦死する。
彼女がメビウス1が墜とした初めての黄色中隊機となった。

<<Omega11 I'm ejecten!!>>
ISAFの伝説のパイロット。
出撃の度に必ずといっていい程の頻度で撃墜され、次の任務では何事もなかったかのように戦列に加わっている剛の者(そしてまた撃墜される)。
ストーンヘンジに吹っ飛ばされようが黄色にボコボコにされようが関係ない。むしろ黄色に墜とされるのが真髄。
ゲーム中最大規模の空戦ミッションではミッション中に二度撃墜される という尋常ではない怪現象を引き起こすことも。
この為メビウス1や黄色の13とは別ベクトルで人気が高く不死身のベイルアウターとしての地位を欲しいままとしている。

<<ああっ!ジャン・ルイがやられた!>>


  • <<用語>>

  • ユリシーズ
エスコンの世界で度々語られる巨大隕石。
これの破片の落着によりエルジアには大量の難民が出ることとなり、結果戦争の根本的原因となった。
Xも6もこれが原因で戦争が起こり、3では巨大なクレーターを利用した地下都市が作られた。

  • ストーンヘンジ
正式名称「120cm対地対空両用磁気火薬複合加速方式半自動固定砲」
ユージア大陸をユリシーズから守るために造られた超大型レールガン。
ユージア大陸の中心に位置しその射程はほぼ大陸全土を収める。
戦争初期にエルジアに接収され軍事用に転用された。

  • メガリス
エルジアの外れの島に建造された巨大要塞。
ミサイル発射施設を兼ねており衛星軌道上に残るユリシーズの破片を砕いて隕石の雨を降らせる恐るべき兵器。前々作の最終ステージにそっくり
エルジアの敗北を認めずに蜂起した若手将校が占拠し起動させた。
ちなみにこのメガリス破壊作戦の出撃前にはISAF総司令の演説が聴ける。
是非耳を澄ましてみよう。



  • <<余談>>
本作からストーリー重視の路線に変更された。今までのようにクーデター発生→鎮圧の流れだったが、国対国の戦争、裏で暗躍する組織など、
ストーリーが壮大になっている。3?あれは時代が早すぎt(インカミンミッソー!ミッソー!




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