Jazz/ジャズ(トランスフォーマー)

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Jazz/ジャズ(トランスフォーマー) - (2020/11/03 (火) 18:26:29) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/08/09(火) 00:08:25
更新日:2023/02/23 Thu 19:27:01
所要時間:約 4 分で読めます




よう、ネエちゃん…いい星じゃんかよ!



ジャズとは、映画「トランスフォーマー」に登場するキャラクターである。
日本版G1における和名は「マイスター副官」

所属:Autobots/オートボット
役職:将軍(吹き替えでは戦略参謀)
声:ダリウス・マッカリー
吹替:楠大典



オートボットのナンバー2であり、司令オプティマスプライムの副官を務めている。

GM社系列の小型スポーツカー、ポンティアックの「ソルスティス」に変形。なお、これは彼の見た目重視のビークルの選択によるもの。
1作目に登場したオートボットの中では一番の小柄な体格だが、顔はG1ベースのバイザー装着とだけあってなかなかのイケメン顔。素顔も結構イケてたりする

どこのサイトを見たのか、黒人風のスラング訛りで喋るのが特徴。

いわゆる「お調子者のムードメーカー」的存在だが、実は人一倍仲間想いであり、残虐化が進むオートボットの中では比較的イイ奴だったりする

武器は楯状に変形した右手から放たれる「クレッセントキャノン」



≪劇中での活躍≫

バンブルビーの導きで他のメンバー3人と共に隕石に擬態して地球に飛来し、街中の球場に墜落。それから街に出ると手近にあったカーディーラー店の一番見た目がカッコEソルティスをスキャン。

オプティマスらとバンブルビーに合流し、初変形ではブレイクダンスさながらの逆立ち回転しながらの変形を披露。のっけからミカエラに対しフランクな態度で臨む人柄のよさを見せた。

サムの家では序盤では何故か姿を見せず(小説にあった電線ビリビリはラチェットに変更)、終盤でやっと登場し、サム両親に見つかりそうになった時はポーチの屋根にすっぽり収まる形で隠れていた。かわいい
それから、セクター7の銃を磁力で奪ったり、バンブルビーの放尿からシールドでガードしたりとちゃっかりっぷりを見せる。

だが、バンブルビーがセクター7に捕われた際は
「バンブルビーはどうするんです?このまま殺されて人間の実験材料にさせたりなんかできませんよ」と
唯一彼の身を案じる言葉を発していた。このことで彼を好きになったファンもいるのではなかろうか。














以下、クライマックスのネタバレ注意



ラストの市街地戦で、ブロウルに真っ先に変形しながら飛び掛かり、肉薄しながら砲口を折る戦果を上げる。さらにアイアンハイド、ラチェットとの連携攻撃で一時的に撃破した。

その姿はまさしく勇猛果敢にふさわしい。

だが、直後現れたメガトロンによって戦況は一変―――

レノックスは皆に退くよう指示、だがジャズは単身で先方を切ってメガトロンに立ち向かった。

その心情は計り知れない。だが、オプティマスがいない以上自分が時間稼ぎとして奮闘しなければならない責任感があったのだろう。
しかし、メガトロンの砲撃であっさり吹き飛び、次の登場シーンでは掴まれたままビルの屋上に連れ去られていた。

「その程度かよ!」
「このチビが!」

絶体絶命の状況下でもなお啖呵を切るジャズ。

「一発お見舞いしてやるよ!」


その言葉に対し、メガトロンはこう返す。ジャズの頭と足を掴み――――

「真っ二つにしてやる!」



そのままなす術もなく、ジャズの体は腹から真っ二つに引き裂かれた。腹からスパークをまき散らし…


皮肉にも、オプティマスが到着したのはそのすぐ直後であり、この時メガトロンは引き裂いたジャズの体を別々に放り捨てている。
その後、彼の遺体は戦闘終了時にアイアンハイドにより発見され、オプティマスに知れるところとなった。

「ジャズを救えなかった…」
「オォウ、ジャァズ‥‥」

の流れはあまりに有名。



それから、ジャズは仲間によってコンテナの棺に丁重に送られ、ディセプティコンとは別にローレンシア海溝に葬られることとなった…。


魅力的なキャラクターでありながら、1作目で、しかもあまりに呆気なく衝撃的な死を迎えたキャラとして、その死はいまだに多くのファンから無念に思われている。事実、彼が2,3作目に登場していたらオートボットの見せ方は大分変っていたことだろう。



ちなみに、ジャズが死んだ理由は監督のマイケル・ベイ曰く「一番死にそうになかったから」であること(G1ではムービーでも死ななかった)、「一番引きちぎりやすかったから」とのことだそうだ。





…何その扱いの悪さ。





《ゲーム版》
一方のゲーム版。DS版のディセプティコン側のミッションでジャズを相手に戦うことができる。プレイヤー側はメガトロンを操作するが、楽勝かと言えば・・・

 ・ぴょんぴょん飛んで射撃ロックを外してくるなどめちゃくちゃ素早く動き回り近接攻撃は愚か射撃も当てるのが難しかったりする
 ・一方でジャズ(CPU)側の軽射撃はほぼ命中率100%を誇る
 ・メガトロン(プレイヤー)側の重射撃や近接攻撃に対してはスパアマ判定があり、吹っ飛ばして一気に打ち込む戦術は取れない(基本的にボス戦はそうだが)
 ・一方ジャズ(CPU)側からの重火器攻撃は吹っ飛ばし判定があるため、一度食らうと立ち上がるまでひたすら撃ち込まれる
 ・メガトロンはもっさりしており、きっちり避けないと当たる
 ・一方「オォウ・・・」はクッソ軽快に動く
 ・もちろんジャズをつかんで引きちぎろなんていう便利ムーブは搭載されていない
 ・耐久力もまぁまぁあり、メガトロンの射撃に対し結構持ち堪えてくる


全くもってその真逆で、ディセプティコンのミッションぶっちぎりの難易度を誇り、凶悪な強さを見せる。2020年に懐古目的でyoutubeでダメージなし、重火器命中なしのチートを使った動画が上げられるほど。
その強さの理由として、上で挙げた要素により、今までのボスに対して通用した「グルグル回りながら射撃を撃ち込み体力を削っていく」という戦術を難しくしてくることが挙げられる。オプティマス戦の方が楽なのは言うまでもない。


また、Wii版でオートボット側のミッションをこなしていくと、ブロウルに仕留められてはしまうものの、それまでにブラックアウトとスタスクという二大空中巨人を二人まとめて倒しており、こちらでも結構魅せてくれる。
Mr.真っ二つというイメージをきちんと払拭しているので、ジャズファンはトランスフォーマーのゲームを買ってみて活躍を味わってみてはいかがだろうか。


《玩具》

通常版の他に、全身ボロボロの「ファイナルバトルジャズ」が出ている。
それでもビークルモードには傷一つついてない辺り、車体に傷がつくのを嫌うジャズらしさが感じられる。
ちなみに玩具設定ではG1カラーとなって復活している
  復 活 し て い る

2010.7に発売された「ヒューマンアライアンス」のジャズは、プロポーションやメタリック表現が良く、彼の玩具の中でも特に人気が高い。
2019年、マスターピースシリーズにジャズが搭載された。劇中再現性と完成度は非常に高く、高評価を得た。
どれほど高いかというと・・・・



上半身と下半身を外し、上半身に脊髄をくっつけることでメガトロンに真っ二つにされた時の再現ができる

ところまで再現してしまった。
原作再現もやりすぎるとこうなる
海外ファンからは「タカラはたまにこういうことするからなぁ・・・」とのこと



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