あずきバー

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あずきバー - (2021/01/07 (木) 11:01:53) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/08/26 Wed 17:28:36
更新日:2024/02/14 Wed 22:39:49
所要時間:約 2 分で読めます




井村屋が1972年に発売した40年の古い歴史を持つ小豆アイス。
最近になって販売会社がロッテに変わった。
元々そこまで人気は高く無かったが、ここ数年で人気が一気に上昇し始め、現在は幅広い層に親しまれる名実共に最強の小豆アイス。
極めて個人的な意見だが、スイカバー等と並ぶ「夏の定番」ではないだろうか。
現在は元祖「あずきバー」以外にも多数の類似商品が販売されている。それぞれ微妙に味付けや食感が違うので食べ比べてみてはどうだろうか?


その味は正に「驚くほど美味い」

小豆が一カ所に片寄っておらず、どこをかじっても小豆がほぼ均等にある。
小豆アイス特有のジャリジャリ感がほとんど無い非常に滑らかな食感で、無添加・無着色である事等から「小豆アイス」と言うよりは「固形の善哉」という感覚。
ちなみにマグカップなどに入れて電子レンジでチンすれば本当にぜんざいになる。


アイス界最硬説

そんな美味しいアイスあずきバーだが、他のアイスクリームに比べ非常に固いことで知られている。
冷凍庫から取り出して直ぐの状態で食べるには少々力が必要…どころか、人によっては歯を折る覚悟さえ必要かもしれない。
その硬度はたびたびネタにされるほどである。だが美味しいことは間違いない。
前述の通り乳化剤や安定剤も入っていない無添加の善哉であり、乳固形分もなく空気の含入量も少ないことに加え、
時代の流れにあわせて年々マイナーチェンジで甘さを控えめにしていくにつれてますます固くなっていったという。
ちなみに決定権を持つ井村屋上層部は皆 歯が丈夫 で問題視する声は出なかったとか。

硬さの一例
  • ナイフメーカー「ジー・サカイ」が井村屋の許可を得て硬度の計測をしたところ、測定結果は「数値が変動してしまうため、測定不能*1」だったものの、測定器の表示は一瞬だがHRC300オーバーを示したとされる。
    • 世界で二番目に固い宝石のサファイアがHRC227なので、一瞬でもサファイアを上回る硬度を計測したことになる。
    • なお、ここでの硬度とは“対象物に荷重をかけ、変形してできた窪みの深さを測定する”という「ロックウェル硬度」という指標であり、”傷の付きにくさ”を示す「モース硬度」や、割れにくさを現す靱性とは全くの別物であることは覚えておこう。
  • ちなみにあずきバーの堅さの理由は、砕いた小豆が繊維質となって氷の硬度を上げるとともに融点を上げて解けづらくしているため。
    • 原理としては氷におがくずを埋め込んで砲弾にも耐えられるほど硬度を上げた、パイクリートという氷山空母(ハボクック)のために開発された装甲材と同じ。
      このパイクリートはライフル弾を止められるほど堅いので、あずきバーも下手をすればそのくらいの硬度は有していると思われる。
  • 身近な食べ物をアレンジするおもちゃ「おかしな○○」シリーズを作成している「株式会社タカラトミーアーツ」がこのあずきバーを無謀にもかき氷にするおもちゃを販売している。
    • 開発秘話では6つも試作品を作るなどしていたらしく、圧倒的な固さのせいで削る為のハンドルが破損したり重すぎて回らないなどの失敗を経て、
      最終的にスティックを避けながら削るのが不可能という点から「専用の装置でスティックを引き抜いてから削る」という苦労の滲み出た方法を取っている。
  • 2019年10月現在、未だあずきバーが凶器となった殺人事件は発生していない。


凄まじい硬度を誇るアイスな為、幼女に渡すと大きなお兄ちゃん達の目の保養になる(一心不乱であずきバーをペロペロする幼女に興奮する大人達多数)。

余談

製造している井村屋は胸を強調した制服で有名なアメリカの喫茶レストラン『アンナミラーズ』の日本代理店としても知られる。
テレビ東京の『カンブリア宮殿』で井村屋が特集された際には、あずきバーなどの井村屋商品とともにアンナミラーズも名物のパイとともに紹介された。



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