ΖΖガンダムのバリエーション

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ΖΖガンダムのバリエーション - (2019/03/03 (日) 03:38:47) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/05/01(火) 01:04:37
更新日:2024/01/14 Sun 22:00:51
所要時間:約 7 分で読めます




この項目では「ΖΖガンダム」のバリエーション機体について紹介する。
以下の機体は個別項目を参照。



■プロトタイプΖΖガンダム
型式番号:MSZ-009

「M-MSV」に登場。
アナハイム・エレクトロニクス(AE)社がΖプロジェクトで造ったエゥーゴの試作機。開発担当はレシル博士。
Ζガンダムの可変機構を発展させた分離・合体機構を採用していて、上半身はGトップ0型、下半身はGベース0型になる。
武装は基本的に背中のビームキャノンだけで、この時点ではまだハイメガキャノンはない。

エゥーゴの旗機として開発されたΖガンダムは高い戦果を挙げていたが、大火力・多機能化したMSが台頭し始めると徐々に苦戦を強いられるようになった。
そこでエゥーゴ上層部はAEに新型機の開発を要請。その際、「50MW級のビーム砲の搭載」と「高さは20m以内」という要求が出された。
しかし、当時の技術力を考えるとこれらの両立はかなりの無茶ぶりであった。
なんとか達成しようと博士は開発に着手。
通常のジェネレーターだと高出力ビーム砲を使うためには複数搭載せねばならず、しかも機体サイズが最低25mは必要であった。そのため、博士はジェネレーターを小型化して二つ搭載するが、実際には出力が足らず、更にもう一つ積まねばならないことが判明。
これ以上積むと20mを超えるため、結局この問題は解決できなかったが、とりあえず2機が完成した。

早速1号機にテストパイロットのイブンを乗せ、MS形態での試験運用を開始。
…が、制御不能に陥って機体が暴走。イブンはスタッフとして参加していた兄アーサーに助けられたが、機体は自爆した。
この結果から、更にパイロットの安全性も考慮しなければならなくなったが、博士は新たにコアブロックシステムの採用を発案。
これならば生存率が高まる上、三つ目のジェネレーターも積めるため、まさに一石二鳥であった。

こうして開発コード「θガンダム」は完成し、新たに「ΖΖガンダム」と名付けられ、実戦投入されることとなった。
ちなみに頭頂高もギリギリ20m以内に収まっている。

一方、2号機はアイン・ラベルとマイク・シュミットが搭乗。
ティターンズの部隊とテスト中に遭遇してほぼ丸腰での戦闘を余儀なくされ、新型ビームライフルを受け取って応戦したものの、4発撃っただけで右腕ごと吹っ飛んでしまった。



■プロトタイプΖΖガンダムB型
型式番号:MSZ-009B(MSZ-009-2)

2号機の改修型で、各種武装のテスト機。
ジェネレーターを新型に換装したことで出力が倍以上まで跳ね上がった。
頭部にはハイメガキャノンが追加されるなど、ΖΖガンダムにかなり近くなった。

月面における動作試験中、謎のモビルスーツ墓場でゾンビープロトタイプサイコガンダム大型化試作機と死闘を繰り広げたという戦闘記録が存在するらしいが、詳細は不明。



■ZZ-GR(ズィーズィー・ジーアール)
型式番号:MSZ-010S

EVOLVE」に登場。
ハマーンキュベレイとの戦闘で大破したΖΖガンダムを改修。
コアベースはなく、代わりにあり合わせのパーツで造った下半身とバックパックを装着している。なお、下半身はジムⅢの物をベースにしているらしい。
コアトップは全体的なシルエットこそほとんど変わってないが、改修の影響で細部が変更されている。

ジュドーがジュピトリスⅡに乗り込んだ際に持ち込んでおり、ネオ・ジオン軍残党から亡命者のキュベレイを守るために出撃。
途中で推進剤が切れてしまうが、リィナ達から送られてきた新たなコアベースと合体して難を逃れた。



■スーパーGフォートレス
型式番号:FX-010A、FA-010X(MS形態時)

ΖΖガンダムの強化案の一つ。
高速巡洋艦に匹敵する戦闘力を持たせるべく、ハイパーメガランチャーとミサイルランチャーを増設して火力を上げると共にプロペラントタンクも追加することで航続距離を延伸させている。
MS形態にも変形可能だが、その場合はミサイルランチャーをパージする必要がある。
ΖΖガンダムは主にMS形態で戦闘を行っていたため、そちらの方を強化した方が良いと判断されてフルアーマープランが採用されることとなり、こちらは廃案とされた。



■量産型ΖΖガンダム
型式番号:MSZ-013

「M-MSV」に登場。
ΖΖガンダムの量産仕様。
可変及び分離・合体機構、コアブロックシステムをオミットしてコスト低減を図っている。
バックパックは小型化され、バイザー型を採用したことで顔はジムっぽくなった。
デコには簡易型ハイメガキャノンを内蔵するなど、ベース機をも凌駕する火力が与えられているが、高出力ビーム兵器を使うために高出力ジェネレーターを積まざるを得なかったせいでせっかく下げたコストが再び上がってしまった。
結局量産はされず、4機だけ造られた。

その内の1機が漫画『機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』で登場。パイロットのブレイア・リュードの操縦で高い性能を生かしたが、あまりの無茶な乗り方をしている事へ整備員が苦労している。
その後、戦闘中にブレイアがガンダムデルタカイに乗り換えた為、乗り捨て同然で放置されてしまった。そして、デルタカイのパイロットであったイング・リュードが搭乗し、暴走するナイトロ搭載型のサイコガンダムを最大出力の簡易型ハイメガキャノンとメガ粒子砲で撃破するものの、出力に耐え切れなかった頭部及びコクピットが跡形もなく消滅した。



■メガゼータ
型式番号:MSZ-009M

逆襲のギガンティス」に登場。
プロトタイプΖΖ(恐らくB型)の改装型。
恐ろしいことにアムロ曰く「出力がΖΖガンダムの倍はある」らしい。それが本当なら、本機の出力は15,000kW近いということに…。V2ガンダムもびっくりである。
事実かなりのじゃじゃ馬機体のようで、ΖΖに乗り慣れているはずのジュドーですら振り回される程。
分離・変形機構はそのままで、上半身はGソニック、下半身はGアタッカーになる。
ちなみに各コクピットは副座式だが、MS形態ならどっちか一つに一人乗ってれば動かせる。
武装面で注目出来る所は、アホな程高い出力のお陰か頭のハイメガキャノンがかなり短い間隔で連射可能な点。
更にΖ系列としては初の本格的サイコミュ兵器を搭載し、両腕をサイコミュ・ハンドとして飛ばせる。
パイロットによっては、鍔ぜり合いしている相手をそのまま吹っ飛ばす等応用が利くようだ。

木星で確認された100メートル級の超巨大MSに対抗するため用意し、ジュドーとアムロが搭乗した。
赤い伝説巨人が木星に集まった戦力を壊滅させた後はシャアと共闘。
巨人の中核となっていたミネバと彼女を助けに行ったジュドーのいるコクピットを引きずり出し、なんとか破壊に成功する。



■ガンプ
「スカルハート」、「Vガンダム外伝」に登場。
木星船団/ダンディ・ライオンで使われているMS。
幾度とない戦いや年月で各部がジャンクパーツや規格外品で補填されており、ほとんど原形を留めていない。
その為U.C.0120年代では、パイロット以外元がどんなMSだったのか分からなくなっている。
頭部に付けられたセンサーカバーの下にはΖΖガンダムの頭が隠れている。
当然、分離・合体機構はもはや機能していない。

「木星じいさん」ことグレイ・ストークが搭乗し、トビアウッソと共に木星帝国やザンスカール帝国と戦い、最後はハイメガキャノンを発射して自壊した。
ハイメガキャノン発射時のグレイ・ストークの台詞は作中の経過時間も相俟って非常に感慨深いものがある。
幾つもの戦いを共に経て、ガンプと呼び名が変わるまで使い続けた彼の強い愛着が見える。



■ΖΖガンダム試作機
「G-STRATEGY」に登場。
最初に製造されたΖΖらしいが、詳細は不明。
アムロ専用らしき機体も存在し、肩のバインダーが簡易型に換えられ、ビームライフルは百式と同じ物を装備している。



■スーパーΖΖガンダム
「Gの伝説」に登場。
可変機構がオミットされていて、40m以上の全高とかなりの大型機。なので、戦場までは専用輸送機で運ばれる。
核融合炉が全く遮蔽されていないせいで常に放射線がバラ撒かれていて非常に危険。
「耐放射能ニュータイプ」なる存在がパイロットを務めている。



■ΖΖⅡ(ダブルゼータ・ツヴァイ)
型式番号:MSZZ-000

地上用の大型機。こちらも全高は40m以上で変形はしない。
その巨体を活かして多数の兵員を運べる。
換装すれば宇宙でも運用可能。




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